4月4日(木) に行われた 始業式での校長先生のお話を紹介します
令和6年度が始まりました。改めて、皆さん、それぞれの学年への進級、おめでとうございます。春休み、未来の自分への解決志向の質問をして、自分なりの答えを見つけることができましたか?
今、新年度の決意を発表してくれた3名の代表のみなさんありがとう。これからどう頑張っていくか、しっかりと自分なりの答えを見つけ意欲をもっていることが伝わってきましたよ。
さて、今年度も天竜中では、「一人一人のよさが輝く学校」を目指して四つの力を身に付ける「天竜中キャリア教育」に取り組んでいきます。
そして、それによって、皆さんにどんな生徒になってほしいと願っているか、それを目標として示したものが
「学校教育目標」である「多様性を認め合い、志をもって主体的に生きる生徒の育成」です。 目標の意味については、3年生には、昨年度も説明しましたが、新しい年度のスタートですので、再度説明します。
令和6年度が始まりました。改めて、皆さん、それぞれの学年への進級、おめでとうございます。春休み、未来の自分への解決志向の質問をして、自分なりの答えを見つけることができましたか?
今、新年度の決意を発表してくれた3名の代表のみなさんありがとう。これからどう頑張っていくか、しっかりと自分なりの答えを見つけ意欲をもっていることが伝わってきましたよ。
さて、今年度も天竜中では、「一人一人のよさが輝く学校」を目指して四つの力を身に付ける「天竜中キャリア教育」に取り組んでいきます。
そして、それによって、皆さんにどんな生徒になってほしいと願っているか、それを目標として示したものが
「学校教育目標」である「多様性を認め合い、志をもって主体的に生きる生徒の育成」です。 目標の意味については、3年生には、昨年度も説明しましたが、新しい年度のスタートですので、再度説明します。
まず「多様性を認め合い」とは、
学校生活の中で一人一人が安心して自分らしい「よさ」を発揮し、他者の「よさ」も尊重し、お互いに多様な考えを認め合うことです。
「志をもって」とは、
他者と力を合わせて学び合うことを通して、自分の「よさ」を高め、人のためや社会のために生かしていこうとする「15歳の志」を抱くことです。
そして「主体的に生きる」とは、
自分から進んで新しいことに挑戦したり、困難なことを乗り越えたり、他者とともに新しいことを作り上げたりすることに取り組むことです。
この学校教育目標を天竜中の生徒、先生みんなで目指して達成していきます。
学校生活の中で一人一人が安心して自分らしい「よさ」を発揮し、他者の「よさ」も尊重し、お互いに多様な考えを認め合うことです。
「志をもって」とは、
他者と力を合わせて学び合うことを通して、自分の「よさ」を高め、人のためや社会のために生かしていこうとする「15歳の志」を抱くことです。
そして「主体的に生きる」とは、
自分から進んで新しいことに挑戦したり、困難なことを乗り越えたり、他者とともに新しいことを作り上げたりすることに取り組むことです。
この学校教育目標を天竜中の生徒、先生みんなで目指して達成していきます。
この目標の達成のために、それぞれの学年に伝えているキーワードは今年も「15歳の志」と「14歳の挑戦」。
今日は「志」と「挑戦」という言葉について話をします。
まずは「志」この漢字の意味について話します。
これは足跡の絵 そして、これは、心臓の絵。この二つを縦に並べた間に 一本横線をいれます。この絵を漢字にしたのが「志」という漢字。
足跡の形を漢字にすると「之(ゆく)」、これを略した漢字が「士」。横棒は出発地点、スタートラインを表します。そして線の下の心臓を漢字にしたのが「心」。
「スタートラインから一歩前に踏み出す自分の心が目指す方向」という意味の漢字が「志」。
そして「志」にはもう一つ、大事な意味があります。それは「相手のためを思う気持ち、感謝の気持ち」という意味です。
私は、この両方を合わせて、「志」とは、「人のため、社会のためになろうとする心の目指す方向」であると解釈しています。だから、3年生にもってほしい「15歳の志」は自分のためだけのものではない、ということを覚えておいてください。
今日は「志」と「挑戦」という言葉について話をします。
まずは「志」この漢字の意味について話します。
これは足跡の絵 そして、これは、心臓の絵。この二つを縦に並べた間に 一本横線をいれます。この絵を漢字にしたのが「志」という漢字。
足跡の形を漢字にすると「之(ゆく)」、これを略した漢字が「士」。横棒は出発地点、スタートラインを表します。そして線の下の心臓を漢字にしたのが「心」。
「スタートラインから一歩前に踏み出す自分の心が目指す方向」という意味の漢字が「志」。
そして「志」にはもう一つ、大事な意味があります。それは「相手のためを思う気持ち、感謝の気持ち」という意味です。
私は、この両方を合わせて、「志」とは、「人のため、社会のためになろうとする心の目指す方向」であると解釈しています。だから、3年生にもってほしい「15歳の志」は自分のためだけのものではない、ということを覚えておいてください。
次は、「挑戦」について話します。
2年生は、「13歳の自律」から一歩進んで、中身の成長のために「14歳の挑戦」が始まります。
挑戦の結果を表すとき、「成功、失敗」という言葉を使いますね。でも今年からは「失敗」という言葉はなしにしましょう。
失敗してはダメ、と言っているのではありません。ではうまくいかなかったことを何と言うか、これからは、「挑戦の結果には、成功と成功に向かう学習がある」と言いたいと思います。つまり、うまくいかなかったら、その原因を分析し、次はどうするかを考えて実行する。そうすることが「成功に向かう学習」です。
これをすれば失敗はただの失敗ではなくなります。この学習を積み重ねた先に、成功がある。挑戦してうまくいかなかったとしても、「成功に向かう学習」を経験したんだと考え、次の一歩を踏み出すことが大事だということです。
2年生は、「13歳の自律」から一歩進んで、中身の成長のために「14歳の挑戦」が始まります。
挑戦の結果を表すとき、「成功、失敗」という言葉を使いますね。でも今年からは「失敗」という言葉はなしにしましょう。
失敗してはダメ、と言っているのではありません。ではうまくいかなかったことを何と言うか、これからは、「挑戦の結果には、成功と成功に向かう学習がある」と言いたいと思います。つまり、うまくいかなかったら、その原因を分析し、次はどうするかを考えて実行する。そうすることが「成功に向かう学習」です。
これをすれば失敗はただの失敗ではなくなります。この学習を積み重ねた先に、成功がある。挑戦してうまくいかなかったとしても、「成功に向かう学習」を経験したんだと考え、次の一歩を踏み出すことが大事だということです。
以前、車椅子テニスの小田凱人選手を紹介しましたが、彼が1月に全豪オープンテニス車椅子の部男子シングルで優勝しました。その小田選手の子供たちに向けたメッセージを紹介します。
「もしも何かに悩んでいる子供たちに僕が伝えられることがあるとしたら、悩みたい時は素直に悩んでいいということ。落ち込んだっていいし、ふさぎ込んでもいい。悩んでいる自分にあらがう方がよくないと思う。その後に、新しく夢中になれるものが何か一つでも見つかれば、決して無駄にはならないはず。あの時つらいことがあったから、こうなれた、と胸を張って言える自分が待っていると思う」
うまくいかなかったら落ち込んでもいい。でもただ落ち込むだけで終わってはダメ、そこから学んで、新たな一歩を踏み出すことが大事なんだと教えてくれています。
「もしも何かに悩んでいる子供たちに僕が伝えられることがあるとしたら、悩みたい時は素直に悩んでいいということ。落ち込んだっていいし、ふさぎ込んでもいい。悩んでいる自分にあらがう方がよくないと思う。その後に、新しく夢中になれるものが何か一つでも見つかれば、決して無駄にはならないはず。あの時つらいことがあったから、こうなれた、と胸を張って言える自分が待っていると思う」
うまくいかなかったら落ち込んでもいい。でもただ落ち込むだけで終わってはダメ、そこから学んで、新たな一歩を踏み出すことが大事なんだと教えてくれています。
天中の合言葉は、今年も「やっちゃえ!天中」
何事もやってみなければ始まりません。自分と他者を傷つけること以外だったら、いいと思ったことはどんどんやってみましょう。うまくいかなかったら、成功に向かう学習を積み重なればいい。万が一よくないことをやってしまったと思ったら、素直に「ごめんなさい」を言う。これは人としての基本。「やっちゃえ」とはそういうことです。
今年度も、友達と先輩と後輩と先生たちみんなで、お互い「よさ」を磨き合って、「多様性を認め合い、志をもって主体的に生きる」生徒と先生がいる天竜中にしていきましょう。
最後に一つ忘れないでほしいことがあります。それは、「自分が正しいと思うことや価値があると思うことを、他人も同じように思っているとは限らない」ということ。全く同じ思いや考えをもっている人はいない。得意なことも苦手なことも違う。それが人間同士。これを間違うと、自分と違う人を仲間外れにしようとしていじめが起きる。自分とは違う他者の気持ちを想像できることが大事。それが多様性を認め合える天中の姿です。
そのことを忘れないでください。
それでは、今日から、新生 天竜中のスタートです。
何事もやってみなければ始まりません。自分と他者を傷つけること以外だったら、いいと思ったことはどんどんやってみましょう。うまくいかなかったら、成功に向かう学習を積み重なればいい。万が一よくないことをやってしまったと思ったら、素直に「ごめんなさい」を言う。これは人としての基本。「やっちゃえ」とはそういうことです。
今年度も、友達と先輩と後輩と先生たちみんなで、お互い「よさ」を磨き合って、「多様性を認め合い、志をもって主体的に生きる」生徒と先生がいる天竜中にしていきましょう。
最後に一つ忘れないでほしいことがあります。それは、「自分が正しいと思うことや価値があると思うことを、他人も同じように思っているとは限らない」ということ。全く同じ思いや考えをもっている人はいない。得意なことも苦手なことも違う。それが人間同士。これを間違うと、自分と違う人を仲間外れにしようとしていじめが起きる。自分とは違う他者の気持ちを想像できることが大事。それが多様性を認め合える天中の姿です。
そのことを忘れないでください。
それでは、今日から、新生 天竜中のスタートです。