生徒の中には、自分で改善できるところを見つけ、考えて生活できる子も増えてきています
先日、あるクラスでこんなエピソードがありました。
黒板消しクリーナーから、チョークの粉が舞ってしまいます。
生徒がクリーナーの中を見ると、内袋が破れていたので交換してほしいと、職員室に破れた内袋を持ってきました。
交換してみましたが、やっぱり粉が舞います。
今度は、黒板消しクリーナーの本体を持って、職員室に来ました。
中を見てみると、袋の外もチョークの粉だらけです。この粉を掃除してみるよう、アドバイスしました。
生徒はがんばって掃除してみましたが、どうも見えないところにも粉は入り込んでいるようで、状況は変わりませんでした。
再度、黒板消しクリーナーを持って来室したため、職員室で代替品と交換し、用務員さんに分解清掃をしていただきました。
分解清掃後、新品のようにきれいになった黒板消しクリーナーを教室にお返しすることができました。
生徒たちは喜んで、御礼にきてくれました。
学校財務改善は、お金をかけることだけではありません。人に頼むことだけでもありません。
自分たちでできることはないか考えて生活を工夫することも、学校改善です。
「大人になるための学校」高台中学校では、生徒も一緒になって学校財務について考えるきっかけを作り、より良い環境にするための工夫を幅広い視野から考え続けています。