大人に…

2025年6月13日
    正門から入ってくると正面にある「三中のひびき」
    その左奥に、ちょっと古い、石でできた座像があります
    池の周りが整備されたときからあると思われるので50年近く経つのでしょう。
    三ヶ日中の生徒ならすっかり見慣れていると思いますが、誰の像なのかご存じですか❓

    像の右の石柱に名前が彫られていますね
    「二宮尊徳先生像」と読めます。
    「二宮尊徳」さん、つまり「二宮金次郎」さんですね

    二宮金次郎像といえば、薪を背負い本を読む子どもの頃の姿が一般的です。

    三ヶ日地区の各小学校の二宮金次郎像もその姿です。
    ↑三ヶ日東小学校の二宮さん
    ↑三ヶ日西小学校の二宮さん
    ↑尾奈小学校の二宮さん
    ↑平山小学校の二宮さん
    実は三ヶ日中学校の会議室にある像が子どもの頃の二宮金次郎さんだと聞いたことがあります。
    でもこの像は薪を背負っておらず、また手には草鞋を持ち、本は懐に入れています。
    14歳の頃の金次郎さんは、朝早起きして薪をとりに行き、夜は草鞋を作って一家の生計を助けていたそうです。
    数々の苦労を乗り越え、努力を重ねながら大人になり、幕府に仕えるまでに大成した二宮尊徳さんの像が池の横の座像です
    近頃は小学校にあるような二宮金次郎像が撤去されることがあるそうで少し残念です
    三ヶ日地区ではまだ二宮金次郎像、二宮尊徳像が残されています。
    各小学校に子どもの頃の二之宮金次郎さんの立像があって、中学校には大人になった二宮尊徳さんの座像があるのは「中学校は大人になるための学校」ということにもつながっているようで、嬉しく思いますlaugh
    これからこの像を見る時にはそんな気持ちを込めて見てみたいと思います