水辺の安全講座

2024年7月9日
     舞阪総合体育館の職員の方達をお招きして、2、4、6年生を対象に水辺の安全教室を行いました。
     どの学年も、まず、着衣のまま水の中に入ることで動きにくさを体感しました。動きにくいからこそ、泳ぐよりも浮いて待つことが重要になるそうです。どうしても泳がなくてはいけない場合には、背浮きの状態で行う背面での平泳ぎのような泳ぎであるエレメンタリーバックストロークという泳ぎ方をするとよいようです。背浮きはできても、こちらの泳ぎは6年生にも難しかったようです。
     その後、ペットボトルを用いて浮く練習をしました。ペットボトル1つあるだけで簡単に浮くことができることを知った子供たちはうれしそうに浮かんでいました。服の中に入れることで両手が自由になることを知った子供たちはその通りに実践し、「本当だぁ。」と感心する子や「どっかへいっちゃう。」と困っている子などいろいろな様子が見られました。
     最後は、ライフジャケットを用いた活動です。ライフジャケットは、股の下のベルトをしっかり引くことで固定され、安定して利用することができます。逆に、ベルトがゆるいと頭がライフジャケットの中に入ってしまい溺れてしまう可能性もあるそうです。正しくジャケットを着用した子供たちは、体を起こした浮き方や体を伸ばした浮き方を体験していました。体を起こすことで互いの顔が見えるようになり、浮いているときも安心できそうです。また、体を伸ばした際は、互いに手をつなぐことで同じ効果があるようです。最後には、クラスごとに円をつくって気持ちよさそうに浮くことができていました。
     夏になり、水辺の事故のニュースが多く聞こえてきます。海や川、自然に親しむ際には安全面を考え、常にライフジャケットを着用してほしいと思います。
     1時間と短い時間でしたが、大切なことをたくさん学ぶことができました。どうもありがとうございました。(文責;教頭)
     
    【2年生】
    【4年生】
    【6年生】