今日は、水曜日から延期になっていた地域探検に全校で出かけました。
毎年、くんまの自然や歴史、産業の様子などを知るために、地域を探検しています。今年の行先は大栗安です。
2つのグループに分かれ、ウォークラリーでグループで協力し、ミッションに挑戦しながら進みます。「生き物を見つける」「それぞれの棚田についてわかったことを書く」などの9つのミッションがあります。こどもたちは全部達成できるでしょうか。
今回のルートは大栗安にある「檜曽礼」「大栗安」の棚田を2つめぐります。地域の方が、案内をし、詳しく説明をしてくださいます。
はじめに、檜曽礼の棚田に向かいます。両側の木々はしっかりと手入れがされていて、地面まで日光が届くようになっています。近くにあった原木栽培のしいたけは、その恵みを受けておいしく育つとのだと教えていただきました。
檜曽礼の棚田で、さっそく「棚田についてわかったことを書こう」のミッションスタートです。
この棚田の石垣には「渡り石」と呼ばれる石があります。この石を渡って、草刈りなどをするそうです。昔の方の知恵ですね。
大栗安の棚田でも同じミッションがあります。大栗安では、「棚田クイズ」が出されました。なかなかの難問ぞろい。クイズを解きながら、棚田の歴史やお米について学ぶことができました。
こどもから、ふと「大栗安の棚田は檜曽礼の棚田より小さいね」というつぶやきが。それを聞いた地域の方が斜面の角度が急だと棚田の面積が小さくなるのだと教えていただきました。
ミッションはどちらのグループも無事全部クリアです。達成するのに難しいミッションもあったようですが、最後までやりぬくことができました。
こどもたちが地域のよさ、歴史について実感を伴って学べたのも地域の方の御協力のおかげです。本当にありがとうございました。これからも地域の方とともに学ぶ機会を活用し、こどもたちのくんまを大切にする気持ちを育てていきたいと思います。