「生涯を通じて絵画を描くのはこれが最後になる生徒もいるかも。」と指導者の話がありました。3年生が美術科の授業で「今を生きる『私絵』」という学習に取り組んでいます。行事に取り組んだり受験を控えたりの中学3年生の複雑な気持ちの自画像を鉛筆で描いています。写真を見ながら鉛筆の使い方を工夫して明暗を調節しています。写真をプリントした用紙には折り目がついています。自分が描いた絵と折った写真とを並べて,訂正箇所を見つけています。消しゴムや指でぼかしを付けるなどの技法も取り入れて,どの生徒の作品も素晴らしい仕上がりになっています。そのレベルの高さに驚きました。授業の最後には,タブレットで写真を撮り,その写真の横に今日の反省を打ち込んでいます。指導者の気持ちが伝わる熱のこもった授業です。