校長のつぶやき・入学式式辞

2023年4月13日
     3月、小学校を巣立ってきたみなさん、ようこそ北浜中学校へ。やっとコロナウイルス感染症への対応が緩和されることになりました。明るい兆しが伺える穏やかな春の日に、地域の方々、保護者の皆様が見守る中で、令和5年度浜松市立北浜中学校入学式を挙行できることを心から感謝申し上げます。
     
     221名の皆さん、あらためて入学おめでとうございます。今の気持ち、いかがですか?希望に満ち溢れている、やってみたいことがたくさん、勉強も部活もがんばりたい、一方で、そうはいっても少し不安、仲良くやっていけるのかなあ、そういった気持ちもあるのかもしれません。
     
     まずは、入学というスタートラインに立てたことに、自分自身を褒め認めてください。今日はそれで充分です。
     
     来週からいよいよ中学校生活が始まります。中学校は、皆さんにとって次のような場になるといいです。
    一つ、小学校で身に付けたことを生かす場。
    一つ、小学校でうまくいかなかったことをやり直す場。
    一つ、小学校では経験したことがないことを学ぶ場。
     
     小学校での学びや経験で、それぞれの個性や良さ、強みが見つかり、成長してきました。ひょっとしたら納得できていないこともあるのかもしれません。北中でもう一回、いや何度でもやり直すチャンスがあります。さらには、小学校にはなかった教科の学習、毎日の部活動、生徒会活動など、新たに挑戦できることがたくさんあります。

     さて、北中の先生方に聞くと、うちの3年生はすごいよ!と言います。今年の3年生ではありません。うちの3年生、北中の3年生です。北中での学びや経験で、逞しくもあり優しくもあるスーパーリーダーに育つのだと思いました。皆さんには、頼もしい先輩がたくさんいます。もちろん、皆さんに思いをはせ関わる先生方もたくさんいます。私も皆さんと同じ、4月から北中で生活をスタートさせる一年生。共にアイデアを出し、力を合わせ、たくさんのことに挑戦し成長していきましょう。
     
     保護者の皆様、お子様の御入学、心よりお祝い申し上げます。一歩一歩前に進んでいけることばかりではないのかもしれません。立ち止まることも、後戻りすることもあろうかと思います。自分の力で、時には人の力を借りながら挑戦できる子に、支え導いていける教職員集団でありたい、そのためには私自身が精一杯尽力することをお約束し、式辞といたします。
     
                   令和5年4月7日  浜松市立北浜中学校長  岡田 芳樹