修了式   1、2年生に期待すること

2023年3月18日
     今日で、令和4年度のすべてが終わりになります。昨日は、3年生の卒業式がありました。1年生は総練習の場で、2年生は、実際の卒業式に参加しましたが、どうでしたか。「先輩が、自らの行動で導いていく」「後輩は、その姿やアドバイスから学んでいく」という、北浜中のよき伝統をつなぐ本年度最後の場面だったと思います。この一年間、先輩からたくさんのことを学んできました。・・・昨日の卒業式そして、今日の修了式は、ここにいる皆さんにこれからの北浜中を託された、新たなスタートの日であるともいえるかもしれません。
     さてこの一年間、縦割り、各学年、各学級において目標を掲げて、様々な活動に取り組んできました。その目標達成に向けて、一人一人が、自らの役割を自覚し、互いにコミュニケーションをとりながら、助け合う・協働するという「チームとしての姿」を生徒の皆さんはもちろん、先生方からたくさん見ることができました。昨日の卒業式に向けた事前準備・片付けもその姿だったと思います。ありがとうございました。
     1年生の皆さん、入学式の頃を思い起こせば、見た目だけでなく、一人一人の意識も中学生になったように感じます。常に自分たちのあり様を振り返り、よくないことは改善に向けて皆で考えるという、ルーティーンができているからでしょうか、人のせいにしない・他に依存しないというそんな雰囲気が集団の中に芽生えてきていることが素晴らしいなと思います。
     2年生の皆さん、自分たちが後輩を自らの姿やアドバイスで導く立場になり、たくましさも感じられるようになりました。生徒会や各委員会の取り組みには、「先輩と同じことをやる、先生に言われたことをやる」を超えた、工夫した取り組みが見られることが素晴らしく、とてもうれしく思います。継続するべきは継続しつつ、今の2年生らしさを発揮しながら、最上級生として、新たな北浜中学校を創り上げてもらいたいと思います。
     そして、8、9組の皆さん、皆さんのつながりはとても強いな、お互いのことを本当に分かりあっているなという気がします。整列時の態度、授業と休み時間のけじめ、給食の準備・片付け、作業学習への取り組みなど、自立に向けて一歩一歩確実に前進している、成長していると思います。
     卒業生にも伝えましたが、私の皆さん期待することとして、「自分なりの考え・信念のようなものを持ってほしい。ただ、それを他人には押し付けないでほしい」という話をしました。学校教育目標「自他を敬愛し、自立できる生徒」にも通じることだと思います。これは、一人一人互いの考えを認め合いましょうということです。それぞれの考えが、一緒の時もあれば、違う時もある。違う時には、自分の考えばかり主張するのではなく、互いの考えを尊重しつつ、話し合いを通して、さらによりよい考え(答え)を見つけ出してほしいなということです。皆さんが人間関係で悩んだりトラブルになったりしている原因のほとんどが、考え方の違いや思い違い、コミュニケーション不足なのではないでしょうか。全員が仲良しにならなくてもいい。でも、「どんな人とも普通にやっていける」これは、大人にも言えますがとても大切なことだと思います。
     この後、いよいよ最後になる、学年・学級の人たちや担任の先生といい時間を過ごし、本年度をやり切って下さい。1年間よく頑張りました。ありがとうございました。