本日は、「令和4年度浜松市立北浜中学校卒業証書授与式」を、PTA常任委員をはじめとする保護者の皆様、学校運営協議会委員の皆様の御臨席を賜り、挙行できますことを、心から感謝申し上げます。
215名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。いよいよ中学校生活の最後の日を迎えました。今、皆さんはどのようなことを思い、何を感じていますか。今日の卒業式に臨む皆さんの姿が、3年間の中学校生活がどうであたかを表し、それを見守る2年生に多くの学びを与えているように思います。
さて、先日は、生徒会が主催する「3年生を送る会」がありました。吹奏楽部・太鼓部の演奏、2つのコラボは初めてでしたね、そして、クイズでの振り返り、「3月9日」の3年職員による歌、虹色文化発表会をほうふつさせる「ジャンボリミッキー」のダンス、さらには、3年部先生作成の思い出スライド、1,2年時にお世話になった先生からのメッセージ、1,2年生の合唱披露・メッセージの贈呈、現生徒会長からの贈る言葉、そして、前生徒会長からのお礼の言葉と、今までにない工夫、サプライズも見られました。同級生、先輩後輩、生徒と先生の良好な関係性が自然に表れた、「感謝を表し、伝統をつなぐ」とてもいい空間・いい時間でした。その中で、この北浜中で、先生としてスタートし、皆さんと3年間共に過ごしてきた山川先生が作成したあのスライドはどうでしたか。写真1枚1枚、BGM、メッセージ・・・「卒業生のために・・・、卒業生に喜んでもらいたい・・・」という純粋な思いが込められたスライドは、時間を惜しむことなくその作成をやり遂げ、披露できたというその過程も含めて、皆さんへの最高の贈り物だったのではないでしょうか。最後の最後のメッセージ「先生たちはみんなのことが大好きで どんな時でも心から応援しているよ」は、しっかり皆さんに伝わっているなと感じました。
私から最後に皆さんへ投げ掛けたいことを1つ伝えます。
先日の昼の放送インタビューで、「北中生に期待することは?」という質問に
私は「自分の考え、信念のようなものを持ってほしい。つくりあげていってほしい。ただ、それを他人には、押しつけないでほしい」と答えました。小学生から高校生になろうとする今、自分はこんな生き方をしたいという考えや信念のようなものはあるのでしょうか。15歳という年齢で、明確にあるとしたら、逆にすごいことなのかもしれませんね。
皆さんにいつも振るばかりですので、最後くらいは・・・私の考え・信念と言えるのか?という感じですが、述べてみます。それは「素直に生きる」ということです。私が思う「素直」とは、他人から言われたことを何でも、「はい、わかりました」とすぐ返事をして行動するということではありません。「自分の周りに起こったことや自分が置かれた状況を、ありのままに事実(真実)に沿って受け止める、対応する」ということです。「自分の都合や損得、意味のないプライドをもとに、物事を判断しない」ということでしょうか。そう言いながら、まだまだ修行が足りませんので、できていないように思います。でも、これからもそうありたいなとは思っています。これは、私の考えで、皆さんにとって正しいかどうかわかりません。是非、皆さん一人一人が、自分なりの考え・信念を持って、これからの生活を常に前向きなものにしていってほしいなと思っています。そして、それを他人には押し付けない。・・・正解は、皆さん一人一人の中にある。・・・だから、他の人と(家族であっても)答えが違うことがありますよね。違うことがあるのがあたり前といってもいいのかもしれません。そんな時は、対立するのではなく、話し合って、さらによりよい正解を一緒に導き出すということが大事なことなのでしょうか。
保護者の皆様に一言申し上げます。お子様の御卒業、心よりお祝い申し上げます。
卒業生そして保護者の皆様とは、入学式から今日の卒業式まで、私も同じ時間をこの北浜中学校で共に過ごした3年間でした。これも縁があったということだと思います。いろいろなことがありましたが、本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました。ここにいる3年生、昨日の学年全体のお別れ会の様子からも、「人の気持ちを受け止めて行動できる集団、そんな一人一人」に成長しているなと心から感じました。そして、子どもたちの成長とともに、保護者の皆様、私たち教職員も、子どもたちからたくさんのことを学び、きっと成長できたのではないでしょうか。そうありたいと思っています。これから、お子様はさらに成長し、3年後には、選挙権が与えられる法規上は成人・大人と呼ばれるようになります。山川教諭のメッセージの通り、私たち教職員も、保護者の皆様と同様、お子様の成長をずっと応援し続けたいと思います。
一人一人がそれぞれの道に巣立つ卒業生215名のみなさん
「Think Globally Act Locally」(「世界に関わるような広く、高い志を・・・でも、まず自分の足元から・・・」)これからのさらなる活躍を祈念して、式辞とします。
令和5年3月16日 浜松市立北浜中学校長 渥美 竜三
215名の卒業生の皆さん、御卒業おめでとうございます。いよいよ中学校生活の最後の日を迎えました。今、皆さんはどのようなことを思い、何を感じていますか。今日の卒業式に臨む皆さんの姿が、3年間の中学校生活がどうであたかを表し、それを見守る2年生に多くの学びを与えているように思います。
さて、先日は、生徒会が主催する「3年生を送る会」がありました。吹奏楽部・太鼓部の演奏、2つのコラボは初めてでしたね、そして、クイズでの振り返り、「3月9日」の3年職員による歌、虹色文化発表会をほうふつさせる「ジャンボリミッキー」のダンス、さらには、3年部先生作成の思い出スライド、1,2年時にお世話になった先生からのメッセージ、1,2年生の合唱披露・メッセージの贈呈、現生徒会長からの贈る言葉、そして、前生徒会長からのお礼の言葉と、今までにない工夫、サプライズも見られました。同級生、先輩後輩、生徒と先生の良好な関係性が自然に表れた、「感謝を表し、伝統をつなぐ」とてもいい空間・いい時間でした。その中で、この北浜中で、先生としてスタートし、皆さんと3年間共に過ごしてきた山川先生が作成したあのスライドはどうでしたか。写真1枚1枚、BGM、メッセージ・・・「卒業生のために・・・、卒業生に喜んでもらいたい・・・」という純粋な思いが込められたスライドは、時間を惜しむことなくその作成をやり遂げ、披露できたというその過程も含めて、皆さんへの最高の贈り物だったのではないでしょうか。最後の最後のメッセージ「先生たちはみんなのことが大好きで どんな時でも心から応援しているよ」は、しっかり皆さんに伝わっているなと感じました。
私から最後に皆さんへ投げ掛けたいことを1つ伝えます。
先日の昼の放送インタビューで、「北中生に期待することは?」という質問に
私は「自分の考え、信念のようなものを持ってほしい。つくりあげていってほしい。ただ、それを他人には、押しつけないでほしい」と答えました。小学生から高校生になろうとする今、自分はこんな生き方をしたいという考えや信念のようなものはあるのでしょうか。15歳という年齢で、明確にあるとしたら、逆にすごいことなのかもしれませんね。
皆さんにいつも振るばかりですので、最後くらいは・・・私の考え・信念と言えるのか?という感じですが、述べてみます。それは「素直に生きる」ということです。私が思う「素直」とは、他人から言われたことを何でも、「はい、わかりました」とすぐ返事をして行動するということではありません。「自分の周りに起こったことや自分が置かれた状況を、ありのままに事実(真実)に沿って受け止める、対応する」ということです。「自分の都合や損得、意味のないプライドをもとに、物事を判断しない」ということでしょうか。そう言いながら、まだまだ修行が足りませんので、できていないように思います。でも、これからもそうありたいなとは思っています。これは、私の考えで、皆さんにとって正しいかどうかわかりません。是非、皆さん一人一人が、自分なりの考え・信念を持って、これからの生活を常に前向きなものにしていってほしいなと思っています。そして、それを他人には押し付けない。・・・正解は、皆さん一人一人の中にある。・・・だから、他の人と(家族であっても)答えが違うことがありますよね。違うことがあるのがあたり前といってもいいのかもしれません。そんな時は、対立するのではなく、話し合って、さらによりよい正解を一緒に導き出すということが大事なことなのでしょうか。
保護者の皆様に一言申し上げます。お子様の御卒業、心よりお祝い申し上げます。
卒業生そして保護者の皆様とは、入学式から今日の卒業式まで、私も同じ時間をこの北浜中学校で共に過ごした3年間でした。これも縁があったということだと思います。いろいろなことがありましたが、本当にお世話になりました。そして、ありがとうございました。ここにいる3年生、昨日の学年全体のお別れ会の様子からも、「人の気持ちを受け止めて行動できる集団、そんな一人一人」に成長しているなと心から感じました。そして、子どもたちの成長とともに、保護者の皆様、私たち教職員も、子どもたちからたくさんのことを学び、きっと成長できたのではないでしょうか。そうありたいと思っています。これから、お子様はさらに成長し、3年後には、選挙権が与えられる法規上は成人・大人と呼ばれるようになります。山川教諭のメッセージの通り、私たち教職員も、保護者の皆様と同様、お子様の成長をずっと応援し続けたいと思います。
一人一人がそれぞれの道に巣立つ卒業生215名のみなさん
「Think Globally Act Locally」(「世界に関わるような広く、高い志を・・・でも、まず自分の足元から・・・」)これからのさらなる活躍を祈念して、式辞とします。
令和5年3月16日 浜松市立北浜中学校長 渥美 竜三