1時間目,1年生の教室で美術科の公開授業がありました。「見つめると見えてくるもの」という学習で,自分の手を鉛筆で描いています。今日は,「色の境目をぼかした立体感のある手」を描こうと,3つの道具(指・消しゴム・鉛筆)を使って挑戦しています。生徒たちは,自分で撮った写真を傍らに置き,濃淡の境を「見つめる」と「ぼかし」が「見えて」きます。生徒たちは,その「ぼかし」を指でこすったり,消しゴムで消したり,鉛筆で濃淡をつけたりしています。授業の終わりごろには,自分の描いた絵を少し離れたところから見て,その立体感を味わうところまで作品の完成度が高まりました。