昨日の資源回収(PTA活動)への御協力ありがとうございました。SDGsとしての取り組み、そして、子どもの教育活動を支える資金への還元という両面の意味を持つ活動です。資源物の提供は、強制されるものではなく、皆さんの善意と言いますか、前向きな姿勢で成り立っているのが、この活動だと思います。今後とも、御協力をよろしくお願いいたします。
本日の全校集会では、「いのちについて考える」ということで、話をしました。御家庭でも、話題にしていただければ幸いです。
<全校集会 命について考える>
みなさんは、「命(いのち)とは?」と聞かれたら、どう答えますか。・・・
調べてみると「生物が生きていく(存在する)ためのもとの力となるもの、生命」と書かれていました。通常は、命=生命を指していることが多いのでしょうか。生きていく・存在するためのもとの力という表現が印象に残りました。
少し、国語の勉強です。この「命」という漢字を使った二字熟語がありますよね。先ほど言った「生命」以外で、「命」を使った二字熟語をできるだけたくさんイメージしてみてください。時間は、10秒です。用意はじめ。・・・では、隣の人と共有(シェア)してみてください。
どんな熟語が出ましたか?
・・・運命、天命、使命、特命、宿命、救命、革命、命令、命名など
「命」のことばが入った言葉を並べたとき、どんな印象を持つでしょうか。
どのことばも 絶対的というのか、とても重たい意味を含んでいるもの・概念ばかりだなと強く感じますが、みなさんはどうでしょうか?
さて、皆さんが今いる教室の正面黒板の上には、学校教育目標〔「自他を敬愛し、自立できる生徒」(目指す生徒の姿)〕が掲げられています。確認してください。
「自他を敬愛する」とは・・・一人一人(自分も他の人も)が互いにかけがえのない存在であることを認め合えること 言い換えれば、・・・存在するための「命」を互いにうやまい、大切にしあうとも言えるのではないでしょうか。
「自立する」とは・・・人に頼らないこと、でも、どうしようもない時は、一人で抱え込まずに、他の人に相談したり助けを求めたりしてやり抜くこと これも、言い換えれば・・・どんな時も、自分の「命」は自分で守る、どうしようもないときは、互いに助け合いながら「命」を守り、生きていく(生かされていく)という捉え方もできるかもしれません。
理不尽な戦争、事件や事故など「命」に係わる出来事が、毎日のように伝えられています。1つの「命」が失われる(亡くなる)という重大な出来事については、他人が軽々しく発言することではないと思います。ただ、残された家族や関わってきた人たちの姿やコメントに接するとき、その1つの命は、「その人だけのものではないのかな」とも感じてしまいますが、皆さんはどうでしょうか。
「命(いのち)」について考える間もないほど、毎日が充実している人も多いのかもしれません。そんな人も含め、この中学生の時期に、みなさんが「命(いのち)」について少し考えてみるきっかけになればいいなと思っています。