ギター・マンドリンの静岡県演奏会。本番前、いちりつ生が昼食をとりながら、思い思いの時間を過ごしていま した。中には、笑顔で友達と談笑したりじゃれ合ったりしている姿も。 さて、いよいよ出番。先ほどまでの脱力した姿と打って変わって、キリっとした表情の 57 名がステージに登場しました。 演奏曲は「杜の鼓動―欅の風景―」。「初演された仙台のケヤキ並木の風景をもとに、丸本大 悟さんが作曲されました。美しい自然の息吹と、森と木々の神秘的な安らぎを感じながらお聴きください」・・・アナウンスが流れ、一瞬の静寂が流れます。指揮者の岡本さんに、部員全ての視線が集中します。そこからの時間は、マンドリン部の皆さんが日頃から細部にこだわり創り上げてきた浜市サウンドが、会場全体に響き渡りました。岡本さんの表情、それを見つめる部員の表情、曲調に合わせた体の動き、繊細さと重厚さが融合された音色、すべてに心が動かされ、涙があふれてきました。曲が終了した瞬間、私の後ろの席からも感嘆の声が聞かれました。結果は見事1位。笑顔と歓喜の表彰式でした。