11月「朝会」

2025年11月26日
    今朝は、11月の「朝会」を体育館で行いました。
    校長から「なかよし金次郎像」が設置される経緯や、二宮金次郎の人となりについて説明があり、子供たちは自分の生活の仕方について振り返ることができました。校長の話の後には、校歌を歌いました。今日も代表の6年生が、双葉小学校の校歌の好きなところを紹介してくれました。

    【校長の話】
    朝夕はだいぶ寒くなりましたね。浜松市内では、インフルエンザでお休みする子が多くて大変な学校が増えているようです。ふたばっ子の皆さんも、手洗いやうがいを心掛け、しっかりと食事し、十分に睡眠をとり、自分の健康のために行動してくださいね。
     
    さて、皆さんは、二宮金次郎さんの石像(石でできた像)が学校にあることを知っていますか。そうです。体育館西側の駐車場のところにあります。
    双葉小学校は、旧南小学校と旧高砂小学校が一緒になってできた学校だということを、多くの皆さんが知っていると思います。これまで双葉小学校にあった石像は、旧南小学校のものでした。この度、旧高砂小学校の場所に大学ができることになり、そこにあった金次郎さんの石像を運んできて、双葉小学校に置くことになりました。つまり、双葉小学校には、2体の石像が置かれるということです。これは、全国的にとても珍しく、新聞社が取材に来るそうです。2体の石像が並ぶことは、学校の名前「ふたば」に相応しいように思います。2体の石像を「なかよし金次郎像」と名前を付け、これから双葉小学校の自慢の一つとして大切にしていければと思います。
     
    二宮金次郎さんの石像は、全国の多くの学校に置かれています。今回の出来事を通して私は、「石像にもなっている二宮金次郎さんって、どんな人だろう。」と思い、少し調べてみました。
    金次郎さんは、約230年前の江戸時代の終わり頃に実際にいた人です。幼い頃に両親を亡くし、とても貧しい暮らしでした。そんな中でも、勉強することを決してあきらめませんでした。皆さんが知っている、金次郎さんが薪を背負いながら本を読んでいる姿。あれは、ただ、本が好きだったからではありません。お家の手伝いである薪拾いをしながら、歩いている時間も無駄にせず、本を読んで勉強していたのです。私は、「時間を大切にする」素晴らしい人だと思いました。1日は24時間。それは、みんな一緒です。「やるべきこと・やりたいこと」を工夫してやる・・・・・時間を無駄にしないで、一つ一つを積み重ねる努力が大切だと感じました。
    また、大人になった金次郎さんは、自分の村だけでなく、他の貧しい村や荒れてしまった土地を立て直す仕事をたくさん引き受けました。金次郎さんは、目の前の自分の利益だけを考えるのではなく、「みんなが幸せになること」を一番に考えました。自分だけよければいいではなく、「自分の周りの人たちや社会全体が幸せになるために、自分は何ができるかな?」と自分で考え、行動しました。
    私は、人のために『気づき・考え、行動する』金次郎さんの生き方が素敵だなと思いました。また、『一生懸命が、かっこいい』なと思いました。そして、こんな素敵な人になりたいなと思いました。皆さんは、どうですか。
     
    二宮金次郎さんの2体の石像が揃うのは、3学期になりそうです。楽しみにしていてください。