毎年、この時期になるとパンジーの花にやってくる、例の虫

黒い体にオレンジ系の模様で、一瞬ドキッとするのですが、チョウチョの
幼虫で、サナギになると、トゲトゲがとてもキラキラ光ってきれいなんです

今年も早速こどもたちがプランターをのぞき込んで、さがしています

「いたいた

」
ケースに入れて、終わりかけのパンジーの葉や花もたくさんいれて、
愛おしく毎日手に乗せたり、眺めたり。
すると、とうとうその時が突然やってきたのです

昼食後、食べ終わった子が幼虫を眺めていて叫びました。
「みんな、来て~

」
みんなが顔を寄せ合って見つめる先は幼虫。
すると、服を脱ぎ出すかのように、幼虫があっという間に
サナギに変身

サナギの膜に吸い込まれていき、残された頭がポトンと下に
落ちていきました。(担任談

)
幼虫からサナギに変身するのにかかる時間は、ほんの数分間

去年は遊びに行く時は常にそばに置いていたのですが、気にかけて
ケースを覗くとすでにサナギになっていて

今年この奇跡に立ち会えたのは、虫を本当に大切にしてきた子供たちと
それを支えた担任はじめ先生たちの努力です
この経験は、一生子供たちの記憶に残ることでしょう

それから数日後

週明けに登園してくると、飼育ケースの中に、ヒラヒラと舞うものが

みんなの休みの間に、なんとチョウチョになっていました

「どうする?」の問いに、もちろん「逃がしてあげよう」との声。
年長は去年の経験もあって、気持ちは一つでした。
みんな交代で、お別れをつげて、空に向かって「さよなら

」
ツマグロヒョウモンの飛び立つ様子を見つめ続けていました。