本日(11月11日)5・6時間目に、トヨタ自動車所属の佐藤圭太さんが来校し、1年生に対して「自分の将来の考え方・生き方」についての講座をしてくださいました。
ご自身が義足を使うことになった経緯や、使い始めてからの苦労、義足を使っての陸上競技との出会いから感じた思いを熱く語っていただきました。
そこから、自分の人生を歩んでいく上での「自己決定」の重要さ、それによって得られる人生の幸福度のお話をしてくださいました。
後半の講義では、義足を生徒同士で回しながら、観察したり、実際に持ってみたりしました。
意外と軽かったり、硬かったりして、生徒にとっては、新しい発見もあったようです。
佐藤さんが義足を着けている状態で、1人の生徒が引っ張っても、びくともせず、義足の技術の高さを実感しているようでした。
また、義足を使っている人自体初めて会った生徒も多くて、講義後の質疑応答では、多くの質問をする生徒や感想を言う生徒がいました。
今回の講座で、実際に障がいのある人との関わりを持ち、多くのことを学んだ生徒も多かったと思います。
また、佐藤さんの生き方や苦渋の決断をしたことから、「自分の人生は自分で決める」ということの大切さを感じるきっかけになったと思うので、これからの中学校生活やそれ以降の将来の歩み方を真剣に考えるようになってくれると、願っています。
これから1年生には、佐藤さんが紹介してくださった「人生の操縦席にいるのは、自分」という言葉を胸に、自分の人生を自分で選択し、自分の行動に責任を持って生きていってもらいたいと思います。