第2弾!いよいよ観劇がはじまります!各教室で先生方からお話を聞いて遊戯室へ…。中央に幕があって小山のような大道具が2つ。劇団員さんが、皆を迎えてくれました!
「劇団うりんこ」さんは、何と2人の演者さんで名古屋から駆けつけてくれました。昨年度は劇団たんぽぽさんが小学校で演じる機会に本園も参加させていただきました。しかし、幼稚園は人形劇が多く、劇団を招いての企画は、園としても、誰もが初めての経験だったそうです。前座は、「どんぐりさん」と「どんぶりさん」2人の掛け合いがとても楽しくて、劇の中に引き込まれるようにお話が始まりました。劇のタイトルは、「ドングリ山のやまんばあさん」。ドングリ山に暮らす気の良いやまんばあさんを描いたユーモラスな物語。「やまんば」は怖いけれど「やまんばあさん」は様相とは違ってとても良い人でパワフル。年齢は何と296歳。走る速さはオリンピック選手よりも速く、遠くの山の小さな人形が走って山を越えてくると演者のやまんばあさんが子供たちの前に登場!幕と山などに使う大道具が2つ…、遠い山と近くの山に小さなパペットと本物で遠近をつけたり、スピード感を出したり…と工夫が一杯でした。やまんばあさんと山に住む親カラスから預かった3羽の子カラス。もう一人の演者が声色を変えながら3羽を演じ掛け合いでは、一人が何役もこなしながら話が楽しく展開していきました。
話の後半では、里で出会ったおばあさんと仲良くなって、お友達になる約束ができ一人ぼっちではなくなった。元気一杯のやまんばあさんは、友達に会える春を楽しみにしながら、元気よく山に突っ走って帰っていきました。
2人の演者さんで、パペットや人形を駆使して、変化にとんだ場面を演出。大きな声で掛け合いのセリフがあったかと思えば、パペットが次々に登場して多くの出演者かいるかのよう。歌や踊り、引っ張りっこなどの動きも豊富にあって、ストーリーが分からない子たちでも、とても楽しい時間が過ごせました。終わりに、何人かのお友達が感想をお話して、演者さんたちとハイタッチをして教室に戻りました。
三方原の子たちは急いで身支度をしてバスに乗って幼稚園に戻りました。今回の交流でもっともっと仲良くなった子供たち…。中学校では一緒の学校に行くのですが、覚えているかなあ?楽しい観劇でした。