• 練習は本番のように

    2025年10月2日
       運動会の総練習がありました。豊西幼稚園では、総練習とは言わず、「園児のみんなのための運動会」として、「本番」のように取り組みました。
       園児たちは、一生懸命頑張り、終わった後に、『楽しかった』という達成感に満ちた声が数多く聞かれました。11日(土)に行われる運動会も楽しみです。
    • とんぼとともに

      2025年10月1日
        とどまれば あたりにふゆる 蜻蛉かな   中村 汀女

         秋になり、気付くと周りにトンボが集まっていて、囲まれてしまったという経験をしたことがあるでしょう。この俳句は、多くの人が体験しながら、あまり気にも留めない情景を見事に描き出した秀句です。
         このピンボケの写真は何かとお思いでしょう。豊西幼稚園の園庭にもたくさんのトンボが飛んでいます。
         ところで、なぜ赤とんぼは秋になると急に現れるのでしょうか。実は、アキアカネは夏の間は、涼しい高地に生息し、秋になると平地に降りてくるのです。今日は、トンボに囲まれて運動会の練習をしました。
         
        ためらって また矢のごとき 蜻蛉かな  小沢 信男

         これもまた、一度は見たことがあるような風景。空中に漂っているトンボが、突然矢のように進みだす様子です。今日は、群れるトンボの中を園児たちが駆け抜け、まるで練習パートナーのようでした。
      •  彼岸を1週間ほど過ぎても、豊田川のほとりには曼殊沙華が咲いています。よく見ると、赤だけではなく、珍しい白い曼殊沙華も咲いています。彼岸花とも言われるこの花は、猛暑が続く年でもお彼岸の前後に必ず咲きます。不思議なものです。それにしても、豊西の地域には自然が多く、魅力的な場所がたくさんありますね。
        突き抜けて 天上の紺 曼珠沙華   山口 誓子

         曼殊沙華とそら空の青さのコントラストは、本当に美しいですね。
         地域の魅力と言えば、豊西幼稚園への保護者の皆さんのサポートも本当に素晴らしいと感じています。今日も、ボランティアとして、多くの保護者の皆さんが草取りや園庭の整備に汗を流してくださいました。ありがとうございます。
         保護者の皆さんが草取りを始めると、園児たちも一緒に活動し始めました。これもまた、とても心温まる風景です。
      • 秋雨

        2025年9月29日
          秋の雨 荷物ぬらすな 風引くな  正岡子規
           本日は、登園時刻にちょうど雨が降り出しました。小雨の中、園庭整備のボランティアを行ってくださった保護者の皆様、ありがとうございます。
           冒頭の俳句は、「俳句」「短歌」という言葉を生み出した正岡子規の俳句です。夏目漱石が留学のあいさつに訪れた時に、『風邪をひくな、元気で!』という思いを込めた先品です。雨の中の登園となりましたが、園児のみんなは「風邪をひかない」 お願いします。
           さて、今日は外での運動会練習はできなかったので、室内で行いました。そら組さんは、パラバルーンの新しい技もそろってました。 
           運動会を彩る「万国旗」の製作もしました。みんなはどの国を選んだかな?
        • Happy Birthday To You

          2025年9月26日
             今日は、9月生まれのお友達の誕生会でした。9月生まれは、豊西幼稚園には一人しかいません。クラスみんなでお祝いをしました。
             Official髭男dismに「Happy Birthday To You」という曲があります。
            「♪こんな素晴らしい日に 僕が変わろうとした日に 誰の耳にも届けず歌うよ Happy birthday to you♪」
             誕生日は、なぜか生まれ変われるような新鮮な気持ちになれますよね。
          • 言葉に浸る

            2025年9月25日
               今日は、「ちいさなおなべの会」がありました。先日、「言葉は体から」という内容のブログをアップしましたが、物語をシャワーのように語りかけられることは、言葉の取得のみならず、感性の育成にも良い影響を与えることでしょう。言葉の世界に浸ることができました。
              本日のメニューは、次のとおりです。
              うさぎ組「どんぐり」「さんびきのやぎのがらがらどん」「小さい自動車 中くらいの自動車 大きな自動車」
              ばら組 「あなのはなし」「ひなどりとねこ」
              そら組 「三枚のお札」「おなかがすいたな」
            • 運動会準備

              2025年9月25日
                 昨日は、そら組さん、うさぎ組さんの運動会準備や練習の様子をアップしましたので、本日はばら組さんの様子を紹介します。
                 ばら組さんは、ダンス練習に全員参加しました。日中はまだまだ暑いのですが、大きな声を出して踊っています。当日が楽しみです。
                 室内では、運動会で使う道具を製作していました。みんな絵の具まみれになってなって作成していましたが、いったい何を作っているのでしょうか?それは、年中親子競技で使う「ダンゴムシキャタピラ」です。 
              •  「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、やっと残暑も収まってきました。今日、うさぎ組さんは園のすぐ前の歩道に出て、ドングリ拾いをしました。大きなドングリをたくさん見付けることができ、みんな笑顔になりました。そして、秋を感じることができました。

                 大きな樫の木も小さなドングリから育つ
                これは、イギリスの詩人「ジェフリー・チョーサー」の言葉です。小さな園児たちが、やがて家庭や地域、日本を支えていく大木となるよう、骨太の保育・教育を実践してまいります。
                 
              • 彼岸過ぎまで

                2025年9月24日
                   毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規
                   昨日は二十四節気の秋分。お萩を仏壇に供え、墓参りをして供養した御家庭もあったことでしょう。「秋の日は釣瓶落とし」と言いますが、日暮れが早まっています。
                   正岡子規は本名の「升(のぼる)」をもじって、「野球(のぼうる)」という言葉を多用していました。彼が訳した野球用語で現在も使われているものは「打者」「走者」「四球」「直球」「飛球」などがあるようです。秋はスポーツの秋でもあります。 
                   タイトルの『彼岸過ぎまで』は、正岡子規の親友である夏目漱石の作品の一つです。作品の内容とは関係ありませんが、彼岸過ぎても、よりよい運動会にしようと保育にも熱が入っています。
                   園庭に、大きなボックスが現れました。これなんでしょう?
                   うさぎ組さんが競技で使う「ねずみ」です。発見した園児たちは興奮した様子で、ボールを投げ込みます。なぜかそら組さんの姿もちらほら。
                • 風立ちぬ

                  2025年9月22日
                     暑い日が続いていましたが、やっと心地よい風が吹き始めました。「♪風立ちぬ 今は秋♪(by 松田聖子)」、まさに『風立ちぬ』です。
                     園庭には、2学期になって初めて巧技台が出され、園児たちが元気に遊んでいます。うさぎ組さんはジャングルジム、ばら組さんは鉄棒などで、秋の空気を楽しんでいました。堀辰雄の小説「風立ちぬ」とは違って、とても生き生きとした園児たちの姿がさわやかです。