本日は休園なので、5月の保育の様子を紹介します。「夢をはぐくむ園づくり推進協議会」でも話題になった、「どろんこ遊び」の様子です。そら組さんの楽しそうな表情を御覧ください。
翌日登園した、そら組のある男の子が、硬くなった地面を見て、
「あれ?水がなくなって、地面が固くなったよ。地面が水を回収したのかなぁ?」
それを聞いた職員が、
「『回収』なんて難しい言葉をよく知っているね!地面に水がしみ込んだっていうことかな?」
と言うと、園児はそうだ!と言わんばかりのすっきりした表情で、
「先生、正解!」と声をあげました。
『粉雪』や『3月9日』などのヒット曲で知られる「レミオロメン」というバンドがあります。作詞作曲を担当するボーカルの藤巻さんは、『藤巻亮太の旅是好日』というネット記事に、「言葉」について次のように語っています。
私も詩を書く時は感情と言葉について真剣に悩み、その狭間で揺れ動き続ける。周りを見渡せば分かりやすい言葉や便利な言葉が溢れている。本来、感情や想いを表現するために言葉が生まれたのだとしても、実のところはその逆に、我々は言葉の型の中に自分の感情を押し込んで、そういうものだと思い込んで生きている時間も多いのではないだろうか。
言葉というものもまた不完全なもので、感情や想いの全てを言語化することは叶わない。そして何より感情というものは言葉の枠の中に収まっておいてくれるものでもない。だからこそ矛盾するようだが、そこからはみ出る感情や、溢れ出す感情のやり場のなさのためにまた言葉は生まれる。そんな言葉がかけられたら、と私自身は葛藤している。
詩(詞)をつくる人は、「あふれる思い」と「すべてを言葉では表現できない限界」の間で葛藤します。別のインタビュー記事で、藤巻さんは、「人は、自分の思いや感情に、ぴったりと合う言葉を探し続ける生き物」とも述べていました。まさに、園児たちも自分の思いを表現する言葉を探し、使うことによって言葉を獲得していくのです。