本学園の始業式は9月1日でした
この始業式の校長先生のお話を紹介します
先生方が子供たちの表情を各教室で見ていましたが、大変真剣な表情で静かに聞いていました
2学期の始業式にあたって、お話をします。
この写真はこれまで何回も見せてきましたが、去年の9年生の卒業式の写真です。
指先まで伸びた手、胸を張り堂々とした立ち姿、深々とした礼の姿。
静かで厳粛な卒業式でした。
大人です。
みんなはこの学園で「大人」になっていくのです。
だからこれがみんなのゴールの姿、9年生はみんなのお手本、憧れの姿です。
そして、今年の9年生も8年生と7年生と共に、「15歳の志」をもって「新時代への挑戦」をしています。
部活動では、男子バレーボール部と女子バレーボール部が、静岡県大会に出場しました。
男女ともに県大会に出場したのは、浜松市内では庄内学園だけです。快挙です。
この他の部活も、校外で活動している人たちも本当によく頑張りました。8年生の岩見百恵さんは全国大会に出ました。
この夏の9年生の活躍を見て私は大事なことは「毎日の練習に一生懸命に取り組むこと」だと生徒から学びました。
そして「自分で考えること」、「先生や友達を信頼し切ること」
初等部の皆さん、「信頼すること」というのは「先生や友達の悪口を言わないこと」だと私と思います。この学園で大人になっていくのですから悪口や文句や意地悪はこれからも言わないようにしましょう。
これは勉強でも同じです。
9年生は勉強をよくして力をつけてきています。
なぜか。
それは、やっぱりさっき言ったのと同じように
◇毎日の授業に一生懸命に取り組むこと
◇自分で考えること
◇そして、先生や友達を信頼し切ること をしているからだと思います。
そうすれば、この写真のように心からの達成感、ああよかったなあ、と「幸せ」な気持ちになると私は思います。
ここまでを整理します。
◇毎日の授業や勉強や練習に一生懸命に取り組むこと
◇自分で考えること
◇先生や友達を信頼し切ること
そういうこと自体が「新時代への挑戦」であって、こういう人になりたいと考えることが「15歳の志」であると思うのです。
「15歳の志」をもって「新時代への挑戦」をすれば、本当にうれしい気持ちになるし、「幸せ」を感じることができるのだと、私は頑張るみなさんから教えてもらいました。
2023年度の庄内学園のスローガンは、【新時代への挑戦】です
初等部のみなさんにお話しします。
初等部は「本気の挑戦」です。
「本気」というのは、自分の全力、全集中、ものすごく頑張るということです。
算数の計算を一生懸命にがんばるということです。
国語の授業で自分でよく考えるということです。
体育の徒競走をゴールまで力いっぱい走りぬくということです。
理科の授業で自分で考えて予想を立てるということです。
廊下は絶対に走らないということです。
いじめは絶対にしないということです。
大運動会では全力で走って、学園歌ダンスを元気いっぱいやるということです。
1年生から4年生の初等部のみなさん、「本気の挑戦」を頑張りましょう。
中等部は「仲間との本気の挑戦」です。
小中合同大運動会では小学校をまとめて活動することが多くなります。
仲間と力を合わせて行動しましょう。
殊に6年生は、中等部のリーダー兼小学校全体のリーダー、323人もの人数をまとめるリーダーです。
さらにあと半年したら高等部、中学校に入学します。今の中学生をよく見習ってよりよい自分になるよう自分を成長させてください。
そのために、たとえば、算数の授業では「飛び級」もOKです。
勉強を進めていきたい人は5年生でも6年生の問題を解くようにします。
6年生でも中学生の問題を解くようにします。
どんどん挑戦して、どんどん力を付けていって欲しいからです。
既に中嶋先生が高レベルの問題集を20冊程購入しました。
【勉強の庄内】です。
「仲間と本気の挑戦」をしてください。
高等部は「自分自身への本気の挑戦」です。
「15歳の志」を立ててください。
それに向かって「自分自身への本気の挑戦」です。
私は過去は問いません。
これまであまり勉強していなかったな。
これまで人の悪口や愚痴や不平不満を結構言っていたな。
これまですぐに落ち込んでいたな。
これまで自分の意見を言うのを恥ずかしくて言えずにいたな。
これまで大運動会で大きな声を出せずにいたな。
と言っていた子がいました。
それは過去です。
過去は過去です。
新たな自分を、自分でより良く変えていきましょう。
人は変わる、自分で変えられます。
男子卓球部はノーシードから勝ち上がって敢闘賞になりました。
女子バレーボール部は格上の第3シードを打ち破りました。
負けるかもしれない相手に向かうのは相当な不安を伴い、それを凌駕するものすごい勇気が要ります。勇気をもって最後まで絶対にあきらめない気持ちで向かったので勝ったのだと思います。
「15歳の志」を強くもって、自分自身への本気の挑戦をしましょう。
勉強が大事です。中学生の本業は勉強です。
まずは勉強時間を増やしましょう。
勉強時間を増やせば勉強量も増えます。そうすれば一層勉強がわかってより深い「楽しさ」を得ることができて、勉強の質が上がると思います。
【勉強の庄内】です。
これまで勉強してこなかった人が急に勉強を始めて良し。
これまでふざけていた人が急に真面目になって良し。
真面目はいいことです。
それでないと残り時間がありません。殊に9年生は卒業まであと9か月です。
そして、2学期は庄内中学校が一つにまとまって莫大な力を結集させる行事、【小中合同大運動会】と【潮鳴祭】があります。
9年生にとっては最後の行事です。
思う存分、思いっきり、思い切ってやってください。
高等部の皆さん、「自分自身への本気の挑戦」をしていきましょう。
さあ、1年生から9年生のみなさん、
学校が始まりました。
大事な楽しい、ものすごく楽しい2学期がはじまりましたね。
今日、学校に来てよかったな
みんなに会えてよかったな
学校は本当に楽しいところです
「15歳の志」をたてて、挑戦をしていきましょう