小中合同保健集会

2024年12月2日
     先週は保健週間で、小中で合同の取組がいくつかありました。その中で、金曜日には、新津小6年生と児童と、本校1年生の生徒が集って集会を行いました。
     講師にお招きしたのは、常葉大学 教育学部心理教育学科准教授 太田 正義先生です。太田先生は、日々学生への指導をされる傍ら、県内複数の教育委員会が設置しているいじめ問題に対応する委員会に籍を置かれています。浜松市教育委員会でも専門性を生かし、いじめ問題等対策専門家チーム委員として、市内で発生している深刻ないじめ問題にご対応いただいています。たいへんお忙しい中、本校にお越しいただきご講話をいただきました。
     演題は「あたたかいコミュニケーション~思春期のこころの変化~」です。思春期は、幼少期に比べこころが変化(成長)します。こころが成長すると悩み方が変わってきます。現実のことだけでなく、想像上の問題を考えることができるようになるため、「もしかしたら…」と、まだ起こってもいない問題にも悩んでしまう時なのだそうです。また、理想と現実の違いに気づき始めるため、自分や周囲との関係性に悩む時なのだとか。そういう背景もあり、思春期は自尊感情が低下しやすい、つまり、自信を失いやすい時期であるということです。その自信を取り戻すためには、あたたかなコミュニケーションが必要。相手の良いところを見つけ、相手のよいところをほめてあげることで、自信を取り戻すことになります。中学生はみな思春期。大なり小なり、同じような悩みをもっています。今回は演習を通して、見方によって見え方が変わることを体感しました。今回参加した1年生、そして新津小の6年生のみなさんは、お互いにお互いの良さを確認しあうことで、あたたかな関係性が再度構築できたことと思います。太田先生のあたたかなお話のされ方も、生徒が安心して演習に取り組めることにつながったと思います。太田先生、ありがとうございました。また、保護者の皆様にもご参観いただきました。ありがとうございました。
     ご家族からも、お子様に対し、あたたかな言葉でよいところをたくさんほめてあげていただきたいです。自信を失うことが多い中学生の時期。何気ない励ましの言葉が、お子様の行動によい影響をもたらすはずです。

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