「舞中防災の日」(3)

2026年7月17日
    「舞中防災の日」の様子をお伝えする最終回です。

    1年生は、炊き出し訓練を行いました。
    これには、地域のボランティアの方々にご協力いただきました。

    アルファ米を炊いている時間を利用して、
    栄養教諭が講師となり、防災食について考えました。

    まず、アルファ米が、精米とは違う見た目であること、
    水だけで食べられるようになっていることを確認しました。

    そのうえで、アルファ米セットの箱の中には、
    カッター、しゃもじ、スプーン、パック、ビニール手袋など、必要な品が備えられていて、
    いざというときにすぐに活用できるよう、工夫されていることを学びました。
    さらに、災害時のための備蓄品には、どのようなものがあるかを調べた後、
    それらを使ってつくる3日間分の献立を、グループごとに考えさせました。

    単に食べたいものだけをつくるのではなく、栄養の面まで考慮して献立を考えることは、
    とても難しいことであることを、生徒たちは実感しました。

    さらに、「実際に災害にあった人で、アルファ米を食べ慣れていなかったために、
    食べることができなくて体調を崩す人がいた」との話に、
    生徒たちは、日ごろから非常食を食べ慣れておくことの大切さを知りました。

    そうこうしているうちにアルファ米が炊き上がり、
    ボランティアさんたちによって、温かいご飯が生徒に配られました。

    生徒たちは教室に戻り、おいしそうにアルファ米のおにぎりをほおばりました。
    最近、メディアでは「ローリングストック」が紹介され、
    「非常食」ではなく、「日常食」を非常時にも活用することの大切さが注目されています。

    そのことはとても大切なのですが、さらに一歩進め、
    ストックしているものを使って、どんな献立にするかを考えることも大切ではないでしょうか。

    ともあれ、単に漠然と考えているだけでは 、どうしても具体性に欠けがちです。
    そこに、”体験” を通して考えることの重要性があります。

    今回、生徒たちが「舞中防災の日」に体験したさまざまな活動が、
    具体的に生きる力となり、生徒の身を守ることにつながるよう願っています。(文責:教頭)