麁玉古墳の発掘

2024年9月24日
    麁玉中前の道路拡張工事に伴う古墳の発掘作業が進んでいます。
    麁玉地区周辺は、かねてより古墳がたくさんあることで知られています。
    学校北側の道路を造成した際にも数十基の古墳があったと聞きました。
    学校の正門入ってすぐ西側にある古墳が今回の調査対象。
    夏休みから連日のように業者さんが丁寧な発掘作業を行っています。

    9月の上旬、市の担当者から、いくつかの土器の破片が見つかったと連絡がありました。
    職員数人で様子を見学させてもらいました。
    今回見つかったのは、縄文時代の矢じり、古墳時代(7世紀頃)の土器、平安時代の土器などのかけらが数点。
    土の山を少しずつ削りながら、こんな小さなものを発見するには、作業の皆さんの熟練の目があるからできるそうです。
    担当者によると、さらに掘り進めていくと石棺が出てくるだろうとのこと。
    「しっかりと調べた上で、その半分を道路用地にしていき、残った半分は残します」
    歴史と風土を知る貴重な資料が、こんな身近なところにあるのですね。
    「生徒さんも、どうぞ見学に来てください」と担当者。
    登下校の際にも、日々発掘が進んでいく現場の様子を観察してください。