南信州体験学習(2年)昼神温泉グランドホテル 天心 と 花薫る宿 よしの亭 

2022年10月20日
     本日は、グループ追究活動の、さらに一歩進んだ学びをしたグループに注目しました。

     このグループは宿泊関係の職場を訪問したくて、「花薫る宿 よしの亭」をリストアップしました。グループ追究活動は多くの人がどちらか一日だけでしたが、クラスルームでの「やる気のある人は複数でもよいと思う。」という声に背中を押され、貪欲に訪問場所を探していました。

     同じジャンルとして、今回の宿泊場所となった昼神グランドホテル 天心の担当者の方にもお話を聴きたいとして、お忙しいとは思いつつ、お願いをしてみたら快諾してもらえました。では、生徒たちの感想を紹介します。

    「昼神グランドホテルの代田(しろた)さんのところへ行ってきました。ドタバタしていた中ですが、お話をしてくださいました。とても良い体験になりました。名刺ももらえて嬉しかったです。家宝です!」

    「星空観察のあとに、昼神グランドホテル 天心の代田さんに話を聞きました。少しの間だったけど、いろいろな話を聞くことができました。話が終わったあとも親切に話をしてくれました。その次の日に訪問した 花薫る宿 よし乃亭の若女将の斎藤さんにも話を聞きました。天心と比べながら話をすることができたのですごく充実した時間になりました。名刺も大事にしています!! また代田さんに会いたいです。折り返しの電話、ありがとうございました!」


     今回の南信州体験学習では、全員一斉ではない活動時間を設け、何をしたいのか、どこに行きたいのか、自分で考えて決断する機会をつくりました。夕食後は、星空観賞会に参加するのか、部屋で過ごすのか、別の部屋の友達と2階の「空の間」や「晴の間」で語り合ったり、カードゲームで盛り上がったりするのか、あえて星空観賞会に参加せず、人の少ない展望風呂でのびのびするのか…。そんな中で、この時間にグループ追究活動を行おうと決断した、その学ぶ姿勢に拍手をしたいと思います。

     日々、勉強に追われがちな学生生活。学ぶ意義を見いだせないでやらされて、気が付けばいつでも受け身、指示待ち。自分で個人テーマを決めて、知りたいこと、学びたいことを見つけ、そうやって総合的な学習の時間に取り組んでいるうちに、これは理科の分野の話だ、これは社会科だ、数学科だ、と教科横断的な物の見方や捉え方に気付き、各教科の学びの大切さを実感できると、日々の授業も充実していくのではないでしょうか。何のために学ぶの? その問いに対する自分なりの考えが、整ってくるかもしれませんね。