「GOGOタイム」は言葉の領域の活動を「楽しい言葉遊び」として取り組んでいます。どの学年も初めての取り組みでしたが、言葉に触れながら楽しく遊ぶことが出来たようです。
公立幼稚園の特色は、遊びの中での気付きや学びを大切にしていくところです。浜松一広い園庭を持つ幼稚園ですので、子供たちは外遊びが大好き。教室でじっと座って活動することはあまりありません。特に「言葉」の領域は、遊びの中でどのように扱っていこうか…と、先生方も迷うところでした。そこで、本年度は園長先生が、全学年の言葉遊び(GOGOタイム)をやってみることにしました。年長さんは全部で5回、年中さんは3回、年少さんは今回が初めてのGOGOタイムでした。今日は最後の様子をお知らせしますね。
年少さんは初めてのGOGOタイム。ひらがなの50音表を掲示したら、何と5人とも「ひらがな読めるよー!」と大きな声。「すごい!」と思いましたが、言葉遊びを始めました。「お名前を教えてください。」と言うとみんな自分の名前が言えました。「(ピアノを指さして)これは何?」と聞くと「ぴあの」と回答。ひらがなのカードを出すと「こくばん」「どあ」「てーぶる」と次々にお話しできたので、5人で教室の中のその場所や物に貼ってもらいました。「みんなに名前があるように、物にもみんな名前があるんだね。」と確認しました。ひらがな以外にも「カタカナ」や「漢字」があることも伝えました。
隣の部屋に行くと、床に大きなひらがなが描いてありました。よく見ると「あ」「き」、「あき先生だー!」ひらがなの中にはとても難しい字もあるね。書き順もあるんだよと、歩いて字の上を皆で歩きました。
年中さんは3回目のGOGOタイム。自分の名前をひらがなで書けるようになった子が多かったです。「4月から年長さんだけど、毎日送り迎えしてくれたり、お弁当を作ってくれたり…。誰にお礼を言いたいかな?」と聞くと「お母さん!」(お父さんもと言った子もたくさんいましたご安心ください。(笑))最後のGOGOタイムはお母さんにお礼のカードを書きました。まずは鉛筆の持ち方と線を書く練習。とても上手に鉛筆を使っていました。
お礼のカードには、「ありがとう」の平仮名と自分の名前を書きました。何が1番ありがとうを伝えたいのかを自分で選んでカードは完成。その後は、平仮名カードで遊びました。園長先生が描いた絵のひらがなを探して皆で並べる競争です。ひらがなを読める子も増えてきたように感じました。楽しかったですね。
最後は年長さんです。これまでたくさん言葉で遊んできました。最近では、自分で絵本を読む子や、キッザニアで看板を書く子もいます。5回目は、1回目からの約束で、お世話になった人にお手紙を書く活動をしました。選べるのは、「相手」「お礼の内容(お弁当、送迎など)」「頑張ったこと(なわとび、とびばこなど)」「小学校で頑張りたいこと」などの文や字を選んで手紙を書きました。その様子の写真を掲載しますが、内容は秘密です。少し時間はかかりましたが、初めての手紙を書いてどの子も満足そうでした。
書いた手紙は、幼稚園オリジナル封筒に入れて、卒園までにはご家庭に届ける予定です。