2025年

  • 秋の風物と言えば

    2025年8月4日
       夏真っ盛りの最中に変な質問ですが、「秋と言えば何」を思い浮かべますか?夕暮れ時、秋の虫たちの声がすると、秋が近づいたなぁと感じることがあります。
       すでに今年も鈴虫が鳴き出しているようで、蝉時雨の中、浜松在住の方が「鈴虫」を持って来てくださいました。
       そして、夏の預かり保育に来ている園児たちに鈴虫について教えてくださいました。園児たちはしっかりとお話を聞いています。
       「オスとメスはどう違うの?」「どうやって鳴くの?」「なぜ鈴虫は鳴くの?」「何を食べるの?」などなど園児からは多くに質問が出されました。
       いただいた鈴虫を、園児たちは食い入るように見ていました。エアコンをかけているせいか、鈴虫にとって適温のようで、昼でも鳴いています。
       鈴虫を届けてくださったお二人、ありがとうございました。
    • 新聞に載ったよ

      2025年8月2日
         8月1日の「静岡新聞」を広げると、なんと豊西幼稚園の園児3人が写っているではありませんか!これはJAとぴあ浜松さんが開催した、子供たちの「はじめてのおつかい」をサポートするイベントの様子です。
         このイベントに参加した3名の園児は、とても楽しかったようで、写真の表情もとても生き生きとしています。こうして、夏休みの間にも、学習しています。
         貴重な学びの機会を与えてくださった「JAとぴあ浜松」さん、それを紹介してくださった「静岡新聞」さん、ありがとうございました。
      •  ばら組さんの4月を写真で振り返ります。
         個性豊かな(?)ばら組さんは、始業式後のクラス写真撮影でなかなか並んでくれません。シャッターを切ろうとしても、カメラを見なかったり、変顔したりと思い思いの行動をします。
         始業式翌日には、桜の花を見に、散策に出掛けました。
         製作では、のりや粘土、はさみ、絵の具など様々な道具を使って、自分の思いを表現します。ここでも、個性あふれる作品が次々と生み出されました。
         屋外でも、楽しく遊びながら、体を動かしています。色水やタマネギの収穫などもしました。ばら組さんの特徴は、生き物が大好きなところです。
         室内遊びでも、自分のやりたいことに積極的に取り組めてきました。
         最初に、「個性豊かな(?)」と述べましたが、一人一人のもっているパワーが大きく表れているということでもあります。そして、写真撮影に時間のかかったばら組さんですが、徐々に周りのことを考えて行動できるようになってきます。1学期に大きく成長したばら組さんの様子は、またお伝えします!
      •  夏休み中なので、「豊西ギャラリー」として、1学期の様子を写真で不定期に振り返っていきたいと思います。今回は、うさぎ組さんの4月の様子です。

         入園式では、お話をしっかり聴くことができ、写真撮影も静かに素早く並んで「はいポーズ」。お利口さんの予感が漂いました。
         保育園に通っていた子も多いせいか、身支度や帰りの準備なども早く、順調に園の生活に順応しました。室内遊びも屋外の遊びも楽しそうで、どんどん笑顔が増えました。
         最後は誕生会の様子。たった3か月ほど前の写真ですが、誕生月の子だけでなくみんなの顔も、今と比べるととても幼く見えますね。それだけ成長しています。
      • 秋来ぬと

        2025年7月29日
          秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行(古今集)

           二十四節気の「大暑」(7月22日)を過ぎても、暑い日が続いています。本日も、全国的に記録的猛暑の予報です。雨も降っていないので、雨蛙もキュウリの陰で一休み。動こうともしません。
           それでも、園児たちは今日も元気に野菜に収穫をし、ナスやオクラピーマンなども持って、報告に来てくれました。
           暑い盛り、園庭の花壇では、日日草やポーチュラカ、ジニアなどが咲き乱れています。しかし、夏を象徴する花「向日葵」は、そろそろ終わり。送り迎えをする保護者の皆さんも、「ミニ向日葵がかわいい」とよくおっしゃっていましたが、花が付かなくなってきました。
           園庭の片隅に目をやると、秋の花が一輪咲いているではありませんか!秋の花と言えば、さだまさし作詞作曲のあの曲。
           「♪淡紅の秋桜が秋の日の さりげない陽溜りに揺れている♪」
           冒頭の藤原敏行の名歌のように、「目にはさやかに見えない」けれど、確実に秋に近づいています。暦の上では、『立秋』は8月7日です。
           
           
        • されど「水やり」

          2025年7月28日
             今日も元気に、預かり保育の園児たちが活動しています。先週「規則正しい生活」について記述させていただきましたが、大切な活動はルーティーンのように確実に行われます。例えば、水やりです。朝の涼しい時間や夕方に行っています。野菜などの植物の栽培にとって、「水やり」は最も大切です。
             年少さんが葉っぱの上から水を掛けていると、年長さんが根にかかるように水をまいた方がいいとアドバイスします。
             園だよりに紹介した『星の王子さま』の中で、王子さまは薔薇に水をやります。きつねは、『きみがきみだけの薔薇に使った時間が、君の薔薇をあんなにも大切にするんだよ』と教えてくれます。たかが「水やり」ですが、時間をかけ大切にしたものは、自分にとって特別なものになっていきます。『星の王子さま』は、『おれはおれの薔薇に対する責任がある…』と言葉を繰り返すようになります。

             さて、水やりだけでなく、野菜の収穫も行います。今日は、キュウリがたくさん採れました。
          • 古池や蛙飛びこむ水の音  松尾芭蕉

             メダカビオトープの睡蓮がまた咲いています。                                                                               
             1枚目の写真をよく見ると、左下に蛙が写っています。このビオトープによく現れるカエルです。
             冒頭の「古池や蛙飛びこむ水の音」という俳諧は、芭蕉に作品の中で最も有名なものの1つと言えるでしょう。
             日本文化が外国にも広がり、俳句も親しまれるようになっています。ただ、この句を外国の方が翻訳すると、多くの方が「flogs」と蛙を複数形にするそうです。つまり、多くの外国の方は何匹もカエルが飛び込むことをイメージするようです。では日本人はどうでしょうか。カエルは1匹だと考える人が多いのではないでしょうか。「侘び、寂び」の文化と言えるかもしれません。日本人特有のこうした感性を大切にし、なおかつ他者の感性も尊重できる人になってほしいと思います。
             
             さて、メダカビオトープに現れるカエルも、やはり1匹です。いつも、小学校のプールサイドから「ポチャン」と飛び込みます。プールではなく、必ずメダカビオトープに飛び込みます。園庭の遠くに逃がしても、次の日現れます。居心地の良いところを本能的にわかっているのでしょう。
          • 規則正しい生活

            2025年7月24日
               暑い日が続いていますが、「こあらのおうち(預かり保育)」に来ている園児たちは元気いっぱいです。
               大切なお子様をお預かりするのですから、「預かり」といっても、ただ園にいさせるわけではありません。野菜の水やりや収穫などの活動もしますし、異年齢の子供たち同士の遊びもします。
               今日は、プールの様子を紹介します。
               気温も水温も高いので、いつものプールに入るわけではありません。園舎の西側、豊西小学校との間の日陰に、簡易なプールを設置して、水遊びをします。トイレを済ませ、水分補給をして、準備体操、水かけの後入水です。
               水鉄砲で遊ぶ子、水に潜れることを報告してくれる子、3学年の園児で楽しく過ごしています。
               冒頭に、園児たちは元気いっぱいだと記述しましたが、預かり保育の子供が元気な要因の1つは、いつもと同じような規則正しい生活をしていることも、一つの要因だと思います。規則正しい生活を心掛けましょう。
            • 教師も伸びる夏?

              2025年7月23日
                 本日の午後は、笠井幼稚園との合同研修会でした。近隣の公立幼稚園同士ということもあり、保育観や保育内容において、共通する部分も多い両園です。
                 最初は、同じ学年をもつ担任同士で、1学期の保育の反省をしたり、2学期の展望を語り合ったりしました。その後、職員全体で具体的な事例を通して、研修を進めました。日頃あまり時間がなくてできない勉強を、先生方もしています。
                 今回の研修で、いろいろな情報を得たので、今後の保育に生かしていきます。そして、豊西幼稚園の良さも再確認できた一日となりました。
                 
                 
              •  本日をもって1学期が終了し、終業式を行いました。
                 園長が、夏休みの過ごし方について話しました。園だよりの裏面に書かれている内容とほぼ同じ内容です。保護者の皆様は、園だよりも御確認ください。
                 「43日間の長い夏休み」と言っても、園児にはピンとこないでしょうから、7月18日から9月1日までの日付と数字を書いた長い巻物のような紙を広げながら、説明しました。数字やカレンダーの概念がない園児がほとんどなので、理解はできなかったかもしれませんが、「長い」というイメージはなんとなくわかったようです。
                 
                 とてもよく話が聴けて、職員も子供たちの成長を感じていました。
                 続いて、そら組さんの代表者が「1学期の振り返り」を発表しました。「ビートバンを使って泳げるようになった喜び」「屋外で遊んだ楽しさ」「室内遊びで本物みたいな水族館を作った達成感」を、3名の園児が語ってくれました。年長さんの思いを年中・年少さんが聴くことは、とても大きな学びがあることです。
                 そして、各学年の歌の披露がありました。うさぎ組さんは「夏のうた」、ばら組さんは「おばけないてないさ」、そら組さんは「アイスクリームのうた」を歌いました。4月のころより声がそろってきています。
                 園だよりにも書きましたが、大人になるといくら夏休みを取っても、子供の時ほどワクワクしません。それだけ、「子供の夏休み」は特別なものです。新鮮な毎日が続く子供たちと一緒にいろんなことを体験し、語り合って、親子ともども充実した夏休みにしてください。9月1日に再会することを楽しみにしています。