今日は、1,2年生の「県学力調査」3年生の「実力テスト」の日。
どの教室も1時間目から 聞こえてくるのは 鉛筆が走る音のみ
学校全体が ピリッとした空気に包まれています
どの教室も1時間目から 聞こえてくるのは 鉛筆が走る音のみ
学校全体が ピリッとした空気に包まれています
さて、今日は、始業式での校長先生のお話を紹介します
冬休みはいかがでしたか
3学期の決意を述べてくれたみなさんありがとう
今年の「干支(えと)」は乙(きのと)と巳(み)を組み合わせた「乙巳(きのとみ)」となります。
「乙」は、周囲と協調しながら自分の目標に向かって進む力、成長の力を表しているそうです。
「巳」は古来から豊作や金運の神様として祀られることもあります。また蛇は脱皮のたびに表面の傷が治ることから生命力の象徴とも言われています。巳年生まれの人は、粘り強い性格で目標に向かって努力を惜しまない性格、知恵があり物事を見る目に優れているそうです。
この2つの組合せである「乙巳」の年は、これまでの努力が実を結び始める年で、すぐに成果が出なくても辛抱強く取り組むことで、最後には自分が望む結果に近づくことができる年。2025年、天竜中はきっと、これまでみんなで「やっちゃえ!天中」の精神で取り組んできたことが豊かに実を結び、さらに飛躍する年になるはずです。
さて、去年の能登半島は自然災害が立て続けに起こりました。元旦の突然の地震。その傷も癒えぬうちに9月奥能登での豪雨。地震と豪雨により500人以上の方が亡くなりました。今日は元旦の中日新聞の記事から、能登で頑張っている浜松市出身の女性を紹介します。
その女性は、小栗奈々さん。能登半島の輪島市で漆職人を目指して輪島漆芸(しつげい)技術研修所で学んでいます。小栗さんは、地震当日は浜松に帰省していて被災を免れましたが、2月に輪島に戻ると、部屋はモノが散乱し、近くのスーパーは1階部分がつぶれ、朝市の一帯には焼け跡が広がり、研修所の友人家族は全壊した家の下敷きになって亡くなったそうです。
現在、能登半島に住む人々が懸命に復興に取り組む中、小栗さんは今の気持ちをこう語っています。
「いろんな人が日々の生活を立て直そうと頑張っている。私は人助けのような大層なことはできないが、輪島に住む一人として復興の様子を見届けたい。変化する街の様子を作品に落とし込み、いい作品を作れる職人になりたい。」
私はこれを読んで、小栗さんは3つの壁を越えようとしている、と思いました。
一つ目は「過去」の壁。
地震や豪雨により大切な人やものを失ったという悲しい「過去」。この「過去」の現実の壁の前で立ち止まっていては、小栗さんの技術は向上しません。能登に住むすべての人々は、変えられない「過去」を乗り越え、前に進もうとしています。
二つ目は「逆境」の壁。つらいとか苦しいとかという言葉では表せない、どうすることもできない「逆境」の壁。そんな逆境に立たされたことのない人間には想像もできないような高く険しい壁。でもこれを越えなければ、能登の復興もないし、小栗さんも作品は作れないのです。
そして三つ目は「自分」の壁。災害の直後は、小栗さんも打ちのめされ今の自分が新しい作品を作れるなんて思えなかったでしょう。能登半島に住む人々も明日の自分がどうなるかもわからない中で深い悲しみに包まれて、時が止まってしまったようになったことでしょう。そうなってしまうのは当たり前なくらい、苦しい状況だったはずです。でも、多くの人々が力を合わせ、自分で自分の限界を決めることなく、不可能を可能にしようと前に進んでいます。
この3つの壁は、人が生きている中で必ず現れ、成長していくためには、必ず越えていかなければならない「壁」。これから目標や夢に向かって進もうとする皆さんの前にも、必ず3つの「壁」が現れると思います。
壁の前で越えていこうと努力するか、あきらめて引き返してしまうか、それを決めるのは自分自身です。
一つ目は「過去」の壁。
地震や豪雨により大切な人やものを失ったという悲しい「過去」。この「過去」の現実の壁の前で立ち止まっていては、小栗さんの技術は向上しません。能登に住むすべての人々は、変えられない「過去」を乗り越え、前に進もうとしています。
二つ目は「逆境」の壁。つらいとか苦しいとかという言葉では表せない、どうすることもできない「逆境」の壁。そんな逆境に立たされたことのない人間には想像もできないような高く険しい壁。でもこれを越えなければ、能登の復興もないし、小栗さんも作品は作れないのです。
そして三つ目は「自分」の壁。災害の直後は、小栗さんも打ちのめされ今の自分が新しい作品を作れるなんて思えなかったでしょう。能登半島に住む人々も明日の自分がどうなるかもわからない中で深い悲しみに包まれて、時が止まってしまったようになったことでしょう。そうなってしまうのは当たり前なくらい、苦しい状況だったはずです。でも、多くの人々が力を合わせ、自分で自分の限界を決めることなく、不可能を可能にしようと前に進んでいます。
この3つの壁は、人が生きている中で必ず現れ、成長していくためには、必ず越えていかなければならない「壁」。これから目標や夢に向かって進もうとする皆さんの前にも、必ず3つの「壁」が現れると思います。
壁の前で越えていこうと努力するか、あきらめて引き返してしまうか、それを決めるのは自分自身です。
そして、壁を越えるための武器になるのが「天竜中キャリア教育が目指す4つの力」です。
「関わる力」があれば、困難を乗り越えるためのアドバイスをしてくれる人が現れます。
「見つめる力」があれば、自分のよさや弱点をしっかりと見極めることができます。
「追究する力」があれば、壁を乗り越えるための課題を解決する方法が見つかります。
「見通す力」があれば高い壁を乗り越えるまでの道のりで何をすればよいかを考えることができます。
2学期終業式では自分の頭で考えること、意志の力で生活や感情をコントロールすることに取り組んでほしいと話をしました。
今年度の仕上げとなる3学期、自分がやるべきことをしっかりと考え、自分の意志で生活や感情をコントロールし、うまくいかなかった「過去」を、今苦しんでいる「逆境」を、すぐに限界を決めてしまう今の「自分」を越えて、前進してほしいと思います。
「関わる力」があれば、困難を乗り越えるためのアドバイスをしてくれる人が現れます。
「見つめる力」があれば、自分のよさや弱点をしっかりと見極めることができます。
「追究する力」があれば、壁を乗り越えるための課題を解決する方法が見つかります。
「見通す力」があれば高い壁を乗り越えるまでの道のりで何をすればよいかを考えることができます。
2学期終業式では自分の頭で考えること、意志の力で生活や感情をコントロールすることに取り組んでほしいと話をしました。
今年度の仕上げとなる3学期、自分がやるべきことをしっかりと考え、自分の意志で生活や感情をコントロールし、うまくいかなかった「過去」を、今苦しんでいる「逆境」を、すぐに限界を決めてしまう今の「自分」を越えて、前進してほしいと思います。