10月30日(金)3校時に、2年1組で国語科の研究授業が行われました。
本校は施設一体型の小中一貫校で、「9年間をつなぐ学び舎の創造 ~見方・考え方を働かせて~」を研究主題に掲げ、子供たちが自ら疑問をもち、仲間と共に深め合える授業づくりに取り組んでいます。今回は、小学校低学年における「言葉の働きや特徴への気付き」に着目した実践となりました。
漢字には、1つの文字でも複数の読み方(例:「九月・九日」)があったり、送り仮名(例:「上がる・上げる」)によって読み方が変わったりする面白さがあります。 本時では、これまでにクラスみんなで集めて作った言葉のヒント集「デジタルタカラバコ」を活用しながら、同じ漢字を何度も変身させて楽しい文章を作る「かん字へんしん文」作りに挑戦しました。
授業の冒頭、先生から「生わさびを食べた黒田先生が長生きをする」「上着を脱ぎ捨てて滑り台の上に上がる」といった楽しい見本文が紹介されると、教室からは笑い声が上がりました。
そして、子供たちも同じように文を考え始めました。子供たちは自分に合ったコースやレベルを選び、多くのヒントカードをもとにじっくり見返しながら集中して文を考えていました。
子供たちが作成した文章には、次のような工夫あふれる作品がたくさん生まれました。「上履きを空に投げたら、上から落ちてきて頭に当たった」(「上」のへんしん)
「九月九日に、階段の上に行って、九人で九個の〜を食べる」(「九」のへんしん)
文章が完成した後は、ペアで声に出して読み合う交流をしました。相手の文章を聞きながら、「読み方がどんどん変わってすごい!」「クスッと笑えちゃうおもしろさがあるね!」と、互いの文の良さを見つけてワークシートに花丸(はなまる)をつけ合いました。
友達から褒められた子供たちはとてもうれしそうで、「同じ漢字でも後ろにつく言葉によって読み方が変わるのが面白かった」「いろいろな言葉の組み合わせを一生懸命考えた」と、言葉の豊かさにしっかり気付くことができていました。
自分の考えを言葉で表現し、友達と認め合いながら学びを深める2年1組の子供たちの姿に、確かな成長を感じた時間となりました。
今後も、子供たちが「できた!」「分かった!」「もっとやってみたい!」と実感できる魅力ある授業づくりを、小中9年間を見通して全職員で進めていきたいと思います。