【庄内未来研究所】

2024年9月15日
    本学園高等部には「総合的な学習の時間」の単元の一つに、【庄内未来研究所】があります。
    7年生、8年生、9年生が自分の興味関心に基づいて、調べていきたい自分の課題を三年間探究する学習です。
    九つの課「防災課」「福祉課」「健康課」「観光課」「浜名湖課」「テクノロジー課」「歴史課」「花とみどり課」「グルメ課」があり、それぞれに課長がいて、生徒が担っています。所長も生徒です。

    この【庄内未来研究所】の大テーマは【庄内地区を20年後も元気な地域にしよう!】【20年後の庄内地区の未来のために、『私』ができることを考えよう!】です。

    それぞれの課には当然教職員が指導・支援についていますが、大きな特徴はそれぞれの課に【地域アドバイザー】がついてくださっていることや、この地域アドバイザーに連絡をしたり地域組織や企業等にアポイントメントをとったりするのは原則生徒であることなどです。

    9月13日の【庄内未来研究所】の時間には、JA静岡中央会から組織広報部の方が授業に参加してくださいました。
    また、所長と「グルメ課」の課長が地域の方と意見交換をしていました。
    「福祉課」の課長は、地域のシャッターに絵を描くことについて地域の方と電話で打ち合わせをしていました。
    「テクノロジー課」の課長は、プールで試乗中に人力ボートのワイヤーが切れてしまったので、修理の仕方について電話でアドバイザーに助言を仰いでいました。
    さらに、各課長はPTAの取材にも答えていました。PTA広報誌に掲載してくださるのだそうです。

    本学園の教育目標は【主体的に学び協働しながら未来を創造できる市民の育成】
    子供たちが「主体的に」考える
    子供たちが「主体的に」行動する
    子供たちが周りの人たちと「協働」する
    「未来を創造」する意欲をもつ
    「未来を創造」するアイデアや仕組みを創出する

    【庄内未来研究所】はこの目標を具現化するものと考えています。
    この教育活動は、今年度【はごろも教育研究助成賞】をいただいています