すごいぞカルチャー部!

2025年7月10日
    放課後の被服室、子どもたちのにぎやかな声が聞こえてきます。
    ここはカルチャー部。
    手芸や裁縫などを中心に幅広く活動しています。
    この日の活動は、「浴衣の着付け」。
    顧問である家庭科担当の先生からの指導を受け、自分たちでも浴衣を着られるように練習です。
    ポイントを教えてもらい、この夏からすぐに実践できそうですね。
    部員は女子だけで、可愛らしい浴衣を着て楽しそうです。

    部長さん。
    「みんなで楽しくにぎやかに活動しています」
    「先輩と後輩との仲もよく、アドバイスをし合っています」
    「昨年度、体育大会の優勝クラスに手渡す『つみっしぇるのぬいぐるみ』を作ったことが思い出としてあります」
    「浴衣の着付けは毎年夏前の恒例となっています」
    「来週はお茶をやるので、また取材をしにきてくださいね」

    翌週の木曜日に再度訪問すると、お抹茶のお点前のお稽古でした。
    月に1回、外部講師の青木先生が来てくださり、子どもたちにお作法を教えてくれます。
    元々、家庭科の講師の先生をされていたそうで、積志中に赴任したことをきっかけに10年ほど前から関わってくださっているそうです。
    「現代社会の中では、日本の伝統文化を感じることが少なくなりました。こうして体験をすることで、その良さを実感してほしいですし、将来に渡ってこの文化に親しんでほしいと思います」
    まずは、懐紙(かいし)を折って準備から。
    優しく笑顔で丁寧に教えてくれて、子どもたちも楽しそうでした。
    1年生にとっては、この日が2回目の体験。
    一通りお作法をおさらいした後に、実際にお抹茶を点(た)ててお菓子と一緒にいただきました。
    「自分で点てたお抹茶は美味しい」と、2杯目のお抹茶をもらいに行く子も。
    月1回ですが、継続することで自分のものになっていくことでしょうね。

    この教室の後ろの掲示板には校長先生からのお礼のお手紙が掲示されています。
    野外活動で「火の女神」が着用した衣装を作ってくれたお礼だそうです。
    学校行事にも貢献しているカルチャー部です。