いのちの授業

2025年6月17日
    6月2日(月)の5時間目、3年生を対象とした『いのちの授業』を行いました。
    講師は、助産師会副会長の山田美由貴先生。
    テーマは「こころとからだと未来を守るために~すてきな大人になるために~」
    体育館に集まった3年生の列の中に入っていき、子どもたちの輪の中でお話が始まりました。

    「助産師ってどんな仕事か分かりますか?」
    「出産のお手伝いをしてくれるお仕事だと思います」
    「そうですね。お母さんと赤ちゃんの命を預かる仕事です。また、いのちのことを考える仕事であり、いのちのことを護る仕事でもあります」
    「赤ちゃんとお母さん、ご家族がえがおでいられることが大事なことです」
    山田先生は、ご自身が助産師を目指した経緯や、資格を取得するために学生時代から実際に出産の場面を何度か立ち会わせてもらったことなどをお話されました。
    「その時に、出産はすごいこと、決して当たり前のことではないということを学びました」
    「皆さんとで出会えたことに感謝。今日はとても嬉しいです」

    「皆さんは思春期真っ只中ですね。イライラすること、人の目線が気になること、人には言えない悩みも抱えていることでしょう」
    「ホルモンの影響で身体もこころも不安定になっているからなんです」
    「成長には個人差があるので、不安なことは一人で考えないで周りの大人に是非相談してみてください」

    「異性のことが気になる時期でもありますね。お互いに異性の立場を尊重する気持ちも持っていてほしいですね」
    「性の自認も人それぞれ個性です。性格、価値観も違って当たり前」
    「違いを認め合うことからスタートし、自分と違う部分を受け入れる良き大人になってください」
    「両親、祖父母、総祖父母…。受け継がれた命を大切にしてください」

    代表のお礼の言葉では、
    「それぞれの個性を大切に、というところが印象に残りました。悩んでいる友達がいたら支えられるようになっていきたいです」
    と感想を述べてくれました。
    山田先生、ありがとうございました。