校内研修 2年生 道徳

2024年12月10日
     今日は2年生の道徳の授業で、校内研修が行われました。「人と接するときに大切なこと」というテーマの授業でした。

     教材の内容は、街を歩いていると、言い争っている人たちを目撃したり、知らない人から思いやりのない一言を浴びせられてしまい、他人に不信感を抱いてしまう主人公。しかし、電車に乗っているとめまいがして、立っているのもつらい状態のところを、見ず知らずの人に親切にしてもらったことをきっかけに自分の周りにある善意に気づく。

     生徒のみなさんは、自分がしてしまって後悔したことや親切にされて嬉しかったことなどを振り返りながら、主人公の心の変化を追っていました。素直に人の気持ちを受け止めたり、自分の思いや考えを伝えられているか。素直さが自分勝手になっていないか。日々の生活で物事の悪い面ばかりに意識が向かっていないか。物事を多角的に捉え、多面性に気づけているか……

     小さいころから「人に優しくしよう」「相手の気持ちを考えよう」そういうことを家庭や学校で教えられてきていると思いますが、12~15歳、中学生という年代では、どのようなことも考えて人と接することが求められるのでしょうか。参観された先生方も、改めて考えさせられた授業でした。

     いろいろと理解ができるようになる中学生だからこそ、物事の一面のみを見てすべてを知ったように思わず、物事の多面性に気づけるようになり、「当たり前」を「感謝」の気持ちに変えて、日々を過ごせるといいですね。