• 8月7日(水)の午前中、村櫛小学校の伝統、算数教育について職員研修をしました。
    (話し合いに夢中になりすぎて、写真を撮るのを忘れてしまいましたが・・)
    静岡大学の教授や教育委員会の指導主事もお招きし、助言をいただきながらの研修です。

    初めに今日の研修の進め方を全体で確認した後、2つのグループに分かれて、1学期の研究授業の振り返りを行いました。
    その後、2学期の授業の進め方を話し合いました。
    外の”あつさ(暑さ)に負けない”あつい(熱い)”議論を交わしました。

    村櫛小は、昭和25年から伝統的に「算数教育研究」を続け、75年目を迎えました。
    今年度から、新たなステージとして、研修主題を「つなげる算数学習」とし、
    ”友達とつなげる”・・・”友達と協働的に課題に向かって学びを深めていく”そんな授業を模索しています。
    時代が激しく変化している今こそ、算数科の授業の中で、周りの友達と”つながり”ながら課題を解決することは、生きる力を育む上で、とても大切と感じます。また、アナログとICTのそれぞれのよさを生かしながら学びに生かすことや、子ども自身が適切なに選択する力を育むことも大切と感じます。

    本日の研修で、今年度の目指す授業に向けて、何をしていくとよいのかじっくり話し合うことができました。
    2学期も”友達とつながる授業”を目指し、職員一同研修を深めていきたく思います。

    1学期の各学年の研究授業の様子については、順にブログで紹介します!
  • 8月5日(月)の朝、村櫛小のへちま棚の様子です。
    7月22日(月)に開花し始めたへちまの花、そのときは、ちらほらでしたが、すっかり満開です!!
    黄色が鮮やかに夏の空に映えています。

    昨日の納涼祭のとき、「わたしのへちまに、実がついていた!」と言っていた5年生の子がいたので、近寄って探してみました。
    そのとき、ちょうど通りがかった子(もちろん5年生)がいたので、その子と一緒に実を探してみました。
    そうしたら・・・
    写真の中央のあたりの葉の間・・・見つけました!!
    まだ小さくてほっそりしていますが、確かに実です!!
    アップで写真をパチリ!これです↓
     
    発見1号
    実の先の方に黄色の部分・・きっとこれは花が咲いたあとが残っているのだと思います。
    思わず「すごい!ほんとに実がついている!!」と感動。

    茂った葉の奥の方をふと見ると・・・
    もう1つ実があるようです!
    葉と葉の隙間から、ちらりと見えています。なかなかこれは、大きそう!!
    生い茂る葉を、2人の手でよけて、カメラを近付けてパチリ!
    発見2号
    手のひらより大きく育った実です!(いったい、いつの間にこんなに大きくなったのかな??)

    どちらの実も、のぼり旗のへちまのイラストのように、ふっくらと丸みを帯びて、とっても可愛らしい感じです。(夏休みになってしまったのがとっても残念!!直に5年生の子たちに見せてあげたいです!!)

    開花しはじめた頃は、つぼみのほとんどが雄花。でも、今日は、雌花のつぼみもたくさん見つかりました。
    きっとこれからもどんどん実がつくのではないかと思います。

    子どもの成長も、植物の成長も、どちらもうれしいものですね。
    ぐんぐん育つ”へちま”から、元気をもらった1日でした!!
  • 8月4日(日)わが校の学区である村櫛町の納涼祭が開催されていました!
    自治会の役員の方をはじめ、村櫛町体育振興会、村櫛小PTAなどなど地域の方々が力を合わせて、運営や準備をされての開催。会場となった村櫛会館ふれあい広場には、たくさんの人が集まり、とてもにぎわっていました。
    5年生がお世話になっている”へちまプロジェクト”のブースも出ていました!!

    さてさて、その納涼祭のステージイベントに、わが村櫛小音楽部のメンバーが出演!!
    毎年恒例のステージです。昨年度の様子は、↓こちらから

    今年は、
    「♪かえるのキラキラ行進♪」
    「♪さんぽ・トトロ♪」

    の演奏を披露させていただきました。

    途中で、それぞれの担当する楽器とその音色の紹介もしました。
    音楽部のメンバーは、今年度、新メンバーを加えて新たなスタート。
    この日のステージを目標に少しずつ練習を重ねてきました。
    夏休みに入ってからも、暑い中、学校に来て練習を重ねていました。
    その指導をしてくださっていたのは、地域の方です。仕事のお休みの日や合間をぬって、熱心に教えてくださっています。(いつも、ありがとうございます!)
    この日のステージへの出演は、全部で10名と少ない人数で、子どもたちは少々不安がっていましたが、なんのその!!
    後方に控えた”小学校付属大人音楽隊”のみなさんの力強いバックアップがあり、安心して演奏することができました。小学生の演奏の合間に大人音楽隊による「♪宇宙戦艦ヤマト♪」「♪ペテルギウス♪」を交えてくださったので、勇壮さと華やかさが加わり、とても素敵なステージとなりました。(大人音楽隊の中には、中学生もいます!!)
    最後には、温かい拍手とアンコールをもらい、村櫛小校歌の演奏もしました。
    こんな風に周囲の大人たちに支えられ、村櫛小の子どもたちは、とっても幸せだなと感じます。
    地域のみなさま、音楽部の子どもたちに素敵な発表の場を提供してくださり、ありがとうございました。

    音楽部のみんな、とてもよく頑張りました。
    次の目標に向かって、また頑張ってくださいね。応援しています!
  • 7月25日(木)の村櫛海岸です。よく晴れて、青空と浜名湖の湖面がきらきらと光っています。
    今日は、村櫛小学校ならではの特別な体験活動・・・”浜名湖体験”の日です!
    5,6年生の子どもたちと保護者同伴が可能な4年生が参加しています。
    PTAの活動の一環として、保護者の方と教員が協力して安全を見守りながら実施しています。
    保護者の方の中には、地元の漁師の方もいらっしゃるので、船も使って見守りをしてくださっています。

    最初に、自分たちの町の海岸の環境美化と感謝の気持ちをこめてクリーン作戦から行いました。
    それから水着に着替えて、海の中に入り生き物観察をしました。
    アドバイザーさんの話を聞きながら、水中メガネを使って観察したり、水の中にもぐってみたり・・・。
     
    アマモを網ですくい取って、じっくり観察したり、頭に乗せてみたり・・・楽しそうです。
    小さな魚を見つけてた子もいました。
    潮の干満の関係で海が深かったため、昨年と比べると生き物を探すのはちょっと大変だったみたいです!
    きっと、見えなかっただけで、たくさんの海の生き物がいるはず・・・。
    どんな生き物がいるか気になる人は、昨年度の浜名湖体験のブログを見てみてくださいね!
       ↓ここをクリック↓

    生き物観察の後は、休憩をしてから遊泳体験です。
    仰向けになって浮いたり、うつ伏せで浮いたり・・・プールと海の違いを感じながら気持ちよく泳ぎました。
    普段とは違う環境で友達同士や先生とふれあい、とても楽しそうな子どもたちです。
    この楽しい時間を与えてくれた村櫛海岸、この海岸をずっと守り続けている地域の方々。
    安全に活動ができるように準備をしたり、終始見守りをしてくださったりした保護者の方、先生方。
    この体験に参加した子どもたちは、自分たちの町のよさ、恵まれた環境の中で育っていることを再確認できたと思います。

    浜名湖体験にご協力くださったすべてのみなさんと村櫛海岸に感謝の気持ちでいっぱいです。
  • へちま開花!!

    2024年7月22日
      今朝(7月22日)の村櫛小のへちま棚です!
      とうとう咲きました!

      青空に、黄色がよく映えていています!

      このへちまは、5年生が”へちまプロジェクト”に参加し育てているのですが、
      村櫛小は、すでに夏休みに入っています。
      5年生のみんなにリアルにみてもらえるようにブログにUPしました!

      *5年生の1学期のヘチマプロジェクトの様子は、少しずつブログにup予定ですので、お楽しみに!
       初日の様子は、こちら↓を見てください!


      そういえば、初めてのヘチマプロジェクトの日、ヘチマの花を想像して、みんなスケッチブックに花を描いていたけれど、実際の花と比べてみると、どうかな?想像通りだったかな?
       
      この夏休みの間にきっと次々と花を咲かせることでしょう。
      5年生のみんな、学校に来る機会があったら、ぜひ花の様子をみてみてね。
      今朝も一人水かけをしてくれていた子がいた(ありがとう)けれど、
      気がついたときには、水かけもしてあげてください!
       
    • 7月5日(金)2時間目の1年生の教室です。
      ”友達とつなげる授業”を目指し、1学期最後の研究授業が行われました。「のこりはいくつ?」の授業です。
      帽子が9つあって、6人の子供が1つずつ持っていくと、のこりはいくつになるのかを考える授業です。
      先生が黒板に描いた絵を参考にしながら、子どもたちは、まずはブロックを使って考えます。
      どんな風にブロックを置いたり、動かしたりするのがいいのか、試行錯誤しています。
      1列に並べたブロックを動かす子がいたり、2列に並べてから、ブロックを動かそうとする子がいたり、中には、お話をつぶやきながらブロックを動かす子がいたり・・・。
      はじめは1列にブロックを並べていた子が多かったのですが、だんだんブロックを2列にする子が増えていきました。
      ブロックの並べ方にためらいや迷いがあった子たちも、互いの様子を見合ったり、友達の説明を聞いているうちに”帽子の数”と”子供の数”を区別することのよさに気付いていきました。
      そのうちに、ブロックの色を上下で区別し、
      「上が帽子で、下が人とよく分かるように、ブロックの色を上と下で変えた」
      とみんなの前で説明をする子が出てきました。
      入学して、まだ3ヶ月の1年生ですが、さすが村櫛小の1年生です。
      ”友達とつながり”ながら、違う種類のものの数の”ひきざん”の場面をブロックで表し、その意味について考えを深めることができました。
      今日の授業で1学期の研究授業は終了です。
      夏の職員研修では、これまでの研究授業のことを振り返り、2学期にさらに”友達とつなげる授業”を目指していきたいと思います。10月25日(金)には、その成果を見ていただけるように、全学級の算数科の授業を、地域の方々や保護者の方々に公開する予定です。
    • 6月26日(水)4時間目の3年生の教室です。
      前回の2年生の研究授業から少し間が空きましたが、”友達とつなげる授業”を目指し、算数科の研究授業が行われました。「表とぼうグラフ」の授業です。
       
      2つのグラフを活用して、お楽しみ会でどんな遊びをするか3つ選んで決めてみようという授業でした。
      今年度は3階のリーダーとして3階集会を主催する3年生。今回の学習は、今後きっと役に立つことと思います。
      まずは、グラフをみて、一人一人が自分で3つの遊びを選びました。その後、グループで意見交換です。
      そのときには、その3つを選んだ理由を、グラフを根拠に説明し合うようにしました。

      「その遊びをやりたい人の数が、多い順に選べばいいと思う。」
      「でも、上級生に人気があっても、下級生に人気がない遊びを選ぶのは、よくないのでは?」

      同じグループ内であっても、意見は様々。
      でも、互いによく聞き合って、折り合いをつけながらホワイトボードにまとめていきました。
      そして、そのホワイトボードを使って、ほかのグループと意見交換です。

      各グループが選んだトップの遊びは、”宝さがし”で一致していました。
      でも、2番目の遊びは、「いす取りゲーム」と「ドッジボール」に分かれました。
      それぞれの根拠を聞き合い、
      「同じ考えだ!」
      「なるほど、そういう考え方もあるね。」
      とつぶやく子がいたり、納得する子がいたり、さらに悩む子がいたり・・・。
      この日の授業の中では、考え方は1つにまとまりませんでした。
      でも、同じグラフから、多様な考え方(データの見方)があることを感じたことは、貴重な経験です。
      “友達とつなげる”授業だったからこそ分かることです。

      さらに、今日の経験を”生活とつなげる”ことができれば、・・・これから「お楽しみ会」をやるときの遊びを決めたり、「3階集会」でどんなことをやるのか決めたりするときに、アンケートを取ったり、それを表やグラフに表したりして、決めていくときに活用できたら素晴らしいことだと思います。

      次の研究授業は、7月5日(金)の2時間目。1年生の「のこりはいくつ」の授業です。
    • 6月18日(火)の午後の5年生の教室です。”浜松へちま・ミライ”代表の五明さんが再び来てくださいました。
      前回来ていただいたのは、5月14日(火)でしたので、子どもたちは、およそ1か月ぶりの再会です。

      前回の授業で、へちまに出会った子供たち。
      そのときは、「どんな花が咲くのかな?」「どんな棚が作りたいかな?」などの話し合いをしたり、種まきをしたりしました。そして、花壇の片隅に「ポリプロピレンのスポンジ」と「へちまスポンジ」を埋めました。

      次に五明さんに来ていただくまでの間、芽が出るのを楽しみにしつつ、水やりや観察をしました。
      種から芽が出たとき、双葉が開いたときは、それは嬉しそうに報告をしてくれました。

      さて、今日の授業では、「なぜ、2つのスポンジを埋めたのか?」という意図を共有するところからスタートしました。
      「マイクロプラスチック問題」と「へちまの活用」について、この2つが繋がっていると体感でイメージしてほしい、対話しながら共有したいというねらいがあっての大切な話し合いです。
       日常生活で、便利に使っているプラスチック製品。現在の私たちの毎日の暮らしの中で欠かせないものです。たくさん使われるようになったことで、必然的に”プラスチックごみ”が出ることとなり、適切に処分されないそれらが、海や生き物たちにどんなふうに影響しているのか。五明さんは、身近な遠州灘海岸の実情をパネルを使って示しながら、子どもたちに問いかけてくださいました。
       現状を知ろう → 理想の姿は? → どうしたら理想に近づく? 
      子どもたちは、食い入るようにパネルを見たり、もってきてくださった自然由来の素材からできたものにも触れたりさせていただきました。かつて、へちまスポンジが重宝されていたことも、竹の皮でおにぎりなどを包んでいたことも聞きました。
      「なんで、竹の皮は、使われなくなっちゃったの?」
      素朴な疑問です。だって、自然由来のものを使っていければ、理想に近づけるかもしれないのに・・・。
      これについては、「家の人、おじいちゃんやおばあちゃんなどにも聞いてみてね。」となりました。

      そして、いよいよ苗を花壇に定植する活動へ。
      雨が降る中でしたので、子どもたちが風邪をひいてはいけないと、合羽を着て、一人ずつ順番に花壇に植えに行きました。五明さんが一人一人に、苗の持ち方と、ポットからの外し方を伝授してくださいました。
      無事、16人分の苗を30cm間隔で定植できました。
      生活を便利にしてくれるプラスチック製品たちですが、それらを”適切に廃棄することの大切さ”を知っているのと知らないのとでは、大きな違いが生まれます。今日のへちま授業では、ごみの廃棄の仕方が環境を左右すること、自然由来のものとの違い、それらを考える大きなきっかけになったと思います。

      次回の授業は、7月4日。夏の日差しをやわらげる日除け(グリーンカーテン)の話とネットはり作業の予定だそうです。
      五明さん。本日も、雨の中大変お世話になり、ありがとうございました。
    • 5月27日(月)の2時間目の2年生の教室です。
      5月22日(水)の4年生に続いて、”友達とつなげる授業”を目指して、算数科の研究授業を行いました。
      この日の授業は繰り下がりのある引き算(34ー18のような計算)の計算の仕方について考える授業でした。
      前の時間に学んだ「46-23」の引き算のときは、まず一の位から計算した。でも、今日の一の位の計算は、4ー8になってしまってうまく引くことができない・・・子どもたちは悩みました。
      さぁ、どうしたらいいのかな?ブロックでやってみようということになり・・・
      位の部屋のプリントの上に、10のまとまり(紙製)のブロックを3本、1のブロック(ばらのブロック)を4つ出しました。そこまでは、順調でしたが、そこから動きがとまってしまう子が続出。
      「うーん。ここから、どうやって8をとればいいの???」
       
      「困ったなぁ。」
      「10からひきたいけど、このままじゃできないよね。
      「10のまとまり(紙製のブロック)を、ばらのブロック10個と交換してもいいのかな?」

      近くの席の子とわいわいお話をしながら、次第に、「十の位から1つ10のまとまりをくずして使う」という考えが出てきました。その考えに合点がいった子が、みんなの前でそれを言葉で説明。
       
      授業の最後には、「今日のような一の位の計算で引くことができないときは、一の位に十の位から10を一つあげれば、どうにかなる!!」と分かる喜びに満ちたつぶやきが聞かれました!!

      「困ったな。でも解決したい!!」そんなやる気に満ちた2年生。
      友達と知恵を出し合いながら”つながる”ことで、難しいなと思う問題を解決することができました

      次の研究授業は、ちょっと間が空いて、6月26日(水)。3年生の「表とぼうグラフ」の授業です。