• 6月18日(火)の午後の5年生の教室です。”浜松へちま・ミライ”代表の五明さんが再び来てくださいました。
    前回来ていただいたのは、5月14日(火)でしたので、子どもたちは、およそ1か月ぶりの再会です。

    前回の授業で、へちまに出会った子供たち。
    そのときは、「どんな花が咲くのかな?」「どんな棚が作りたいかな?」などの話し合いをしたり、種まきをしたりしました。そして、花壇の片隅に「ポリプロピレンのスポンジ」と「へちまスポンジ」を埋めました。

    次に五明さんに来ていただくまでの間、芽が出るのを楽しみにしつつ、水やりや観察をしました。
    種から芽が出たとき、双葉が開いたときは、それは嬉しそうに報告をしてくれました。

    さて、今日の授業では、「なぜ、2つのスポンジを埋めたのか?」という意図を共有するところからスタートしました。
    「マイクロプラスチック問題」と「へちまの活用」について、この2つが繋がっていると体感でイメージしてほしい、対話しながら共有したいというねらいがあっての大切な話し合いです。
     日常生活で、便利に使っているプラスチック製品。現在の私たちの毎日の暮らしの中で欠かせないものです。たくさん使われるようになったことで、必然的に”プラスチックごみ”が出ることとなり、適切に処分されないそれらが、海や生き物たちにどんなふうに影響しているのか。五明さんは、身近な遠州灘海岸の実情をパネルを使って示しながら、子どもたちに問いかけてくださいました。
     現状を知ろう → 理想の姿は? → どうしたら理想に近づく? 
    子どもたちは、食い入るようにパネルを見たり、もってきてくださった自然由来の素材からできたものにも触れたりさせていただきました。かつて、へちまスポンジが重宝されていたことも、竹の皮でおにぎりなどを包んでいたことも聞きました。
    「なんで、竹の皮は、使われなくなっちゃったの?」
    素朴な疑問です。だって、自然由来のものを使っていければ、理想に近づけるかもしれないのに・・・。
    これについては、「家の人、おじいちゃんやおばあちゃんなどにも聞いてみてね。」となりました。

    そして、いよいよ苗を花壇に定植する活動へ。
    雨が降る中でしたので、子どもたちが風邪をひいてはいけないと、合羽を着て、一人ずつ順番に花壇に植えに行きました。五明さんが一人一人に、苗の持ち方と、ポットからの外し方を伝授してくださいました。
    無事、16人分の苗を30cm間隔で定植できました。
    生活を便利にしてくれるプラスチック製品たちですが、それらを”適切に廃棄することの大切さ”を知っているのと知らないのとでは、大きな違いが生まれます。今日のへちま授業では、ごみの廃棄の仕方が環境を左右すること、自然由来のものとの違い、それらを考える大きなきっかけになったと思います。

    次回の授業は、7月4日。夏の日差しをやわらげる日除け(グリーンカーテン)の話とネットはり作業の予定だそうです。
    五明さん。本日も、雨の中大変お世話になり、ありがとうございました。
  • 5月27日(月)の2時間目の2年生の教室です。
    5月22日(水)の4年生に続いて、”友達とつなげる授業”を目指して、算数科の研究授業を行いました。
    この日の授業は繰り下がりのある引き算(34ー18のような計算)の計算の仕方について考える授業でした。
    前の時間に学んだ「46-23」の引き算のときは、まず一の位から計算した。でも、今日の一の位の計算は、4ー8になってしまってうまく引くことができない・・・子どもたちは悩みました。
    さぁ、どうしたらいいのかな?ブロックでやってみようということになり・・・
    位の部屋のプリントの上に、10のまとまり(紙製)のブロックを3本、1のブロック(ばらのブロック)を4つ出しました。そこまでは、順調でしたが、そこから動きがとまってしまう子が続出。
    「うーん。ここから、どうやって8をとればいいの???」
     
    「困ったなぁ。」
    「10からひきたいけど、このままじゃできないよね。
    「10のまとまり(紙製のブロック)を、ばらのブロック10個と交換してもいいのかな?」

    近くの席の子とわいわいお話をしながら、次第に、「十の位から1つ10のまとまりをくずして使う」という考えが出てきました。その考えに合点がいった子が、みんなの前でそれを言葉で説明。
     
    授業の最後には、「今日のような一の位の計算で引くことができないときは、一の位に十の位から10を一つあげれば、どうにかなる!!」と分かる喜びに満ちたつぶやきが聞かれました!!

    「困ったな。でも解決したい!!」そんなやる気に満ちた2年生。
    友達と知恵を出し合いながら”つながる”ことで、難しいなと思う問題を解決することができました

    次の研究授業は、ちょっと間が空いて、6月26日(水)。3年生の「表とぼうグラフ」の授業です。
  • 突然ですが、次の2枚の写真を比べてみてください!
     
    1枚目は4月10日の写真で、2枚目は本日(5月22日)の写真です。
    さて、どこが変わったでしょう?

    桜の木。花から葉がいっぱいに変わっている!
    春から初夏へと季節が移り変わっていますから、それも正解です。

    実は、今日、季節の変化とは違うところが少し変わったのです。
    2枚の写真をよ~く見比べてみてください。

    もし、答えを見る前に気付くことができた方がいたら、とってもすごいと思います!
    ふだんから村櫛小のことをよく見ていて、村櫛小に詳しいということです!!

    次の写真をヒントにして、もう一度考えてみてください!

    少し校舎に近づいた写真ですね。
    さぁ、どこが変わったでしょう?
    これで、分かった方も、なかなかすごいと思います!

    次の写真は、大大大ヒント!
    もっと校舎に近づいてみます!
    もう分かりましたか?
    正解は・・・校舎の壁の横断幕です!

    実は今年度の村櫛小学校は、創立140周年の節目を祝う1年です。
    そこで、ちょっと文字が薄れてきてしまっていた横断幕を思い切ってリニューアルしました!
    言葉はこれまでと同じですが地の色は変えてみました。
    村櫛海岸浜名湖の湖面の様子をイメージして淡いブルーに。
    村櫛小の子どもたちがもっともっと”わが町村櫛”のよさ、素晴らしさを感じられるように、そして、村櫛の地域との関わりをより深め、地域のみなさまの応援をいただきながら、成長できるようにという願いを込めました。
    毎日、この横断幕の文字「夢をもってすこやかにたくましく生きる子」を目にしながら、子どもたちは、ますます成長していくことと思います。
    ブログを御愛読してくださっているみなさま、どうぞ村櫛小学校の子どもたちのこと、応援よろしくお願いします。
  • 5月22日(水)3時間目の4年生の教室です。
    5月14日(火)の5年生に続いて、”友達とつなげる授業”を目指して、またまた村櫛小では算数科の研究授業を行いました。
    ”角”の意味、角の大きさの表し方、分度器の使い方などを学ぶ単元の中盤で、180°より大きい角度の調べ方について考える授業です。
    「180°より大きくなりそうだね。」
    「分度器だと180°までしか測れないよね。」
    「どうしたら、いいかな?」
    「線を引いて区切ったらどうだろう?」
    などなど解決の見通しをまずは出し合ってみました。

    それからグループを組み、解決までのプロセスを図や式を用いながら、言語化することに挑戦。
    グループは、やり方が同じ子で組み、ホワイトボードを使ってまとめました。
    それを使って、違うやり方をしたグループの子と交流し、互いの説明を聞き合うようにしていきました。
    「線を引いて区切れば、180°と60°になるから、180+60だね。」
    「こっちの角度を調べて、360°から引き算したんだよね。」
    同じ角の大きさを求めるために、幾通りもの求め方ができることを伝え合うことができました。
    今回の授業でも、友達と”つながり”ながら学ぶことで、自分の考えに自信をもつことや、自分と違う考えを知ることができることを実感することができたようです。

    次の研究授業は、5月27日(月)2年生「ひき算」の授業です!
  • 5月14日(火)の5,6時間目。5年生の教室をのぞいてみると、総合的な学習の時間が始まっていました。でも、黒板の前でお話しているのは・・・担任の先生ではありません。
    実はこの方、市民団体”浜松へちま・ミライ”の代表の五明さんです。

    とっても”へちま愛”にあふれた方なのです。
    明治時代、今の浜松市にあたる地域は、国内最大のヘチマ生産地で、その品質は海外でも認められていたそうです。100年以上たった今、ヘチマに再注目しようと五明さんは、1月に「浜松へちま・ミライ」を立ち上げ、この4月から「浜松へちまプロジェクト」として、ヘチマの栽培や加工、活用の促進をしていく取り組みを始められたのだそう。

    五明さんが小学校の近くにお住まいというご縁から学校支援コーディネータを通じてお誘いを受け、この度、5年生がこの「浜松へちまプロジェクト」に参加させていただくことになりました!!

    この日は、へちまの種、ヘチマの実を乾燥させてスポンジ状に加工したものなどを準備してきてくださり、子どもたちに”へちま”についての好奇心や想像をふくらませたり、実際に”ヘチマだわし”に触れる体験などをさせてくださいました。
    教室で、これからの活動について意見交換した後に、外に出てさっそく種まきの仕方も教わりました。
    植えるためのポットも一人一つずつ用意してくださってあり、子どもたちは、指であけた穴に一粒ずつ種を入れ、そうっと土をかけました。

    また、あらかじめ種をまいて育てておいたヘチマの苗も
    「次回までに、育ちの様子をスケッチしていきましょう!」
    と、一人に一つずつ分けてくださいました。(ありがとうございます!!)

    次回、6月18日に来てくださったときには、校舎の前の花壇に植え付け、棚づくりをする予定です。
    それまでの間、今日種まきしたヘチマもきっと芽を出して育っていることと思います。
    本日よりスタートした”村櫛小 5年生 浜松へちまプロジェクト”
    これからどんな風に活動を進めていくか・・・子どもたちと話し合いながら決めていく予定です。
    どうぞ、お楽しみに!!

  • 5月14日(火)の4時間目の5年生の教室です。
    4月30日(火)の6年生に続いて、”友達とつなげる授業”を目指して、算数科の研究授業を行いました。
    立体の体積を求める学習の終盤、複合図形の体積の求め方について考える授業です。
     
    複合図形の体積は既知の形(体積の求め方を知っている立体)にすれば4年生の面積の学習のときと同じように求積できることをみんなで検証してみようという授業でした。
    各班、自分の担当する問題について、「ここで、切りわければ求められそうじゃない?」「どこを求めているか図に色をつけると分かりやすいね。」など、わいわい話をしながら課題となる立体の体積の求め方を考えました。
    タブレットの操作が得意な5年生の子供たち。
    タブレット端末を用いて、それぞれが考えた求積方法を表現し、オクリンク上で共有したり、グループ内の友達に説明したりしながら、解決に向かっていきました。
    授業の最後には、今日の授業で分かったことや感じたことなどを振り返り、まとめをノートに書きました。
    子どもたちは、友達と”つながり”ながら学ぶと、一人では難しいことが解決できたり、自分と違う考えを知ることができたり、自分の考えに自信をもてたりすることが実感できたようです。

    次の研究授業は、5月22日(水)4年生の「角」の授業です。
  • 5月10日(金)の下校の時間の様子です。子どもたちの手に御注目!!何か大事そうに持っていますよね。
    子どもたちが持っているのは、赤紫色の花(カーネーション)です。
    なんと、このお花は小学校の近くにある地域のお花屋さんからのプレゼント!

    ”地域の花店として、地元の小学校の子どもたちやそのご家族のために何かできることを”というお店のスタッフのみなさんのお気持ちで、村櫛小学校に在籍している子どもたち”一人に一輪ずつ”くださいました。
    各教室では、担任から「地域のお花屋さんから、みんなとみんなの家の人への贈り物です。大事に持ち帰って、”いつも、ありがとう”と伝えながら家の人に渡してね。」と伝えました。

    子どもたちは、花を見て、「お花屋さんに行ってみたい!」「101人分をラッピングして、リボンを掛けるのは、大変なのにすごい!」などと思わず話していました。
    月曜日の朝、何人かの子にきいてみると、「家の人に”いつもありがとう”と渡したら、ぎゅってしてもらって、うれしかった!」とちょっとはにかんで教えてくれた子や「”いつも、がんばっているご褒美みたい!”と言われたんだよ」と教えてくれた子などなど、家の人とのふれ合いの時間ができた様子が分かりました。

    お花だけでなく、”心がふわっとする素敵なひととき”もプレゼントしていただきました。
    素敵な贈り物をありがとうございました!!
  • 5月2日木曜日。
    今日の浜名湖の様子です。きれいな青空が広がっています。
    今日は、船の遠足に行くことができました。
    村櫛小の子どもたちが楽しみにしている毎年恒例の行事です。

    実は、本当は昨日行く予定だったのですが、雨のため、延期となっていました。
    今朝も明け方まで雨が降っていたので、ちょっと心配していましたが村櫛ファミリーの願いが通じ、今日は行くことができました!!
    安全のため、全員がライフジャケットを着て船に乗りました。
    1年生は、6年生が一緒に歩いたり、船に乗ったりしてくれました。
    いつもは、船で新居の浜まで行っていたのですが、今年は、ガーデンパークで”浜名湖花博2024”が開催中!そこで、船でまず浜名湖を周遊。そのまま船でガーデンパーク内の桟橋へ。今年は、特別にガーデンパーク内での活動となりました。

     
    きれいな花が咲き誇るガーデンパーク内を”にじ色グループ”で散策したり、広場でゲームをしたりしました。
    どの子もとっても楽しそう。

    学校から船着き場まで歩いて、ガーデンパーク内を歩いて、今日は本当にたくさんたくさん歩きました。
    まさに”遠足”って感じです。
    家の人が用意してくださったお弁当を食べて、エネルギーチャージ!
    いいなぁ・・おいしそう!

    この船の遠足では、いつも”1年生を迎える会”も行っています。もちろん、今年もやりました!

    1年生は、にじ色グループのお兄さん、お姉さんたちからのメッセージカードのプレゼントをもらいました。もらった1年生はもちろん、プレゼントを渡す上級生も嬉しそうでした。心がふわっとする時間になりました。

    1年生のみんな、初めての船の遠足はどうだったかな?
    この日のために準備をがんばってきた6年生、ありがとう!そして、お疲れ様!

    今日は、たくさん活動したから、きっと疲れたことでしょう。
    4連休中は、心も身体もしっかり休めて、5月7日火曜日からまた元気に学校に来てくださいね。
  • 村櫛小は、昭和25年から伝統的に「算数教育研究」を続けています。今年度は、75年目を迎えました。
    今年度から、新たなステージとして、研修主題を「つなげる算数学習」とし、”友達とつなげる”・・・”友達と協働的に課題に向かって学びを深めていく”そんな授業を模索することにしました。
    4月30日。
    まずは、6年生が研究授業をしました。
    「分数÷整数の計算の仕方について考える」というめあてを全体で共有。
    「一人で学ぶ」「友達と学ぶ」「教師と学ぶ」等解決までのプロセスを子供自身にゆだねて授業に挑戦しました。
    普段口数の少ない子も、互いに、式と図を結び付けながら説明したり、それを聞いたりして、課題解決に向かっていくことができました。
    次の研究授業は、5月14日。5年生です。
  • 令和6年4月5日金曜日。
    今日は、村櫛ファミリーに新しく可愛らしい1年生が入学する日です。
    昨日、2年生~6年生みんなで入学式の準備をしました。
    明け方に雨がふっていましたが、受付するころは、何とか雨はやんでいました。
    家の人に手を引かれ、真新しいランドセルと一緒に1年生が村櫛小に入ってきました。
    その様子を満開の桜もそうっと見守っています。
    今年の1年生は、全部で12人。
    体育館では、上級生たちが花のアーチの準備をしながら入場を楽しみに待っていました。
    8時57分。音楽に合わせて1年生が体育館に入ってきました。
    会場内には、歓迎の拍手が響き、笑顔があふれます。
     
    式が始まり、1年生一人一人の名前を呼ぶと、どの子も元気に「はいっ!」と返事をして、よい姿勢で立つことができました。
    校長先生から「りっぱなお返事ができたので、入学を認めます。」と村櫛小の1年生になることを認めてもらいました。
    これで、正式に”村櫛ファミリー”の一員です!!
    ごにゅうがく おめでとう!!

    校長先生からは、にこにこ笑顔を大切に、りっぱな村櫛の1年生になってほしいというお話とともに
    今年の1年生にも、やっぱり出ました!あのしゅくだい!!
    去年の1年生(現2年生)にも出していました
    それは・・・”家の人にだっこしてもらうこと”です。
    ・・・1年生になっても、家の人にだっこしてもらってもいいのかな?
    と心で思った子もいるかもしれません。
    いいんです!!どんどんだっこしてもらっちゃってください。
    おうちの人のだっこは、安心とやすらぎ、次に頑張るエネルギーのチャージになるんですから!

    これから1年一緒に過ごす担任の先生のお話も聞きました。
    先生の大好きな言葉は、「やってみよう!

    あたらしいおともだち、ドキドキするけど、まずは、あいさつしてみよう!
    はじめてたべるきゅうしょく。ドキドキするけど、まずは、たべてみよう!

    はじめてのことは、ドキドキするけど、みんなの「やってみよう!」をおうえんしてくれる、やさしいおにいさん、おねえさんがいっぱいいます。せんせいたちもいます。いろいろなことにたのしくチャレンジしていきましょう!

     

    小学校で使う教科書や登下校でかぶるヘルメットをいただいた後には、2年生のお迎えの言葉もありました。
    みんなでお祝いした後は、教室に。
    花のアーチをうれしそうにくぐる1年生にみんなで拍手をしました。

    教室で先生のお話を聞いて、これから1年間使う教科書も確かめました。

    村櫛小以外の方々からもお祝いのメッセージがいっぱい届きました。

    こんな風に、今年も村櫛小では、新しい仲間の入学を、全校みんなでお祝いしました。
    そして、みんなの心が「ふわっと」しました!
    1年生の12名が加わって、今年は、101名の子どもたちが村櫛小に通います。

    1年生のみなさん、入学おめでとう!
    これから1年間、いろいろなことを「やってみよう!」の気持ちでがんばって!そして、素敵な小学校生活を送ってくださいね。

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