りんご並木ボランティア講話

2024年6月10日
     長野県飯田市は1947年、飯田大火と呼ばれる大火事に見舞われました。被害は市街地の約4分の3と甚大で、数年たっても焼け跡が残り、飯田大火の悲惨な記憶はなかなか消えませんでした。そんな中、当時の飯田市立飯田東中学校の生徒が「赤いリンゴが実る、美しい街並み」を夢見て、1953年11月、47本のリンゴの木を植樹したのが「りんご並木」の始まりだそうです。飯田市は同校生徒と地域住民の協力で「りんご並木」を現在まで維持しており、今では飯田市復興のシンボルとなっています。本校の学区にあるフルーツパークには、その長野県飯田市からリンゴの木が贈られ、都田中の生徒を中心に浜松市の中学生がりんご並木の育成に協力をしています。6月3日(月)には、浜松市教育センターの前田先生から飯田市のりんご並木や浜松市との交流の歴史についてお話をしていただきました。12日(水)には、実際に80期生(1年生)がフルーツパークを訪問し、リンゴの木の世話をします。当時の飯田市の中学生の思いを受け継ぎ、リンゴの木を大切に育て、浜松市を元気にしていきたいと思います。