今日の献立は、冬至の行事食です。冬至には、かぼちゃや小豆、そして「ん」のつく食べ物を食べる習慣があります。これらは無病息災や運気上昇を願う意味が込められています。
「わかさぎのごまだれかけ」のわかさぎは、魚の中では小さな部類に分類され、体長10cm~20cm程度のものが多く、体の形は細長い円筒形をしています。色は全体的に銀色を帯びていて、背中側はやや黄色味がかっているのが特徴です。今日は、でんぷんをまぶして油で揚げたわかさぎにごまだれをかけていただきました。カミカミメニューですので、歯ごたえがよく、噛むとわかさぎの美味しさがより深く感じられました。
「かぼちゃのほうとう」のほうとうとは、山梨県を中心に作られる郷土料理で、小麦粉を練って作った太くて平たい麺とかぼちゃなどの野菜を味噌仕立ての汁で煮込んだものです。今日のほうとうには、かぼちゃのほかに、白菜やぶなしめじ、根深ネギが入っていました。だしがしっかりと効いた味噌仕立ての汁で身体が温まりました。
「ゆず大根」は、茨城県をはじめとする関東地方で広く食べられている冬の郷土料理です。消化酵素も含まれているため、食べ物の消化を助け、胸焼けや胃もたれを防ぐ効果も期待できます。とてもさっぱりとしていました。大根と人参の白と赤がとてもきれいでした。
今日も、ごちそうさまでした
