6月は、「命を大切にする月」 その2

2022年6月26日
    昨日のブログでもご紹介したように
    入野小では、6月は「命を大切にする月」として、様々な取り組みを行っています。
    昨日ご紹介した取り組みは、子供たちが命について考えるためのものが中心でした。
    今日は、子供たちの命を守るため、私たち入野小の職員の取り組みを紹介します。

    この写真を御覧ください。
    これは、6月15日(水)の放課後に行った食物アレルギーについての職員研修の様子です。
    校内の職員だけでなく、専門的な知識や経験豊富な方に講師に来ていただくように計画し、
    この日は、薬剤師の方と看護師の方をお招きして、研修することができました。
    食物アレルギーの症例を聞いたり、もし、アレルギーの症状が出たときには、どのように対応するのかについてマニュアルをもとに教わりました。また、練習用のエピペンを使って、エピペンの使い方や、実際に使用するときには、どんなことに気を付けるのかについても体験をしながら研修しました。
    そして・・・一通り分かったところで、想定される事例について役割演技をしてみることにしました。

    これまでアレルギーのなかった子が、給食で初めてカシューナッツを食べて症状が出てしまったという事例でやってみました。
    アレルギー児童の役をした講師の方は、迫真の演技。
    苦しそうな様子に、これまでにも何回も研修を積んできたはずのベテラン職員でさえ、
    何をしていいのか右往左往してしまったり、必要なものがどこにあるのか
    探し回ってしまったり、判断に迷ってしまったりするという課題が浮かび上がりました。

    役割演技を終えた後、反省点を出し合って、今後の対策を話し合ったり、講師からアドバイスを受けたりしました。

    これまでも入野小では、食物アレルギーのあるお子さんに、安全に給食を食べてもらえるように様々な工夫を考え、実行しています。
    それでも、アレルギー症状が出てしまうこと、そして、今回の事例のように初めて食べて、初めてアレルギー症状が出てしまうことが絶対にないとは言い切れません。今回の研修を生かし、お預かりしているお子さんの命を守るため、努力を続けていこうと決意を新たにしました。

    さて、もう一つ研修したことがあります。
    次の写真を御覧ください。
    これは、6月17日(金)の放課後、心肺蘇生の仕方について研修している様子です。
    水泳の授業が始まり、万が一に備えての研修です。

    もし、プールで溺れてしまい、意識がないということが起きたときは・・・
    意識や呼吸の確認をすること、そして・・・
    救急車を要請したり、心臓マッサージをしたり、AEDを使用したり・・・
    養護教諭と保健主事から、説明を受けたあと、全職員、実際に心肺蘇生の練習をしました。
    校内のどこにAEDがあるのかも再確認。
    プールの事故に備えて、しっかり研修をすることができました。

    子供たちをプールに入れる、水に入れるときには、”一歩間違えれば、命に関わる”と
    私たち教員は、気を引き締めて授業に臨みます。
    子供たちへも安全に学習するための約束を言って聞かせています。

    1学期の間、楽しく安全に水泳ができるように頑張ってまいりたいと思います。