8年生では、「世界的な問題に目を向け、日本人としてどうすべきかを考える」というねらいで国際Bの授業を進めています。前回は気候変動と地球温暖化についてジャムボード会議を行いました。今回は世界の人々の生活と気候変動の現状について学び、日本人として、地球人としてどうすべきかを考えました。
環境省が作成した「2100年の天気予報」の動画を見て、このまま温暖化が進むとどうなるかを学び、ジャムボード会議で自分たちが考えたことをより具体的に感じていました。
その後、「気候変動クイズ」の答えをグループで考えて世界の現状を確認しました。世界人口の1割の富裕層が世界のCO2の50%を輩出していることや、気候変動の影響を大きく受けるのは貧困層であることを知りました。また、気候変動に関する言葉についても学び、興味を深めていました。特に「ティッピングポイント」という言葉が印象に残ったようです。話し合いの中で、「富裕層がたくさんCO2を出しているのは意外だった」「便利な生活をするということはたくさんエネルギーを使うからCO2をたくさん出すことになる。富裕層がまず変わらないといけない」「富裕層はある程度気候変動に対応できてしまうから、なかなか危機感を感じないから対策が進んでいかないのでは?」などの意見が出ました。
授業後の感想には、「私たちは暑ければエアコンを使えるし、気候変動の影響は受けていても正直、危機感が高いとは言えないかもしれない、正直何をしていいかわからないけど、情報を集め、私たちにできることから今日からやりたい」「みんなが危機感をもったほうがいい」「まずは資源を大切にすることから始めたい」というコメントがありました。ふるさと科の学習にもかかわる内容で、みさとパビリオンでの発表にもつながってきそうですね。