【全校】朝会「いのちについて考える日」

2025年6月12日
     本日、朝会がありました。朝会では、子供たちと共にいのちの大切さについて考えました。
    ~~~ 朝会の話「いのちについて考える日」 ~~~
      平成24年6月12日に、浜松市内の中学校の生徒が自ら命を絶つという、悲しい出来事がありました。二度とこのようなことが起こらないよう、浜松市内の小中学校では、この日を「いのちについて考える日」としています。
     また、校長先生が教育委員会にいたとき、学校で起きた事故により、生徒が一人亡くなりました。その時、亡くなった生徒の両親と会う機会がありました。両親は 泣いていました。とっても悲しんでいました。その姿を見て、校長先生も泣きました。涙が止まりませんでした。今でも、その時のことを思い出すととても悲しくなります。
     人の命が亡くなるということは、とても悲しく、そして辛いことです。ですから、ここにいるみんなには、絶対にそのようなことがあってほしくないと強く願います。
     今日の朝会は、ここにいる全員で命の大切さについて考えていきます。
     命を大切にするって何だろう? みんなはどう思いますか?
     校長先生は、命を大切にするということは、自分を大切にすること、そして、周りの人を大切にすることだと思います。
     
     みんなは、自分を大切に生きていますか?
     校長先生は、自分を大切にするためには毎日の授業を真剣に、そして一生懸命取り組むことが大切だと思います。授業中、
     □先生や友達の話をしっかりと聴いていますか?
     □「考えることが面倒くさい」といって、授業に参加していないことはありませんか?
     □「どうせやっても分からない」といって、すぐに諦めていませんか?
     みなさんには、もっともっといろいろな、そして、たくさんの力を身に付ける可能性を秘めています。 その秘めた可能性を輝かせるのは、自分です。
     だから、友達や先生の話をしっかりと聴き、心と頭を働かせながら、いろいろなことを感じ、考え、一つ一つの授業に一生懸命に、そして粘り強く取り組むことを願います。それが、自分の可能性を広げ、「自分を大切にする」「自分の命を輝かせる」ことに繋がるからです。

     みんなは、周りの人を大切に生きていますか?
     自分と同じように、周りの人も今を生きています。そして、今を明るく、楽しく生きていきたいと思っています。学校生活の中で、
     □周りの人を傷つける言葉を言っていませんか?
     □周りの人が嫌がることをしていませんか?
     □学校のルールや決まりを守らず、周りの人に迷惑をかけていませんか?
     人は、人を傷つけ、悲しませることもできます。でも、人は、人を喜ばせ、笑顔にすることだってできます。
     ここにいるみんなには、人を喜ばせ、笑顔にすることができる人になってほしいです。それが、「周りの人を大切にする」「周りの人の命を輝かせる」ことに繋がるからです。
     
     自分や周りの人を大切にし、自分や周りの人の命を輝かせながら、共に生きていくことができる、みんなにはそのような人になってほしいと願っています。みなさんなら必ずなれると信じています。
     今日は、命について考える日です。今までの自分を振り返り、これからどのように生きていきたいかについて真剣に考えてみてください。