8日青森県東方沖を震源とする大地震が起きました!最大震度6強、マグニチュード7.5という大きな地震でした。
午後11時15分、青森県沖の太平洋プレートの境界で大きな地震が発生しました。その後「後発地震注意情報」が出され、今後も大規模地震が発生する可能性が高いとの情報が出されました。
私たちの地域も、南海トラフ巨大地震の発生が危ぶまれている地域であり、発災した後の様々な対応も準備が進められています。本園は、河川や山がなく、地盤も比較的良い位置にあり、災害発生後の復興や学校再開のために「臨時保育所」に定められています。園の空き保育室「めだか」と「遊戯室」を使って、避難を余儀なくされ保育機関に預けられない被災者のために、臨時的に保育所を開設し、市として預かる制度です。9日午後市の職員立ち合いの中、「開設訓練」を行いました。
市内指定されている5園が同時に訓練開始。園長より、災害発生後の動きを確認しました。園の施設が安全に使える状態かどうかの点検。電気・ガス・水道の使用が可能かどうか。さらに、園児の安否確認の指示が出ました。実際には、大地震後も園舎が使えれば、保育再開は早期に可能となるはずです。
先生方だけでの訓練ですが、この訓練が生かされることがないことを願いつつ、臨時保育所とはどんな働きがあり、本園の保育はどうなるのかなどを知っていていただくために情報提供いたします。
発災から数日で、被害の状況により復興活動が始まります。園では保育再開に向けの準備が進みます。ところが、保育園などの保育施設が被害を受け使えなくなると、幼児を預けることができず、復興作業や職場に行けない大人が増えます。災害後、早期に通常の社会秩序に戻すためには、幼児の預け先がどうしても必要になるわけです。これが「臨時保育所」の役割です。ネットから、臨時預かりの許可を得た保護者が、この園に集まってくるので、その受け入れ準備を進めます。南園庭は駐車場になります。
駐車した車から受付①へ。ここではガムテープの名札をつくり服に貼ります。アレルギーのある子は色の違う名札です。続いて受付②に…。一人一人の調査票に必要な聞き取りをします。その後は、1~2歳はメダカの部屋に、3~5歳は遊戯室に行き、応援保育者と一緒に終日過ごすことになります。もちろん、豊岡幼稚園の子供たちは8:15から通常保育です。
帰りは、南車門→園庭→芝生広場→西門というドライブスルーでの引き渡しとなります。開設中は、遊び場の重なりや、遊戯室の使用不可、トイレの共有などの影響はありますが、被災した方が安心して預けられるよう受け入れていきたいと思います。