コミュニケーションは、言葉の「キャッチボール」などと言われることがあります。
ところで、複数人でボーロを投げ合うことを、なぜ「キャッチボール」というのでしょうか?ボールを投げるのだから、「ピッチボール」でも良さそうです。でも、ただ投げるだけでは、「ボール投げ」と変わりません。ボールを受け止める、まさに「キャッチ」がなければ次につながりません。コミュニケーションは、「話す」ことも大切ですが、「聞く(聴く)」ことは、もっと大切なスキルと言えるでしょう。
今日は、「ちいさなおなべの会」がありました。遊戯室を少し暗くし、ろうそくを点けて、お話が始まりました。いつもと違う雰囲気に、最初は戸惑う園児もいましたが、次第に、お話に集中していきます。
ばら組さんは、「おおきなかぶ」「小さい自動車 中くらいの自動車 大きな自動車」の2つのお話を聞きました。
そら組さんは、「鳥のみ爺」と「ババヤガーの白い鳥」でした。しっかりと耳を傾けて、落ち着いて聴くことができ、「聴く態度が、とても良かった」と、お褒めの言葉をいただきました。
お話の後は、わらべ歌を一緒に歌いながら、カエルに見立てたお手玉で遊びました。頭の上に乗せたお手玉を自分の手に落とすのです。意外に難しく、できた子は満面の笑みを浮かべていました。
お誕生日の近い子が、「お話のろうそく」を吹き消して、「ちいさなおなべの会」は終了です。このような、話を聴く機会を通して、「聞く(聴く)」力を育成していきたいと思います。