•  夏休み中なので、「豊西ギャラリー」として、1学期の様子を写真で不定期に振り返っていきたいと思います。今回は、うさぎ組さんの4月の様子です。

     入園式では、お話をしっかり聴くことができ、写真撮影も静かに素早く並んで「はいポーズ」。お利口さんの予感が漂いました。
     保育園に通っていた子も多いせいか、身支度や帰りの準備なども早く、順調に園の生活に順応しました。室内遊びも屋外の遊びも楽しそうで、どんどん笑顔が増えました。
     最後は誕生会の様子。たった3か月ほど前の写真ですが、誕生月の子だけでなくみんなの顔も、今と比べるととても幼く見えますね。それだけ成長しています。
  • 秋来ぬと

    2025年7月29日
      秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる 藤原敏行(古今集)

       二十四節気の「大暑」(7月22日)を過ぎても、暑い日が続いています。本日も、全国的に記録的猛暑の予報です。雨も降っていないので、雨蛙もキュウリの陰で一休み。動こうともしません。
       それでも、園児たちは今日も元気に野菜に収穫をし、ナスやオクラピーマンなども持って、報告に来てくれました。
       暑い盛り、園庭の花壇では、日日草やポーチュラカ、ジニアなどが咲き乱れています。しかし、夏を象徴する花「向日葵」は、そろそろ終わり。送り迎えをする保護者の皆さんも、「ミニ向日葵がかわいい」とよくおっしゃっていましたが、花が付かなくなってきました。
       園庭の片隅に目をやると、秋の花が一輪咲いているではありませんか!秋の花と言えば、さだまさし作詞作曲のあの曲。
       「♪淡紅の秋桜が秋の日の さりげない陽溜りに揺れている♪」
       冒頭の藤原敏行の名歌のように、「目にはさやかに見えない」けれど、確実に秋に近づいています。暦の上では、『立秋』は8月7日です。
       
       
    • されど「水やり」

      2025年7月28日
         今日も元気に、預かり保育の園児たちが活動しています。先週「規則正しい生活」について記述させていただきましたが、大切な活動はルーティーンのように確実に行われます。例えば、水やりです。朝の涼しい時間や夕方に行っています。野菜などの植物の栽培にとって、「水やり」は最も大切です。
         年少さんが葉っぱの上から水を掛けていると、年長さんが根にかかるように水をまいた方がいいとアドバイスします。
         園だよりに紹介した『星の王子さま』の中で、王子さまは薔薇に水をやります。きつねは、『きみがきみだけの薔薇に使った時間が、君の薔薇をあんなにも大切にするんだよ』と教えてくれます。たかが「水やり」ですが、時間をかけ大切にしたものは、自分にとって特別なものになっていきます。『星の王子さま』は、『おれはおれの薔薇に対する責任がある…』と言葉を繰り返すようになります。

         さて、水やりだけでなく、野菜の収穫も行います。今日は、キュウリがたくさん採れました。
      • 古池や蛙飛びこむ水の音  松尾芭蕉

         メダカビオトープの睡蓮がまた咲いています。                                                                               
         1枚目の写真をよく見ると、左下に蛙が写っています。このビオトープによく現れるカエルです。
         冒頭の「古池や蛙飛びこむ水の音」という俳諧は、芭蕉に作品の中で最も有名なものの1つと言えるでしょう。
         日本文化が外国にも広がり、俳句も親しまれるようになっています。ただ、この句を外国の方が翻訳すると、多くの方が「flogs」と蛙を複数形にするそうです。つまり、多くの外国の方は何匹もカエルが飛び込むことをイメージするようです。では日本人はどうでしょうか。カエルは1匹だと考える人が多いのではないでしょうか。「侘び、寂び」の文化と言えるかもしれません。日本人特有のこうした感性を大切にし、なおかつ他者の感性も尊重できる人になってほしいと思います。
         
         さて、メダカビオトープに現れるカエルも、やはり1匹です。いつも、小学校のプールサイドから「ポチャン」と飛び込みます。プールではなく、必ずメダカビオトープに飛び込みます。園庭の遠くに逃がしても、次の日現れます。居心地の良いところを本能的にわかっているのでしょう。
      • 規則正しい生活

        2025年7月24日
           暑い日が続いていますが、「こあらのおうち(預かり保育)」に来ている園児たちは元気いっぱいです。
           大切なお子様をお預かりするのですから、「預かり」といっても、ただ園にいさせるわけではありません。野菜の水やりや収穫などの活動もしますし、異年齢の子供たち同士の遊びもします。
           今日は、プールの様子を紹介します。
           気温も水温も高いので、いつものプールに入るわけではありません。園舎の西側、豊西小学校との間の日陰に、簡易なプールを設置して、水遊びをします。トイレを済ませ、水分補給をして、準備体操、水かけの後入水です。
           水鉄砲で遊ぶ子、水に潜れることを報告してくれる子、3学年の園児で楽しく過ごしています。
           冒頭に、園児たちは元気いっぱいだと記述しましたが、預かり保育の子供が元気な要因の1つは、いつもと同じような規則正しい生活をしていることも、一つの要因だと思います。規則正しい生活を心掛けましょう。
        • 教師も伸びる夏?

          2025年7月23日
             本日の午後は、笠井幼稚園との合同研修会でした。近隣の公立幼稚園同士ということもあり、保育観や保育内容において、共通する部分も多い両園です。
             最初は、同じ学年をもつ担任同士で、1学期の保育の反省をしたり、2学期の展望を語り合ったりしました。その後、職員全体で具体的な事例を通して、研修を進めました。日頃あまり時間がなくてできない勉強を、先生方もしています。
             今回の研修で、いろいろな情報を得たので、今後の保育に生かしていきます。そして、豊西幼稚園の良さも再確認できた一日となりました。
             
             
          •  本日をもって1学期が終了し、終業式を行いました。
             園長が、夏休みの過ごし方について話しました。園だよりの裏面に書かれている内容とほぼ同じ内容です。保護者の皆様は、園だよりも御確認ください。
             「43日間の長い夏休み」と言っても、園児にはピンとこないでしょうから、7月18日から9月1日までの日付と数字を書いた長い巻物のような紙を広げながら、説明しました。数字やカレンダーの概念がない園児がほとんどなので、理解はできなかったかもしれませんが、「長い」というイメージはなんとなくわかったようです。
             
             とてもよく話が聴けて、職員も子供たちの成長を感じていました。
             続いて、そら組さんの代表者が「1学期の振り返り」を発表しました。「ビートバンを使って泳げるようになった喜び」「屋外で遊んだ楽しさ」「室内遊びで本物みたいな水族館を作った達成感」を、3名の園児が語ってくれました。年長さんの思いを年中・年少さんが聴くことは、とても大きな学びがあることです。
             そして、各学年の歌の披露がありました。うさぎ組さんは「夏のうた」、ばら組さんは「おばけないてないさ」、そら組さんは「アイスクリームのうた」を歌いました。4月のころより声がそろってきています。
             園だよりにも書きましたが、大人になるといくら夏休みを取っても、子供の時ほどワクワクしません。それだけ、「子供の夏休み」は特別なものです。新鮮な毎日が続く子供たちと一緒にいろんなことを体験し、語り合って、親子ともども充実した夏休みにしてください。9月1日に再会することを楽しみにしています。
          • 人生がときめく?

            2025年7月17日
               今日は、そら組さんが大掃除をしてくれました。1学期間お世話になった用具の整理整頓です。はじめは、「もっと遊びたい」という園児もいましたが、みんなで協力して整理整頓することができました。
               豊西幼稚園では、「ふるまいの教育」として「片付け」にも力を入れています。身の回りの整頓がしっかりできる人は、時間も有効に使えるのではないでしょうか。どこにあるか分からなくなって物を探す時間より、片付けをする時間の方が有意義で、精神的にも負担が少ないと思います。『人生がときめく片づけの魔法』など、片付けに関する本も、時にベストセラーになったりしますね。
               うさぎ組さんは、今日は絵の具でダイナミックにお絵かきをしました。テーブルだけでなく、担任の先生、ライオンの遊具、そして教室の窓ガラスにまで、色を広げます。イメージもどんどん広がります。
               絵を描いた後は、もちろん「片付け」。泡で、遊具や窓も洗います。顔まで泡だらけの子も…。楽しく遊び、楽しく片付けをしました。
            • 夏まつり

              2025年7月16日
                  日本には、古来、各地で「夏祭り」「秋祭り」が行われてきました。「夏祭り」は、かつて夏に疫病が流行したのでその祈祷として、「秋祭り」は豊かな実りを祈念して行っていたようです。地方のお祭りに「秋祭り」が多いのはその理由だと思われます。
                 「♪君がいた夏は遠い夢の中 空に消えてった打ち上げ花火♪」
                 ヒットソングにもあるように、今では、「夏祭り」の方が、華やかなイメージがありますね。

                 本日は、PTAの役員の方々を中心に、豊西幼稚園で「夏まつり」が開催されました。お手製の法被と巾着袋、そしてお土産を園児全員分用意してくださり、飾り付けや手作りのゲームの景品もとても見事でした。全体進行もゲームもすべて保護者の皆さんで行ってくださり、おうちの方々の御協力に感謝の気持ちでいっぱいです。
                 ゲームは、「輪投げ」「魚釣り」「ワニワニパニック」の3種類があり、園児たちもとても楽しそうでした。保護者の皆様、素敵な一日をありがとうございました。

                【うさぎ組さんの様子】
                【ばら組さんの様子】
                【そら組さんの様子】
                 最後は盆踊りです。「♪打ち上げ花火♪」はなかったけれど、これでおしまい。「夏まつり」らしく、楽しく踊ることができました。
              • 君こそスターだ!

                2025年7月15日
                   本日は久しぶりの雨で、室内で過ごす時間が多くありました。
                   うさぎ組さんは、夏野菜の「オクラ」の断面をスタンプにして、星空を表現しました。筆ではなく野菜を使っての製作は、感触も色の付き方もいつもと違っていて、とても楽しそうでした。子供たちの笑顔が、夜空の星よりのきらめいて見えました。
                   そら組さんが描いていたのは、スイカとありの絵です。これは、「ありとすいか」という絵本を読んで、絵本の世界のイメージを自分なりに広げて製作していました。みんなとても集中して取り組んでいました。
                   「スイカ」といえば、亡くなった志村けんの「スイカの早食い」が思い出されますが、志村けんさんが喜びそうな、種が多めのとってもおいしそうなスイカがたくさんでき上がりました。