2025年

  • アンパンマンの教え

    2025年6月2日
       「強いからヒーローなんじゃない 喜ばせるからヒーローなんだ。」 
       現在放映中の朝ドラは、「アンパンマン」の作者として知られる「やなせたかし」の人生をテーマにして制作されています。最初に掲げた言葉は、「やなせたかし」の名言です。
       「ウルトラマン」「仮面ライダー」「セーラームーン」「プリキュア」考えてみればいつの時代にもヒーローヒロインはいました。そんなヒーローと比べて「アンパンマン」はあまり強そうではありません。では、ヒーローとはどのような人でしょうか?
       共通することは、利己的ではない、自分勝手ではないということです。ヒーローは、自分のために動きません。「利他的」な行動をします。
       やなせたかし氏は、「本当の正義の味方は、戦うより先に、飢える子供にパンを分け与えて助ける人だろう。」とも言っています。
       うさぎ組さんは、「アンパンマンのマーチ」をよく踊っています。園児は、「アンパンマン」が大好きです。「アンパンマン」をとおして、みんなのために準備したり片付けをしたりできる、利他的な感性を身に付けさせたいと考えています。

       「なんのために生まれて 何をして生きるのか」
       アンパンマンのテーマソングの歌詞にもありますが、生きる喜びや充実感を味わえる人生を送ってほしいと願っています。
    • 身を乗り出す

      2025年5月31日
         園庭に咲くビオラもそろそろ終わり。弱々しくなったビオラの葉に、蝶の幼虫がいるのを職員が発見。そら組の園児が集まり、のぞき込みます。同じ幼虫が何匹もいることを発見し、早速ケースに捕獲しました。何の幼虫か気になって、図鑑や職員室のパソコンで調べます。「ツマグロヒョウモン」だと分かり、笑顔がこぼれます。
         「主体的な学び」が大切とよく言われます。「主体的な学び」を定義付けることは難しいのですが、「主体的」なときは、自然に身を乗り出して、前のめりの姿勢になることが多いのは確かです。
         豊西幼稚園には、動物好きな子が多くいます。前のめりになって、生き物を観察する姿が頻繁に見られます。
      • 5月の誕生会

        2025年5月30日
           今日は誕生会。5月生まれの園児は、そら組さんに1名、ばら組さんに2名、計3名です。
           みんなの前に立つことが照れくさいのか、もじもじする園児もいましたが、友達の声掛けに嬉しそうな表情に変わていきます。 歌を歌ったり、お祝いの言葉を語ったりして、とても良い雰囲気の誕生会になりました。
           最後は、担任のパフォーマンス。そら組さんは「オオカミと7匹の子ヤギ」というエプロンシアター、ばら組さんは「魔法の電子レンジ」というパネルシアターを聞きました。
        • 昼食参観会最終日

          2025年5月29日
             昼食参観の3日目が終わりました。
             「こんなに量が多いのですか」「パン2つではうちの子にとって少ないかな」「まさか先生方も同じ量ですか?」「すごくおいしそう」「うちの子はパンの日が一番好きみたい」…いろいろな声が聞かれました。園児の食べている「ヴォーノ」さんのパンは、本当においしいです。
             そら組の保護者の皆さんが、とても多く参加されていたのが印象的でした。
          •  本日ばら組さんで、教育実習生が部分実習として研究保育を行いました。ばら組さんの園児は、小動物が好きなので、「動物バスケット」を実習生が計画しました。学びの「つながり」を意識しています。
             「動物バスケット」は昔から行われている「フルーツバスケット」と基本的には同じルールです。フルーツの代わりに、「テントウムシ」「ダンゴムシ」「ザリガニ」分かれてゲームします。
             「フルーツバスケット」と同じといっても、園児にとっては初めてなので、なかなか難しいかと思いました。でも、しっかり話が聞けました。
             ここで、子供たちが「円」をつくるときに、問題が起こります。椅子を並べようとしても円くならないのです。すると、「すき間をもっと開ければいいんじゃない?」「僕が反対側に動くよ」などと意見を言い出します。まさに『対話的な学び』です。園児の成長に胸が熱くなりました。
             園児たちは、50分くらいの間、全員が集中してゲームに参加していました。そして、笑顔があふれるとても良い保育実習でした。
             豊西幼稚園の卒園生である実習生には、ぜひ浜松の幼稚園の教諭として活躍することとを願っています。
          • 給食参観2回目

            2025年5月28日
               本日も、「給食参観」を行いました。おうちの方がいるので、いつも以上に会話が弾んでいるようでした。楽しい食事っていいですね。
               年長さんは、お箸を上手に使えるようになってきていますね。
               年長さんは、「ごっこ遊び」で作成した「豊緑地のブランコ」などの製作物を保護者に見せて、日頃の学びを紹介していました。
               年中さんは、すべて食べ終わると職員室に来て、完食した容器を見せてくれます。
               今年の年少さんは、食べるのが早い子が多いです。
            • 「裸足の季節」

              2025年5月28日
                 裸足の季節今日は、気温が高くなり、「水遊び」にぴったりの天候でした。職員がホースからシャワーのように水を噴射すると、園児たちは大喜び。笑顔がはじけました。
                 昭和のアイドル、松田聖子のデビュー曲は「裸足の季節」。ばら組さんとそら組さんは、裸足になって「水遊び」をしました。プール開きは、6月12日ですが、一足早く水と親しみました。

                【うさぎ組さんの様子】
                【ばら組さんの様子】
                【そら組さんの様子】
              • めだかの学校

                2025年5月26日
                   『めだかの学校』という童謡があります。『めだかの学校』は、みんなでお遊戯しています。2番の歌詞は、「だれが生徒で先生か」という歌詞もあります。ぱっと見ただけでは、先生か子供かわからないくらいフレンドリーな様子ということでしょう。
                   では、『すずめの学校』という曲は御存じでしょうか?「チーチーパッパ」で始まるこの曲は、雀の群れが学校に通い、先生である雀の言葉を忠実に聞く様子を描いています。歌詞に「鞭をフリフリ」とあるように、高圧的な先生です。
                   豊西幼稚園では、もちろん『めだかの学校』のような保育を心掛けています。

                   今日は、ミニミニビオトープに、メダカを入れました。

                    

                   
                   興味深く観察する子もいます。餌をあげて世話をする子もいます。
                   早くも、産卵をしていました。
                   今週の帰りの歌は、もちろん『めだかの学校』です。
                •  豊西幼稚園は、食への意識向上、健康増進等を考え、「食育」に力を入れています。
                   今日は、多くの保護者の皆さんに参加をいただき、「昼食参観」を行いました。
                   「幼稚園ではどんなものを食べているのかな?」「量はどれくらい?」「好き嫌いはしていないかな?」「片付けは自分でできるのかな?」など、気になることも多いことでしょう。実際の様子を見てどうでしたか?
                   28日・29日も「昼食参観」を実施します。

                  【参観の様子】
                   
                   
                   食事の後は、しっかり歯磨き。歯磨きまでが食事の時間ですね。
                • 学びのつながり

                  2025年5月24日
                     豊西幼稚園では、一つ一つの遊びを単発に行うのではなく、遊びを連続・発展させて、「学びのつながり」を大事にしています。こうすることによって、想像力が広がったり、自主性が高まったり、知識が定着したりします。
                     ばら組さんの「学びのつながり」を紹介します。

                     親子遠足では、十湖池を保護している方のお話をしっかり聴きました。十湖池への関心や自然への興味を深めるためです。自然散策の手がかりとして、「field bingo」も用意しました。思い切り自然と触れ合うことができました。
                     「ザリガニ釣り」は、親子ともども大興奮。共通の思い出ができました。
                     十湖池の印象が強く残っているばら組さんたちは、砂場に水を入れて、「自分たちの十湖池」をつくり出しました。ザリガニになりきって、砂場の水に飛び込む子もいます。自分たちで考えて、活動しているので、夢中で遊んでいます。
                     捕まえてきたザリガニは、飼育し始めました。餌は何を食べるのか、園児たちがのぞき込む様子が見られます。
                     楽しかった思い出を、製作でまとめていきます。
                     まず、みんなで十湖池を描きます。共同で作成することによって、みんなでつくり上げる喜びを体得します。これも一人では味わえない、「学びのつながり」です。
                     それから、ザリガニは個人でつくっていきます。一人一人が色画用紙やはさみを使って作ることによって、スキルが身に付いていきます。
                     最後は、教室の中でまた「ザリガニ釣り」。遠足の思い出がよみがえります。
                     遠足で味わった強い感動が内発的な動機となり、学びがつながり、友達ともつながりました。

                     そら組さんの、「学びのつながり」の様子は、来週末に出す6月号の「園だより」に掲載します。