豊西幼稚園では、一つ一つの遊びを単発に行うのではなく、遊びを連続・発展させて、「学びのつながり」を大事にしています。こうすることによって、想像力が広がったり、自主性が高まったり、知識が定着したりします。
ばら組さんの「学びのつながり」を紹介します。
親子遠足では、十湖池を保護している方のお話をしっかり聴きました。十湖池への関心や自然への興味を深めるためです。自然散策の手がかりとして、「field bingo」も用意しました。思い切り自然と触れ合うことができました。
「ザリガニ釣り」は、親子ともども大興奮。共通の思い出ができました。
十湖池の印象が強く残っているばら組さんたちは、砂場に水を入れて、「自分たちの十湖池」をつくり出しました。ザリガニになりきって、砂場の水に飛び込む子もいます。自分たちで考えて、活動しているので、夢中で遊んでいます。
捕まえてきたザリガニは、飼育し始めました。餌は何を食べるのか、園児たちがのぞき込む様子が見られます。
楽しかった思い出を、製作でまとめていきます。
まず、みんなで十湖池を描きます。共同で作成することによって、みんなでつくり上げる喜びを体得します。これも一人では味わえない、「学びのつながり」です。
それから、ザリガニは個人でつくっていきます。一人一人が色画用紙やはさみを使って作ることによって、スキルが身に付いていきます。
最後は、教室の中でまた「ザリガニ釣り」。遠足の思い出がよみがえります。
遠足で味わった強い感動が内発的な動機となり、学びがつながり、友達ともつながりました。
そら組さんの、「学びのつながり」の様子は、来週末に出す6月号の「園だより」に掲載します。