昨日は、中秋の名月でしたが、雲が厚く残念ながら月は見えませんでした。そこで、ばら組さんは、今日、「お月見」の製作を頑張りました。
まずは、団子をのせる台を糊で貼り付け、絵の具で団子と月を描きました。
次に、クレヨンで様々なものを描き足しました。
以前紹介した『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ』という本にも書かれていますが、枚数で言えば、クレヨンで描かれた絵が一番多いのではないでしょうか。世界中の数知れない段ボール箱や抽斗、物置、その他もろもろの場所に、無数のクレヨン画がしまい込まれているでしょう。人類の想像力は「クレヨン」によって育まれたのかもしれません。あの国の大統領も、別の国の首相も、クレヨンを使ったことがあるでしょう。
研究者によると、クレヨンで絵を描かせると、女の子は赤、オレンジ、緑、ベージュといった温かい色で人物やペット、花や木を描こうとし、男の子は黒や灰色といったどちらかと言えば冷たい色で車や列車、ロケットなどなんらかの動きを表現しようとするそうです。たしかに、今日の製作でも、普段の「ごっこ遊び」でもその傾向が見られます。男女差別は絶対にいけませんが、男子と女子の違いはあるのかもしれません。
ところで、「お月見」の絵なのに、ほとんどの園児の作品に「はしご」が描かれてます。なぜでしょう?
園児たちは、先週読み聞かせで読んだもらったエリック・カールの『パパ、お月さまとって!』のお話がとても気に入っていたようです。