読み聞かせの効果の科学的実証
産経ニュースの記事によれば、「読み聞かせ中の脳の働きを調べる実験」が日本大学大学院総合科学研究科の泰羅雅登教授を中心とする研究チームによって行われ、この実験によって、初めて読み聞かせの効果が科学的に実証されたそうです。
この実験の結果、聞き手である子どもの脳では大脳辺縁系が活発に働いていることがわかりました。
大脳辺縁系は喜怒哀楽を生み出し、その感情に基づいて基本的な行動を決めている部分です。
泰羅教授は大脳辺縁系を「心の脳」と呼び、読み聞かせは、結果として子どもの豊かな感情を養い、『心の脳』が育つために役立っているのだろうと分析しています。