• 10月15日(水)、本校の4年生が村櫛小学校の4年生をお迎えし、交流活動を行いました。

    本校は施設一体型の小中一貫校ですが、中学校に進学する際には村櫛小学校の皆さんも同じ校舎で学ぶことになります。3年後の7年生で仲間となる子供たちと出会い、親睦を深めました。

    3校時には音楽室にて、お互いの学校の様子を紹介し合いました。少し緊張した面持ちでしたが、それぞれの学校での学習や行事、日々の生活について、工夫を凝らした発表を通じて伝え合いました。異なる環境で過ごしているお互いの学校生活への理解が深まったようです。

    続く4校時は、体育館へ移動し、ゲームなどを通して体を動かしながら交流を深めました。互いに声を掛け合い、協力したり笑い合ったりするうちに、当初の緊張も解け、一気に距離が縮まりました。活動後の子供たちの表情からは、楽しい時間を過ごせた充実感がうかがえました。

    今回の交流は、10月31日(木)に庄内協働センターで実施予定の福祉体験学習を村櫛小学校の皆さんと合同で行うための、大切な準備でもあります。今日の活動を通じて培ったつながりを大切に、今後も定期的な交流活動を継続し、子供たちの円滑な進学と豊かな人間関係づくりを支援していきたいと思います。
  • 10月15日(水)4校時に、国語科の研究授業を実施しました。

    本時は、単元のゴールとして「宮沢賢治の世界の魅力を語る会」が設定されていました。
    グループで語る会を始める前に子供たちは、宮沢賢治の作品の魅力を語り合う上で、「①表現」「②内容」「③込められた思い」という3つの視点に着目し、自分の考えを話し合うことを確認しました。

    そして、子供たちは、事前にクラウド環境のアプリ(オクリンクプラス※)を用いてまとめた資料を提示し、自分の考えを発表しました。これにより、一人一人の深い読み取りを共有することができました。

    授業の終盤では、宮沢賢治の人生観や作品に込められた思いを深く考察しました。
    「読書」とは、作者を知り作品を読むことでその魅力が分かり、自分の生き方について深く考えられることだと学びました。

    本校は施設一体型の小中一貫校として、「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」を研究主題として掲げ、日々の授業改善に努めています。
    変化の激しい現代社会において、子供たち一人一人がよりよい社会と幸福な人生の創り手となるためには、学習内容を深く理解し、生涯にわたって学び続ける力を身に付けることが求められています。
    この目標を実現するため、本校の研修では、学校教育で求められる「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」、そして「主体的・対話的で深い学び」の視点に立った授業づくりを推進しています。特に、小中の教職員がグループをつくり、それぞれの研究授業を行い、お互いの授業を見合う活動を継続することで、小中9年間を見通した学びの系統性を深めています。

    これからも全教職員が一丸となって研鑽を積み、「全ての子供たちの可能性を引き出す」ための授業づくりを推進していきたいと思います。
    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。
  • 10月14日(火)の2校時、本校の校内研修の一環として、2年1組の国語科の研究授業がありました。

    本校では、「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」を研究主題に掲げ、子供たちが自信をもって自分の思いや考えを表現し、深く学ぶことができる授業づくりを教職員全員で推進しています。

    今回の単元は「きせつのことば〜秋がいっぱい~」です。本単元の大きなゴールは、子供たちが集めた秋の言葉を使って「秋のよさを伝えるオリジナル秋かるた」を制作し、それを活用して遊ぶことです。

    授業では、このゴールを明確に見据えながら、子供たちが知っている秋の言葉を出し合い、集めた言葉を「食べ物」「虫」「植物」「その他」といったカテゴリー(上位語)で分類し、グループごとにXチャートに書き込んでいく協働的な学びを展開しました。

    この活動は語彙の量を増やすことだけではありません。 単に言葉を集めるだけでなく、「食べ物」「虫」といった国語科ならではの「見方・考え方」を働かせながら、言葉を分類・整理しました。一人一人がもつ語彙の力を発揮し、それをグループでの対話を通じて共有することができました。

    秋のオリジナルかるたを作るという創造的なゴールがあることで、子供たちは学習の見通しをもちながら言葉集めの活動に取り組むことができました。

    今回の研究授業は、「はままつの教育」で求められる、ICTを活用した学びの充実 や、本校の研修計画にあるクラウド環境を活用した授業実践 の視点も踏まえたものです。

    教職員一同、今回の授業で得られたことを共有し、引き続き、子供たちの「生きる力」を育むため、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善に努めていきたいと思います。
  • 10月10日(金)の昼休み、本校の初等部(1~4年生)の子供たちが学年の垣根を越えた楽しい交流の時間が実現しました。

    この活動は、初等部リーダーを務める4年生が中心となって企画・運営した「けいどろ」プロジェクトです。初等部のみんなの「輪を深める」ことを目標に、4年生が一生懸命に準備を進めてきました。
    昼休みが始まると、たくさんの初等部の子供たちがグラウンドに集まってきました。企画した4年生のリーダーが、ルール説明をしました。みんなは早く「けいどろ」をしたい気持ちを抑えながら聞いていました。
    そしていよいよ「けいどろ」スタート!グラウンドいっぱいに初等部の子供たちが元気よく駆け回る姿が見られました。学年の違いを超えて、一緒に追いかけたり、協力して逃げたり。笑顔と歓声が絶えることはありませんでした。
    なんと、校長先生も子供たちに交じって参加!子供たちと一緒にグラウンドを走り回る姿に、さらに大きな盛り上がりを見せました。

    今回の「けいどろ」プロジェクトは、4年生のリーダーシップのもと、初等部の子供たちが一つになれた素晴らしい活動となりました。このような体験を通して、子供たちは主体的に活動することの大切さやルールを守る姿勢を学びながら成長していくと考えています。。
    本校では、施設一体型小中一貫校の特性を活かし、子供たちがそれぞれの段階(初等部リーダー、小学校リーダー、学園リーダー)でリーダーシップを体験し、育むための教育活動を充実させられるように教育活動を行っています。
    これからも、この段階的なリーダー育成の教育課程を通じて、子供たちの主体性や社会性を力強く育んでいきたいと思います。
  • 10月9日(木)の3、4校時、2年生の教室において、生活科の授業で取り組んできた「おもちゃランド」が開園し、1年生を招待して交流活動が行われました。
    2年生は、生活科の授業で牛乳パックや空き容器などの身近な材料を使い、様々なおもちゃを工夫して製作してきました。この活動の集大成として、1年生に楽しんでもらうための「おもちゃランド」を企画・運営しました。
    おもちゃをどうしたら楽しんでもらえるか、どう説明したら伝わるかを考え、この日を迎えた2年生。当日は、自分たちの作ったおもちゃの使い方や楽しみ方を、とても分かりやすく、そして優しく1年生に説明する姿が見られました。優しく声を掛ける2年生の姿は、立派な「お兄さん・お姉さん」そのものでした。
    一方、招待された1年生は、手作りのおもちゃの数々に目を輝かせ、終始笑顔で活動を楽しんでいました。上級生と下級生が温かく関わり合い、教室全体が活気に満ちた、素晴らしい時間となりました。
    今回の2年生による「おもちゃランド」の活動は、身近な人々との関わりを通して、自分たちの成長を実感し、優しさや責任感を育むとともに、思いや願いを実現するために試行錯誤する力を養う、大変貴重な学習の場となりました。
    今後も、子供たちが豊かな体験を通じて、社会や人々と関わりながら自立の基礎を築けるよう、教育活動を工夫していきたいと思います。
  • 昨日10月8日(水)、さわやかな秋晴れのもと、本校の2大行事の1つ大運動会を無事に開催することができました。今週初めまでの天気予報では天候が心配されましたが、見事に晴れ上がり、絶好の運動会日和となりました。
    早朝よりお集まりいただきました保護者の皆様、地域の皆様には、温かい御声援と多大なる御協力をいただき、心より感謝申し上げます。

    【スローガン「ブルーハワイいちご美味しいのはどっちだ?」】
    今年の運動会は、生徒が考えたユニークなスローガン、「ブルーハワイいちご美味しいのはどっちだ?」のもと、青団(ブルーハワイ)と赤団(いちご)に分かれて熱戦を繰り広げました。
    本校は施設一体型の小中一貫校として、1年生から9年生までが縦割りグループを構成して運動会に臨みました。
    「どっちが美味しいか?」を決めるかのように、児童生徒一人一人が、競技、応援、演技のすべてにわたり、最後まであきらめずに全力を出し切る姿は、大変感動的でした。走ったり、跳んだり、仲間と協力して演技をしたりする姿に、大きな拍手が送られました。
    小中学生が一体となった場面では、まさに本校の小中一貫教育の良さを実感することができました。
    小学生全員が演技した学園歌ダンスでは、テントで観覧していた中学生が自然と立ち上がり一緒に踊り出す姿が見られました。
    プログラムの最後、中学生が赤団、青団に分かれて披露した潮鳴ソーランでは、観覧席の小学生が一緒にソーランを踊り出し、会場全体が活気に満ちあふれました。
    学年の垣根を越えた温かい交流は、本校ならではの光景です。

    本校が目指す、それぞれの発達段階に合わせたリーダーシップが随所に見られたことも、今回の運動会の大きな成果です。
    団ごとの応援では、6年生が応援リーダーとして、中学生である上級生を含めた団員全員を力強く引っ張る姿は、目覚ましいものでした。また、その6年生を後押しし、精神的な柱となったのは、9年生の応援団長をはじめとする応援団のメンバーたちでした。下級生の意欲を引き出し、上級生として団をまとめ上げる9年生の姿、そして上級生を巻き込みながら団を統率する6年生の姿は、互いを尊重し高めあう本校の縦割り活動の深まりを感じさせました。

    この運動会を通して、子供たちは協力することの大切さや、役割を果たす責任感を改めて学んだことと思います。
    ブログでは、この運動会で活躍したそれぞれの学年の生き生きとした姿を、以下の写真にてご紹介させていただきます。ぜひ御覧ください。

    改めまして、昨日は誠にありがとうございました。これからも、地域とともに子供たちの健やかな成長を支えてまいります。引き続き、本校教育活動への御理解と御協力をお願いいたします。
  • 心配されていた天候ですが、すがすがしい朝を迎えました。
    本日10月8日(水)の庄内学園大運動会を予定通り実施します。
    子供たちの活躍をぜひ御覧ください。
    6:30現在、教職員が運動会の準備を進めています。
  • いよいよ明日、10月8日(水)は、本校2大行事の1つである小中合同大運動会です。連日、児童生徒が一丸となって練習や準備に取り組んでおり、学校全体が盛り上がっています。

    【6日(月):総練習】
    昨日の6日(月)は、運動会当日の流れを確認する総練習を行いました。
    練習に先立ち、校長先生から全児童生徒の見本となる応援団の皆さんに、法被(はっぴ)の贈呈がありました。贈られた法被を身に付け、キレのある動きと大きな声で応援を披露する姿は、本番への期待を高めてくれました。また、開会式の流れや、生徒会主催の全校種目の「大玉転がし」といった全員参加の競技の練習も行い、本番さながらの熱気となりました。
    さらに、6時間目には、5,6年生の委員会活動で、当日担当する係の仕事内容について最終確認を行いました。それぞれの係で自分の役割を果たす責任感が伝わってきました。

    【7日(火):高等部の活躍で会場が完成!】
    そして、本日7日(火)の午後には、高等部(7~9年生)の生徒と教職員が、会場の最終準備を行いました。グラウンドには、児童生徒用のテントがすべて立ち並び、まさに運動会会場といった雰囲気です。グランド整備、トラックのライン引き、用具の確認など、高等部の生徒たちはテキパキと動き、見事に会場を整えてくれました。
    会場が整うにつれて、「いよいよだ!」という期待感も最高潮に高まっています。
    当日はぜひグラウンドへ!
    現時点では、天気が心配されるところですが、子供たちは練習の成果を存分に発揮しようと意気込んでいます。
    保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、体調を整えていただき、本番では子供たちへの温かい御声援をよろしくお願いいたします!

    10月8日(水)の開催について、実施判断は明日の朝「さくら連絡網」にて連絡いたします。御確認をお願いします。

     
    総練習 青団
    総練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 青団
    5,6年生の委員会 決勝審判係の練習
    運動会前日準備
    運動会前日準備
    準備完了
  • 今年度、本校では5年生から9年生までの家庭科の授業において、地域の皆様に「ミシンボランティア」として御協力いただき、授業支援をお願いすることになりました。
    その第一歩として、9月30日(火)の6年生と5年生の家庭科の授業から、ミシンボランティアの皆様に授業に入っていただきました。
    おかげさまで、今年度は12名ものボランティアの方々が手を挙げてくださり、11月下旬までのミシンを使う家庭科の授業で、子供たちの製作活動を支えていただくことになっています。
    今回のミシンボランティアの皆様による支援は、特に5年生にとっては初めてのミシンを使った製作活動となりますので、大変心強いものです。
    ボランティアの皆様が授業支援に加わってくださることで、教員だけではなかなか目が行き届きにくい多くの子供たちの製作活動の細かなところまで、きめ細かくサポートしていただくことができます。
    また、ボランティアの方々の手際の良さや確かな技術を直接教えてもらいながら製作活動を進められることは、子供たちにとって貴重な学びの機会となっています。
    子供たちは、地域の先生方に見守られながら、ミシン操作に真剣に取り組み、一針一針、作品を完成させようと熱心に活動しています。
    子供たちの「ものづくり」への意欲を高め、また、温かい地域の方々との交流を通じて豊かな心を育むこの取り組みに、心より感謝申し上げます。
    今後とも、地域とともに子供たちを育む教育活動に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

     
  • 10月2日(木)の総合的な学習の時間(はまなこ学習)において、4年生を対象に「認知症サポーター小学生養成講座」を実施しました。

    高齢者の方々の生活や、特に脳の機能に焦点を当てた詳細な説明からスタートしました。子供たちは、認知症がどのような状態なのかを専門的に学ぶとともに、それが原因で不安や困惑を感じる方がいることを深く理解することができました。

    学習の核心は、「困っている方をどのようにサポートするか」という点でした。子供たちは、認知症の方へのサポートには、不安な気持ちを取り除くことができるように優しく寄り添い、温かい言葉で話しかけることが何よりも大切であると学びました。ロールプレイを通して知識として知るだけでなく、「自分ならどうするか」を主体的に考える貴重な体験となりました。

    今回の講座受講は、4年生の「はまなこ学習」(身の回りの共に暮らす人とその暮らしを支える仕組みや人々 )において、本校が育成を目指す具体的な資質・能力と深く結び付いています。

    認知症についての正しい知識と、温かい声掛けという具体的な行動を身に付けました。これは、「支える相手や目的に応じて発信したり、実践したりすることができる」という目標達成の一歩です 。
    また、子供たちが認知症サポーターとして地域を支える意識をもつことは、「誰もが幸せに暮らしていけるようにするために、自分たちにできることを他者と協力して考え、実行することを通して、全ての人とともに生きることを大切にしていこうとする」という、重要な目標を体現するものです。

    4年生は、今回の学びを通して、地域社会における「支える側」としての一歩を踏み出すことができました。この経験を基盤とし、今後も自分たちの暮らす庄内の地域社会と深く関わり、他者との関わりの中で自己の生き方を考える学びを深めていくことを期待しています。