• 10月30日(木)に村櫛小と合同で福祉体験講座を行いました。
    庄内地区社会福祉協議会や協働センターの協力のもと、アイマスク体験や車いす体験、盲導犬講座を行いました。
    アイマスク体験では2人1組になり、目の見えない人への声の掛け方や誘導の仕方を学びました。
    目が見えない中で道を曲がったり、階段を上り下りしたりすることが想像以上に怖いことだと実感した児童が多くいました。
    また、声を掛けて一緒に歩いてくれることの有難さも感じていました。
    車いす体験では乗る人、支える人、見守る人に分かれて実施しました。
    段差を乗り越えることの大変さや回転することの難しさを体験しました。
    盲導犬講座では目を閉じて音を聞くことで、目が見えない人が感じている世界を体験したり、実際に盲導犬が案内をする様子を見たりしました。
    浜松市には3人しか盲導犬を利用している人がいないことに驚く児童が多くいました。また、盲導犬が当たり前のように活躍できる社会になるといいなと感じている児童もいました。

    これからのはまなこ学習では、福祉体験講座を通して感じたことや考えたことをもとに自分が興味をもったことを追究していく予定です。みんなが幸せになれる社会を実現するために自分たちができることを考えたり、見つけていけるように学習を進めていきます。
  • 11月4日(火)に、生活科の学習「たのしいあき いっぱい」の一環として、はままつフルーツパークに校外学習に出かけました。
    この校外学習は、生活科のねらいである「具体的な活動や体験を通して、身近な生活に関わる見方・考え方を生かし、自立し生活を豊かにしていくための資質・能力を育成する」ことを目指し、以下の3点を主な目的として実施しました。
    ・フルーツパークでの自然観察を通して、秋の自然に親しみ、生活科の学習に生かすこと。
    ・友達と仲良く活動し、仲間意識をもつこと。
    ・集団行動のきまりを身に付けること。
    本校の生活科では、校外での活動を積極的に取り入れ、「その場の環境に身を置き、そこでの事実や実物に触れる活動ができるようにすること」を重視しています。
    フルーツパークという豊かな環境の中、子供たちはまさに「五感」を使った活動や体験に取り組みました。
    フルーツパーク内にある様々な木の実や落ち葉の色・形・感触の違いに触れ、「これはザラザラするね!」「この葉っぱは赤くてきれい!」と、たくさんの「気付き」を得ていました。
    また、みかんの収穫を体験しました。実際に自分の手で「実り」に触れることで、植物の成長に関心をもち、生命あるものを大切にする心を育む貴重な体験となりました。
    友達と協力しながら秋見つけを楽しんだり、「集団行動のきまり」を守って活動したりする中で、「知識及び技能の基礎」(生活上必要な習慣や技能)や、「学びに向かう力」(意欲や自信をもって生活を豊かにしようとする態度)を育むことができました。

    今回の校外学習で得た「身近な自然の特徴やよさ」に関する具体的な活動や体験は、1年生が主体的に自分の生活や成長について考え、表現する力の基礎となります。
    今後も、子供たちが今回の経験を生かし、学習への意欲をさらに高め、生活を豊かにしていけるよう、教職員一同、指導に努めていきたいと思います。
  • 10月31日(金)、体育館にて、6年生の体育科研究授業がありました。

    本校では、施設一体型の小中一貫校の利点を最大限に生かし、義務教育9年間を通して一貫した資質・能力を育むことを目標に、日々の授業改善に取り組んでいます。
    特に、子供たちが「自分の考えに自信をもち、表現し、深く学ぶ力」を身に付けるため、研究主題を「9年間をつなぐ学び舎の創造 ~見方・考え方を働かせて~」と設定しています。
    これは、単に知識を教えるのでなく、各教科の特質を踏まえ、子供たち自身が「なぜだろう?」「どういうことだろう?」と疑問をもち、思考の方法(考えるための技法)を働かせて、課題を主体的に解決していく授業づくりを目指すものです。

    今回の体育科の授業も、「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」、そして「主体的・対話的で深い学び」の視点から、教職員が指導の工夫を学び合う貴重な機会となりました。
    本日の授業は、6年生の「ソフトバレーボール」単元の4時間目にあたります。
    「仲間との対話を通して、自分たちのチームの特徴や課題を理解し、ボールをつないで3回目でアタックするための作戦を考える」ことを本時の目標として、単なる運動技能の習得に留まらず、思考力、判断力、表現力の育成に焦点を当てました。

    授業の中で「考える学び」の実践のために、各チームはタブレット型端末で試合の様子を撮影しました。この動画はパスやアタックの成功・失敗の要因を客観的に分析するためのものです。ICTを効果的に活用することで、教師に言われるのではなく、自ら課題に気付き、深く考える「個別最適な学び」が実現されるようにしました。
    「ボールが途切れる原因」や「相手コートの弱点」といった課題をもとに、チーム内で対話が行われました。「一人目を必ずセッターにつなぐ作戦にしよう」「フォーメーションを崩さないためにはどう動くべきか」など、子供たちは試行錯誤しながら作戦を練り直す姿が見られました。

    さすが「小学校リーダー」である6年生です。課題解決に向けて、自分と仲間、そして作戦を真剣に見つめ、知恵を出し合ってより良い解決策を生み出すという、これからの社会で求められる力を発揮していました。

    今回の研究授業で得られた成果と課題は、教職員で共有し、今後の授業改善に生かしていきたいと思います。
  • 10月30日(木)の2校時、5、6年生を対象に「潮鳴祭~アクティブダンスフェスティバル~」に向けたダンスレッスンを実施しました。

    11月15日(土)に開催予定の「潮鳴祭」では、1年生から6年生までの縦割りグループで協力してダンス作品を創作します。今回は、その縦割りグループのリーダーとして活躍しなければいけない5、6年生に、創作のヒントや表現の楽しさを伝えるための第1回目のダンスレッスンとなりました。

    講師の先生からグループの仲間と心を一つにして表現するための大切なポイントを学びました。
    レッスンでは、まず上半身の動きと足の動きをそれぞれが自由に考え、それをグループ内で共有し、組み合わせることでまとまりのある動きを完成させることに取り組みました。
    5、6年生は、縦割りグループのリーダーとして、低学年の子たちも楽しく、難しくなく、みんなで合わせられるダンスとなるよう意識しながら、真剣に動きを考えていました。

    レッスン開始当初は、少し戸惑いからか、動きが小さかったり、アイデアを出し渋る様子も見られましたが、さすがは高学年のリーダーたちです!
    「周りの友達の動きをよく見る」「グループでそれぞれの考えた動きの良いところを認め合う」「どうしたら低学年の子たちが楽しんでくれるかな?と話し合う」など建設的なやり取りを通じて、子供たちの動きはどんどん大きくなり、表現力も豊かになりました。最後には、グループとしてのまとまりと表現の楽しさがあふれる動きを完成させることができていました。

    このレッスンを通して、5・6年生はリーダーとしての自覚と意欲を一層高めたことと思います。この経験を活かし、潮鳴祭当日まで下級生をしっかりとリードしてくれることを期待しています。
    保護者の皆様、地域の皆様、子供たちのダンスへの熱い思いと、縦割りグループでの協力の成果を、ぜひ潮鳴祭当日(11月15日)に御覧いただきたいと思っています。

     
  • 10月29日(水)に、5年生の音楽科で研究授業を行いました。
    今回の授業は、「和音のひびきの移り変わりを感じ取ろう」という題材でした。
    子供たちは、前時までに「ドミソ」「ファラド」といったいくつかの和音(専門的には I や IV、V7 と呼ばれるものです)の響きに真剣に耳を傾け、それぞれの響きがもつ「おだやかな感じ」「元気な感じ」「少し不安な感じ」といった雰囲気(曲想)の違いを感じ取っていました。

    そして、本時の授業のゴールは、その和音の響きの移り変わりを聴き取り、そこから得たイメージをもとに「自分だけの4小節の旋律をつくる」ことでした。オクリンクプラス(※)を使用して自分で考えた旋律を記入したり、和音を確認したりしながら、個別最適な学びを進めることができました。

    子供たちは、「旋律をつくる手順」を参考に、「おだやかな感じにしたいから、あまり音を高くしないようにしよう」「最後は盛り上げたいから、音をだんだん上げていこう」など、自分なりにイメージを膨らませ、試行錯誤しながら作曲に挑戦していました。グループで相談しながら作曲するなど、協働的に学んでいる姿も見られました。

    自分の考えや感じたことを、音楽という形で「表現」しようとする真剣な眼差しは、まさに本学園の研究主題である「9年間をつなぐ学び舎の創造 ~見方・考え方を働かせて~」の目指す姿そのものでした。

    音楽科の「見方・考え方」(和音の響きと曲想との関わり)を働かせ、主体的に「自分ならどう表現するか」を考える、深い学びの時間となりました。

    今回のような研究授業で得た成果や課題は、音楽科だけにとどまらず、全ての教科の授業づくりに活かし、子供たちのさらなる成長を促していきたいと思います。

    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。

     
  • 1年生は、生活科「秋を見つけよう」の学習でガーデンパークに出かけました。
    ガーデンパークには、どんぐり、まつぼっくり、落ち葉などがたくさん落ちていて、1年生は見つけた秋に目を輝かせながら観察をしていました。
    「ぼうしがついているどんぐりがある!」
    「いろんな色や形の落ち葉があるね。」
    と、発見したことを友達や先生に伝えている子がたくさんいました
    wink
    秋見つけの後には、学年集会を行いました。
    1年生全体の仲の良さを深めようと、1組、2組それぞれが考えた遊びで一緒に遊びました。
    楽しそうに笑い合いながら遊んだり、クラスの違う友達にも積極的に関わっていったりする姿がたくさん見られました
    遊びを通して、クラスを越えて、学年全体の仲を深めることができましたlaugh
    これから1年生は、今回見つけた秋を生かしておもちゃ作りを行っていきます。
    どんな工夫されたおもちゃができあがるか、今からとても楽しみですね
  • 深まる秋とともに、読書に親しむには最適な季節となりました。本校では、10月20日(月)から24日(金)までの5日間、「読書週間」として様々な取り組みを実施いたしました。子供たちが本と触れ合い、読書の楽しさを再発見する素晴らしい1週間となりました。

    今年の読書週間で特に盛り上がりを見せたのが、「読書パズル」です。
    期間中、児童生徒が図書室で本を一冊借りるごとに、パズルのピースが一つ手渡されます。このピースを、各クラスに配られた台紙に貼っていくというルールです。
    一人一人が本を借りることで、クラスのパズルが少しずつ完成に近づいていきます。ピースがはまるたびに、「この絵はなんだろう?」「あと何人借りたら完成するかな?」と、子供たち同士で声を掛け合い、期待に胸を膨らませる姿が見られました。
    そして、クラス全員分のピースがそろったとき、台紙には美しい一冊の本の表紙が現れます。この達成感と、次に何を読もうかというわくわく感が、普段あまり図書室に来ない子供たちの背中も優しく押してくれたようです。読書がクラスの共同作業となり、本への関心が全校で高まる、大変有意義なイベントとなりました。

    もう一つの取り組みは、文化委員会と図書委員会のメンバーが中心となって企画した「おすすめの本」の紹介です。
    委員の児童生徒がそれぞれ心に残った本、感銘を受けた本を選びました。これらの本は図書室内に特設された「おすすめの本」コーナーに並べられました。
    「友達のお気に入りの本を借りてみたい」といった声が聞かれ、小中一貫校ならではの、異学年を巻き込んだ読書の輪が広がりました。本を通して、委員会の子供たちの思いと、借りる児童生徒の知的好奇心とがしっかりと結び付いたようでした。

    読書は、知識や教養を深めるだけでなく、他者の感情や異なる価値観を理解し、心を豊かに育むための大切な活動です。今回の読書週間を通じて、本校の子供たちの心に「読書の種」がしっかりとまかれたことと思います。
  • 10月27日(月)、サーラ音楽ホールを会場に、「潮鳴祭」が盛大に開催されました。

    今年のスローガン「『共鳴奏響』~歌声を響かせ、高みを目指す~」のとおり、練習の成果を存分に発揮し、会場全体が音楽と熱意に包まれました。
     英語スピーチや国語の主張発表では、奇しくも「伝える」ということが、共通のテーマになっていて、それぞれが、自分の思いをしっかり表現していました。
     続いて行われた特技発表では、ダンスやバレエが披露されました。日頃の努力が伝わるしなやかでキレのあるパフォーマンスが披露され、会場から大きな拍手が送られました。
     クライマックスを飾った合唱コンクールでは、今年度のテーマである「共鳴奏響」を体現しました。サーラ音楽ホールの素晴らしい音響の中、練習を重ねた絆が生み出すハーモニーが響き渡り、まさに高みを目指す熱い思いが伝わってくるものでした。
     最後を飾ったのが、吹奏楽部の演奏です。みんなとても楽しみにしているステージです。素晴らしい演奏や合間に入る楽しい演技で会場中の人が笑顔になりました。アンコール曲「ジャンボリミッキー」では、実行委員や先生方も飛び入りでステージに上がり、一緒にダンスを楽しみました。会場と客席が一体となった感覚が味わえました。結果発表に悲喜こもごもでしたが、どのクラスの合唱も甲乙つけがたい素晴らしいものでした。
    そして、この素晴らしい会を裏で支えてくれた実行委員のみなさん、ありがとうございました。
    この「潮鳴祭」は、単に発表する場ではなく、生徒たちが「目標に向かって協力し、一つのものを作り上げる」という最高の経験を得る機会となりました。準備の過程で見せてくれた真剣な姿勢、仲間を思いやる行動、そして本番での輝きこそが、今回の成功の最大の要因です。
    ご来場いただいた保護者の皆様には、温かい拍手と励ましをいただき、心より感謝申し上げます。
    潮鳴祭で得たこの経験と自信を胸に、生徒たちが今後の学校生活をさらに充実させてくれることを期待しています。
  • 10月23日(木)の昼休み、「初等部ドッジボール」イベントが開催され、校庭には初等部の子供たちの元気な歓声が響き渡りました。
    これは、本校の初等部リーダーである4年生が、「初等部のみんなの輪を深めたい!」という想いから企画・運営したものです。4年生は事前に、1年生から4年生までがバランスよく入るようにチーム分けを入念に行い、今回のイベントを楽しみにしていました。
    昼休みになり、多くの初等部児童が校庭に集合。リーダーの4年生が前に立ち、チームごとに整列させ、ルールを説明してくれました。
    上級生が下級生に優しく声を掛けたり、かばったりしながらプレーする姿が見られました。
    ドッジボールを通して、初等部のみんなの輪が深まった、素晴らしい時間となりました。計画・運営を立派にやり遂げた4年生リーダーの皆さん、本当にお疲れ様でした。

    本校は施設一体型の小中一貫校として、児童生徒の段階的な成長を促すリーダーシップ育成を教育活動の柱としています。
    児童生徒は、学校生活における活動を通して、以下の段階でリーダーを体験し、社会で活躍できる資質を育めるよう教育計画を立てています。
    【初等部(4年生):初等部リーダー】
    今回の4年生のように、主に異学年の交流活動を企画・実行し、他者との関わり方や集団をまとめる基礎を学びます。
    【中等部(6年生):小学校リーダー】
    高学年として、運動会や潮鳴祭の学校行事や委員会活動などで学校全体の活動をリードする役割を担い、責任感や企画力を養います。
    【高等部(9年生):学園リーダー】
    全学園の運営に関わり、高度な企画力と実行力、そして社会性を身に付け、次世代のリーダーとしての資質を磨きます。

    今後も、本校では児童生徒が主体的に活動する場を設け、全児童生徒が様々な役割を担う経験を通して成長できるよう努めていきたいと思います。

     
  • 10月25日、浜松ガーデンパークにて「浜松地区駅伝大会」が開催され、本校から男女それぞれ1チームが出場しました。
    選手たちは日頃の練習の成果を存分に発揮し、熱いドラマを刻んでくれました!
    この日のために、選手たちは夏休みから本格的に練習を開始しました。
    記録的な猛暑が続く中、太陽が照りつけるグラウンドで、ときには厳しいトレーニングを、ときにはチームメイトと励まし合いながら、約3か月間にわたって襷(たすき)に込める思いを磨き上げてきました。
    大会には、浜松地区から多くの強豪校が集まる中、本校チームは以下の成績を収めました。

    男子チーム: 51チーム中 23位

    女子チーム: 47チーム中 33位

    厳しい競争の中、両チームとも出場した選手全員が、最後の最後まで襷を繋ぎ、全力で走り抜く姿は、学校の代表として本当に誇らしいものでした。順位以上の「価値」と「感動」を私たちに与えてくれたと思います。
    この駅伝大会での成果は、選手のみならず、サポートに回ってくれた部員たち全員が努力を継続し、仲間を信じ、チーム一丸となって目標に向かって突き進んだ証です。
    学校の代表として、厳しい練習に耐え、素晴らしい走りを披露してくれた駅伝部の皆さん、本当にお疲れ様でした。そして、感動をありがとう!
    この経験は、皆さんの今後の学校生活や人生において、大きな力となるでしょう。私たちは、この健闘を心から讃えたいと思います。
    保護者の皆様、関係者の皆様にも、日頃からの温かいご支援、ご声援に心より感謝申し上げます。