2025年

  • 心配されていた天候ですが、すがすがしい朝を迎えました。
    本日10月8日(水)の庄内学園大運動会を予定通り実施します。
    子供たちの活躍をぜひ御覧ください。
    6:30現在、教職員が運動会の準備を進めています。
  • いよいよ明日、10月8日(水)は、本校2大行事の1つである小中合同大運動会です。連日、児童生徒が一丸となって練習や準備に取り組んでおり、学校全体が盛り上がっています。

    【6日(月):総練習】
    昨日の6日(月)は、運動会当日の流れを確認する総練習を行いました。
    練習に先立ち、校長先生から全児童生徒の見本となる応援団の皆さんに、法被(はっぴ)の贈呈がありました。贈られた法被を身に付け、キレのある動きと大きな声で応援を披露する姿は、本番への期待を高めてくれました。また、開会式の流れや、生徒会主催の全校種目の「大玉転がし」といった全員参加の競技の練習も行い、本番さながらの熱気となりました。
    さらに、6時間目には、5,6年生の委員会活動で、当日担当する係の仕事内容について最終確認を行いました。それぞれの係で自分の役割を果たす責任感が伝わってきました。

    【7日(火):高等部の活躍で会場が完成!】
    そして、本日7日(火)の午後には、高等部(7~9年生)の生徒と教職員が、会場の最終準備を行いました。グラウンドには、児童生徒用のテントがすべて立ち並び、まさに運動会会場といった雰囲気です。グランド整備、トラックのライン引き、用具の確認など、高等部の生徒たちはテキパキと動き、見事に会場を整えてくれました。
    会場が整うにつれて、「いよいよだ!」という期待感も最高潮に高まっています。
    当日はぜひグラウンドへ!
    現時点では、天気が心配されるところですが、子供たちは練習の成果を存分に発揮しようと意気込んでいます。
    保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、体調を整えていただき、本番では子供たちへの温かい御声援をよろしくお願いいたします!

    10月8日(水)の開催について、実施判断は明日の朝「さくら連絡網」にて連絡いたします。御確認をお願いします。

     
    総練習 青団
    総練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 青団
    5,6年生の委員会 決勝審判係の練習
    運動会前日準備
    運動会前日準備
    準備完了
  • 今年度、本校では5年生から9年生までの家庭科の授業において、地域の皆様に「ミシンボランティア」として御協力いただき、授業支援をお願いすることになりました。
    その第一歩として、9月30日(火)の6年生と5年生の家庭科の授業から、ミシンボランティアの皆様に授業に入っていただきました。
    おかげさまで、今年度は12名ものボランティアの方々が手を挙げてくださり、11月下旬までのミシンを使う家庭科の授業で、子供たちの製作活動を支えていただくことになっています。
    今回のミシンボランティアの皆様による支援は、特に5年生にとっては初めてのミシンを使った製作活動となりますので、大変心強いものです。
    ボランティアの皆様が授業支援に加わってくださることで、教員だけではなかなか目が行き届きにくい多くの子供たちの製作活動の細かなところまで、きめ細かくサポートしていただくことができます。
    また、ボランティアの方々の手際の良さや確かな技術を直接教えてもらいながら製作活動を進められることは、子供たちにとって貴重な学びの機会となっています。
    子供たちは、地域の先生方に見守られながら、ミシン操作に真剣に取り組み、一針一針、作品を完成させようと熱心に活動しています。
    子供たちの「ものづくり」への意欲を高め、また、温かい地域の方々との交流を通じて豊かな心を育むこの取り組みに、心より感謝申し上げます。
    今後とも、地域とともに子供たちを育む教育活動に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

     
  • 10月2日(木)の総合的な学習の時間(はまなこ学習)において、4年生を対象に「認知症サポーター小学生養成講座」を実施しました。

    高齢者の方々の生活や、特に脳の機能に焦点を当てた詳細な説明からスタートしました。子供たちは、認知症がどのような状態なのかを専門的に学ぶとともに、それが原因で不安や困惑を感じる方がいることを深く理解することができました。

    学習の核心は、「困っている方をどのようにサポートするか」という点でした。子供たちは、認知症の方へのサポートには、不安な気持ちを取り除くことができるように優しく寄り添い、温かい言葉で話しかけることが何よりも大切であると学びました。ロールプレイを通して知識として知るだけでなく、「自分ならどうするか」を主体的に考える貴重な体験となりました。

    今回の講座受講は、4年生の「はまなこ学習」(身の回りの共に暮らす人とその暮らしを支える仕組みや人々 )において、本校が育成を目指す具体的な資質・能力と深く結び付いています。

    認知症についての正しい知識と、温かい声掛けという具体的な行動を身に付けました。これは、「支える相手や目的に応じて発信したり、実践したりすることができる」という目標達成の一歩です 。
    また、子供たちが認知症サポーターとして地域を支える意識をもつことは、「誰もが幸せに暮らしていけるようにするために、自分たちにできることを他者と協力して考え、実行することを通して、全ての人とともに生きることを大切にしていこうとする」という、重要な目標を体現するものです。

    4年生は、今回の学びを通して、地域社会における「支える側」としての一歩を踏み出すことができました。この経験を基盤とし、今後も自分たちの暮らす庄内の地域社会と深く関わり、他者との関わりの中で自己の生き方を考える学びを深めていくことを期待しています。
  • 10月2日(木)3校時に7年1組で数学科「1次方程式」の研究授業がありました。
    本時では、「弟を兄が追いかける」という具体的な場面設定の問題を通して、生徒が現実の事象を数学の世界と結び付け、問題を解決する過程を重視しました。
    授業では、生徒一人一人が問題と向き合い、自らの考えを深めるための工夫を凝らしました。
    数量関係を捉えるために、前時までに学んだ「言葉の式」や「線分図」といった工夫を振り返り、文字式の考えへとつなげました。また、タブレット型端末を活用して生徒一人一人の考えをクラス全体で共有。自分の考えと同じ仲間がいることに気付いたり、多様な考えに触れたりすることで、協働しながら思考を深める姿が見られました。

    生徒は方程式を使いこなすことで、解が問題の状況に合っているか(例:時間や道のりが負の数にならないか)を確かめる必要性にも気付き、粘り強く課題解決に取り組むことができました。

    本校の校内研修は、「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」を研究主題としています。この主題は、児童生徒が「なぜだろう」「どういうことだろう」といった疑問を大切にし、納得を伴った学びを実現することを目指したものです。

    今回の数学の研究授業は、まさにこの主題に迫るものになったのではないかと思います。
    庄内学園では、今後も全教職員が一丸となり、このような研究と研修を重ねることで、児童生徒が未来社会を切り拓くための確かな資質・能力を育成していきたいと思います。
  • 10月8日(水)に開催される小中合同大運動会まで、残りわずかとなりました! 施設一体型である本校の強みを最大限に活かし、1年生から9年生までが一つの目標に向かって共に汗を流す、熱気に満ちた練習や準備の様子を紹介します。

    高等部(7~9年生)は、本校の伝統である「潮鳴ソーラン」の練習に励んでいます。放課後、グラウンドに響く力強いかけ声と、波のようにうねる躍動感あふれる舞は圧巻です。上級生としてのリーダーシップと、一つになった迫力を披露するべく、真剣に取り組んでいます。

    初等部・中等部(1~6年生)は、本校の学園歌に合わせて制作された「庄内学園歌ダンス」の練習に取り組んでいます。軽快なリズムに乗せ、全員が一体となって踊る姿は、まさに明るく元気な本校の象徴。学年を超えて互いに教え合い、本番での最高の演技ができるよう頑張っています。

    運動会を盛り上げる「応援」も、いよいよ本格的になってきました。
    赤団、青団それぞれの応援は、9年生の団長と6年生の応援部長が中心となって練習を進めています。小中学生が協力し、応援方法を教え合う姿は、まさに本校が目指す異年齢交流の理想となっています。大きな声で声を出し、団結力を高める彼らの姿は、本番での熱い戦いが繰り広げられることが期待されます。

    また、団体種目や徒競走などの練習にも熱が入っています。
    作戦を練り、協力し、失敗してもすぐに再挑戦しようとする姿からは、児童生徒のひたむきな努力とチームワークの素晴らしさが伝わってきます。

    最高の大運動会となるよう、教職員一同、万全の準備で児童生徒をサポートしてまいります。保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、児童生徒の活躍に御期待いただくとともに、熱い御声援をよろしくお願いいたします!
    当日、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

     
  •  9月30日(火)に2年1組で算数科の研究授業が行われました 。今回の授業の目標は、「さんかく」や「しかく」といった日常の言葉で表される形と、算数科で学ぶ「三角形」や「四角形」の違いについて、それぞれの性質をもとに考えることでした 。

     まず、前回の授業で学んだ「三角形は3本の直線で囲まれた形」、「四角形はかどが4つある形」といった定義を復習しました 。これは、子供たちが本時の活動に見通しをもつための大切なステップです。

     授業の中心は、身の回りにある三角形や四角形を探す活動でした 。教室に用意された三角巾、消しゴム、トライアングル、折り紙、牛乳パック、旗などの具体物を見ながら、子供たちは「これは三角形かな?」「これは四角形と言えるかな?」と考えました 。

     この活動では、単に形を見つけるだけでなく、図形の性質を深く考えるきっかけとなるようなものが意図的に用意されました。例えば、「トライアングルは三角形と言えるのかな?」「かどが丸くなっている消しゴムは四角形ではないと思う」といった具体的な問いが子供たちから出され、活発な意見交換が行われました。

     そして、子供たちはタブレット型端末(オクリンクプラス※)を活用し、自分が見つけた形や考えを分類して共有しました。これは、本校の研究テーマでもある「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実を図るための工夫です。自分の考えを発信することに抵抗がある子供も、クラウドを活用することで意見を出しやすくなるというねらいがあります。

     活動後の全体共有では、様々な「気づき」が発表されました。

     「さんかくの形をしていても、直線同士がくっついていないと三角形とは言えないことが分かった。」
     「さんかくの形をしていても、かどが丸いと三角形とは言えないことが分かった。」
     「四角形のかどが全部同じ大きさなことに気が付いた。」 
     「四角形の折り紙を半分に折ると三角形になることに気が付いた。」

     子供たちは、単なる見た目の「さんかく」「しかく」から一歩進んで、「直線で囲まれている」「かど(頂点)の数」といった算数的な構成要素や性質に着目し、図形を厳密に捉える力が身に付いてきました。

     本日の授業は、子供たちが身の回りの具体物を通して、算数科の言葉(三角形・四角形)と日常の言葉(さんかく・しかく)のつながりや違いを実感することができる学習活動となりました。


    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。
  • 9月29日(月)、4~6年生を対象とした第2回クラブ活動を実施しました。子供たちの自主性や社会性を育むことを目的としたこの活動は、同好の異学年が集まり、共通の興味・関心を追究することで学校生活をより楽しく豊かなものにしています。

    【地域と連携した多様な活動】
    本校がコミュニティ・スクールであることを生かし、多くのクラブで地域の方々を講師としてお招きしています。子供たちは地域の方々の専門的な知識や温かいサポートを受けながら、普段の授業ではできない貴重な体験活動を行うことができました。

    今回の活動では、全7つのクラブ(運動クラブA、運動クラブB、テーブルゲームクラブ、アートクラブ、サイエンスクラブ、手芸クラブ、音楽クラブ)で、それぞれ80分間の充実した時間を過ごしました。

    異学年の交流を通して、子供たちは互いに学び合い、協力し合うことの大切さを肌で感じたことと思います。また、地域の方とのふれあいにより、社会性を養う貴重な機会となりました。
  • 9月29日(月)、本校の7年生(中学1年生)が、丹精込めて育てたポットマムを、庄内地区を支えてくださる方々へお届けする贈呈式に臨みました。
    この活動は、花の栽培が盛んな庄内地区の伝統を受け継ぎ、「地域への感謝の気持ちを花に託して伝えるという目的のもと、1968年から続く本校の大切な伝統の1つです。

    【緊張の中にも感謝の気持ちを伝える】
    今回は、庄内地区自治会長会議の会場にて、7年生の代表生徒が、地区内の9名の自治会長さんと、自治会の専門理事お2人へポットマムをお渡ししました。

    代表の生徒は、少し緊張した面持ちながらも、練習の成果を発揮し、一人一人に丁寧にお花を手渡し、「いつも庄内学園の活動を支えてくださり、ありがとうございます」「育てたポットマムを飾って、明るい気持ちになってください」と、自分たちの言葉で感謝の気持ちを伝えました。
    受け取られた自治会長さんからは、「きれいな花をありがとう。大切に飾らせてもらいます」「毎年楽しみにしています」と温かい言葉をかけていただき、代表の生徒は安堵と喜びの表情を見せていました。地域を代表する方々に直接感謝を伝える貴重な機会となり、代表の生徒にとっても大きな学びとなったことでしょう。

    【伝統を支える地域と生徒の思い】
    生徒が愛情を込めて育てたポットマムは、これから地域の店舗や公共施設など、庄内地区のいたるところを明るく彩ります。この活動は、単に花を贈るだけでなく、生徒が自ら地域の一員として感謝を行動で表し、ふるさと庄内を愛する心を育む大切な教育活動でもあります。

    この度の贈呈式には、中日新聞社様にも取材にお越しいただきました。

    今後も本校は、この地域貢献の伝統を継承しつつ、子供たちが地域社会と連携しながら健やかに成長できるよう、教育活動に取り組んでいきたいと思います。

     
  • 9月26日(木)に、4年1組で実習生による国語科の研究授業が行われました。本校で9月8日(月)から実習に励んでいる教育実習生が、これまでの学びの成果を発揮する大切な時間となりました。

    今回の授業で取り扱ったのは、4年生の国語科の定番教材、新美南吉作の物語文「ごんぎつね」です。この単元では、「気持ちの変化に着目して読み、感想を書く」ことを目標にしています。特に、登場人物であるごんと兵十の気持ちの変化を、物語の描写や行動と結び付けて深く想像し、読みを深めることを目指しています。

    研究授業の本時(単元の5時間目)は、ごんが兵十にしたいたずらを後悔し、「つぐない」を始めた場面(場面「3」)に焦点を当てました。

    授業の目標は、「ごんがしたつぐないの行動を考えることを通して、ごんの兵十に対する気持ちの変化に気付き、ごんの気持ちを具体的に想像する」ことでした。

    先生は、ごんがいたずらをした場面(「1」)と後悔し始めた場面(「2」)でのごんと兵十の気持ちの距離を確認し、本時でごんの気持ちがどう変化していくのかに着目させました。

    子供たちは、ごんの行った「ぬすんだいわしを投げこんだ」から「くりをどっさり拾ってそっと置いた」「松たけも2,3本持っていった」というつぐないの行動の変化に着目。

    「なぜ、最初は盗んでいたイワシなのに、次は自分で栗を拾って届けたんだろう?」といった先生の発問を通して、つぐないの内容が変わり、その姿勢が強まっていることに気付きました。

    その後、ごんの行動の背景にある「兵十喜ぶかな?」「元気出してほしいな」といった気持ちを具体的に想像し、ワークシートに書き込みました。

    子供たちは、ごんの具体的な行動や叙述の言葉を手掛かりに、友達との意見交換や先生の発問を通して、自分の考えを深めることができました。ごんと兵十の心の距離を黒板に貼った挿絵の位置で表したり、栗の実物を見せたりといった、視覚的な工夫も、子供たちの読みを深める上で効果的でした。本校では、子供たちが根拠を踏まえて考えるように促す発問や言葉掛けを工夫し、物語を深く読み取り考える楽しさを感じられる授業づくりを推進しています。今回の研究授業は、実習生がこの方針をよく理解し、実践に活かせた、大変学びの多い時間となりました。