2025年7月

  • 7月7日(月)に、4年生を対象としたストレスマネジメント教室が開催されました。これは、子供たちが自身のストレスに気づき、上手に付き合っていくための大切な学びの機会です。各クラスで、スクールカウンセラーの先生を講師にお招きし、分かりやすく、そして実践的な授業を行っていただきました。

    【ストレスの仕組みを知り、自分と向き合う時間】
    今回の授業では、「ストレス」「ストレッサー」「コーピング」という3つの新しい言葉を学び、ストレスがどのように心や体に影響を与えるのか、その基本的な構造を理解しました。子供たちは、自分にとってのストレッサー(ストレスの原因となるもの)は何か、そしてそれにどう対処すれば良いのかを考えるきっかけを得ました。

    【紙芝居から学ぶ対処法とリラックス体験】
    「ぞうとアリス」という紙芝居を通して、ストレスを感じる場面でどのように考え、行動すれば良いのかを具体的に学びました。登場人物の気持ちに寄り添いながら、子供たちなりに解決策を話し合うことができました。
    授業の最後には、ストレスを軽減するためのリラックス体験も実施しました。深呼吸をしたり、体を軽く動かしたりすることで、心と体を落ち着かせる方法を体験的に学ぶことができました。この体験は、子供たちが日々の生活の中でストレスを感じた時に、自分自身で気持ちを切り替えるための大切なツールとなることでしょう。

    【心の健康を守るために】
    今回のストレスマネジメント教室を通して、子供たちは自分の心の健康を守るための知識とスキルを身につけることができました。ストレスに気づき、それをコントロールし、軽減する方法を学ぶことは、健やかな成長にとって非常に重要です。今後も、子供たちが心豊かに学校生活を送れるよう、学校全体でサポートしてまいります。

     
  • 7月4日(金)2校時に、8年2組で国語科の研究授業を行われました。
    本校は施設一体型の小中一貫校として、今年度の研究主題を「9年間をつなぐ学び舎の創造〜見方・考え方を働かせて〜」としています。子供たち一人ひとりに応じた学びである「個別最適な学び」と、子供同士が協力して学びを深める「協働的な学び」の充実を目指し、日々授業改善に取り組んでおります。

    今回の研究授業では、その一環として、子供たちが国語科の見方・考え方を働かせ、クラウドを効果的に活用した授業を展開しました。

    【短歌の奥深さに触れる授業】
    今回の研究授業の単元は、言葉と向き合う「短歌に親しむ」「短歌の創作教室」「短歌を味わう」です。子供たちは、短歌の定型を守りながら、読み手に情景や自分の思いを伝える短歌の創作に取り組みました。
    授業では、具体的な情景と感情を結び付けるために、五感をフルに働かせることを意識させました。例えば、「夕焼けの空を見てどんな色を感じるか」「風の音をどんな風に表現するか」といった問い掛けを通して、言葉で表現する力を高めました。

    【クラウドを活用した学びの共有】
    子供たちが創作した短歌は、クラウド上で共有しました(ミライシードのオクリンクプラスを使用)。互いの作品を読み合い、感想を伝え合うことで、短歌への理解を深めるとともに、表現の幅を広げることができました。子供たちからは、「友達の短歌から、こんな表現の仕方もあるんだと気付くことができた」「自分の短歌に込めた思いが伝わってうれしかった」といった声が聞かれました。

    【本校の研修について】
    本校では、子供たちの学びをより一層深めるため、教員研修にも力を入れています。今回の研究授業も、小学校と中学校の教員間の授業研究を通して、指導力の向上を図る貴重な機会となりました。今後も、子供たちが主体的に学び、豊かな表現力を身に付けられるよう、教職員一同、研修を重ねてまいります。

    今後とも、本校の教育活動に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

     
  • 7月4日(金)に4年生が浜松市が行う環境学習プログラム「ごみはトラベラー」を受講しました。このプログラムは、子供たちがごみの行方や処理方法を肌で感じ、ごみ減量とリサイクルの大切さを学ぶ貴重な機会です。
    【ごみの旅を追体験!】
    子供たちはまず、ごみがどのように集められ、処理されるのかを学びました。浜松市のごみの現状についての説明を真剣な表情で聞き、雑がみ分別の効果についても理解を深めました。普段何気なく捨てているごみが、どのように私たちの生活から姿を消し、そしてどのように再利用されていくのかを知ることで、子供たちのごみに対する意識は大きく変わったようです。
    【収集体験で大興奮!】
    特に子供たちが目を輝かせたのは、ごみ収集車の見学と体験です。収集車の特殊な構造に興味津々で、実際に収集車にごみを投入する体験は、普段できない貴重な経験となりました。ごみが「ダンプ」される様子も間近で見学し、その迫力に歓声が上がっていました。
    【ごみ減量・リサイクルの大切さを実感】
    今回の学習を通して、子供たちはごみを減らすこと、そしてリサイクルすることの重要性を改めて考えることができました。「自分たちにできることは何だろう?」と、今後の授業で考えを深めていくことで生活に生かしてくれることと思います。

    この「ごみはトラベラー」の体験は、子供たちにとって、ごみと環境について深く考えるきっかけとなったはずです。今後も、学校全体でごみ減量やリサイクルに積極的に取り組んでいきたいと思います。
  •  6月13日(金)5校時に総合的な学習の時間「庄内未来研究所」の特別授業が行われました。
     テーマは「浜名湖のアサリの現状や取組」で、講師は浜松ホトニクスの河口大祐さんと浜名湖で漁師を営む山下良平さんです。河口さんからは、浜松ホトニクスの光技術を応用したアサリの餌となる高栄養の植物プランクトンの培養について、山下さんからは、浜名湖でのアサリの漁獲量の現状や稚貝から守り育ててい取組についてお話していただきました。
     地域の企業や多くの人々が豊かな浜名湖の復活に向けて取り組んでいることを知り、生徒自身が取り組んでいる活動へ大きな刺激を与えてくれました。
     
  • 7月4日(金)の5校時、6年生を対象に薬学講座を実施しました。学校薬剤師の先生を講師にお招きし、医薬品の正しい知識や薬物乱用の恐ろしさについて、分かりやすく教えていただきました。

    子供たちは、普段身近にある薬について、その効果や正しい使い方、そして誤った使い方をした場合にどのような危険があるのかを真剣な表情で学んでいました。特に、近年問題となっている覚せい剤や大麻、危険ドラッグ、麻薬、シンナーといった薬物が心身に与える深刻な影響について、具体的な事例を交えながらお話しいただき、薬物乱用は絶対に許されないことだと改めて心に刻んだようです。


    今回の講座を通して、子供たちは薬を正しく使うことの大切さだけでなく、薬物乱用から自分自身を守るための知識と意識を高めることができました。ご家庭でも、薬の取り扱いについてお子さんと話すきっかけにしていただければ幸いです。
     
  •  本校では、毎年この時期にポットマム(鉢植え用の菊)の植え付けを行っています。この行事は、今年で57回目となります。この時期に植え付け、大切に育てた花を秋には、長野県の箕輪町に届けます。庄内地区と箕輪町とは、以前から交流を続けていて、このポットマムが届くのを楽しみにしてくれているようです。海の町と山の町の交流がこのように伝統として続けられていることが素晴らしいと思います。今後もこの伝統を大切にしていきたいと思います。
    初めに集会を開き、ポットマムに関するクイズなどに挑戦しました。
    植え方は、フラワーパークの職員の方が教えてくださいました。
    グラウンドに出て、植え付けを行いました。
    丁寧に植え付けをしました。
    夏休みは、各自家に持ち帰り、育てます。暑い夏を乗り越えて、きれいな花を咲かせてほしいです。
  • 近年の記録的な猛暑は、子供たちの学習環境にも大きな影響を与えています。特に夏場の体育館は、熱気がこもりやすく、熱中症のリスクが心配されていました。
    そこでこの度、子供たちがより安全で快適に学校生活を送れるよう、庄内学園の体育館に2台のスポットクーラーが設置されました! これは浜松市の事業の一環として導入されたものです。
    さらに、潮鳴館にも学校の予算で2台のスポットクーラーを導入しました。
    【快適な環境で教育活動を】
    これで、体育の授業はもちろん、運動会などの学校行事、そして部活動や地域の皆様の活動においても、熱中症の心配を少しでも軽減し、快適な環境で過ごしていただけると考えています。

    これからも、子供たちが安心して学び、活動できる環境づくりに努めてまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。

     
  • 7月2日(水)5校時、7年2組で体育科の水泳学習の研究授業を行いました。今年度の研究主題である「9年間をつなぐ学び舎の創造〜見方・考え方を働かせて〜」に基づき、子供たちが自ら学びに向かい、深く考える力を育むことを目指した授業実践です。

    本校では、子供たち一人一人に応じた学びである「個別最適な学び」と、子供同士が協力して学びを深める「協働的な学び」の充実を図るため、クラウドを効果的に活用した授業に取り組んでいます。今回の研究授業では、クロールの泳法のポイントをもとにグループで練習方法を確認し合いました。また、課題ごとにグループ編成をし、泳ぎを見ることを通してアドバイスを出し合いました。子供たちは、自分で設定した目標に基づき練習方法を選択し、改善に向けてどれだけ取り組むことができたかを、クラウド上に作成されたシートに振り返りとして記録することになります。この振り返りは、家庭学習と連携して行われます。体育科の学習であっても家庭学習として行えるように設定しました。

    授業後には、授業を参観した小学校と中学校それぞれの教員が、子供たちの「資質・能力」を育成するための話合いを行いました。教員全員が研究授業を実施し、このように互いの授業を公開し合うことで、教員一人一人の授業力向上につなげています。特に本校は施設一体型の小中一貫校であることを生かし、小中の縦のつながりを考えた教育活動を展開できるような研修に日々努めております。今後も、子供たちが主体的に学び、大きく成長できるよう、教育活動の充実に尽力してまいりますので、御理解と御協力をお願いいたします。
  • 5年生の総合的な学習の時間「はまなこ学習」では、庄内半島の豊かな地場産業について深く学んでいます。これまでも、イチゴやメロンを栽培する「かしまハーベスト」さんの見学や、養鰻業を営む「うなぎの天保」さんでの体験を通して、地域産業を支える方々の熱い想いに触れてきました。

    今回は、庄内地区を彩るPCガーベラ栽培について、地域にあるガーベラパッキングセンターの方が庄内学園に来てくださり、お話をしていただく貴重な機会となりました。

    色とりどりの美しいガーベラがどのように育てられ、私たちの元に届くのか、その過程を詳しく教えていただきました。子供たちは、普段何気なく目にしているガーベラに、生産者さんのたくさんの工夫と愛情が込められていることを知り、真剣な表情で耳を傾けていました。特に、花を育てる上での苦労や、品質を守るためのこだわりについてのお話は、子供たちの心に深く響いたようです。

    今回の学習を通して、子供たちは「私たちの住む庄内の産業」というテーマのもと、庄内半島の新たな魅力を再発見し、地域への理解を一層深めることができました。これからも、庄内の産業に携わる方々の想いや願いを守り、未来へと発展させるために、自分たちに何ができるかを考え、行動していけるように学習を進めていきます。
  • 7月2日(水)、1年生が生活科の校外学習で浜名湖ガーデンパークへ行ってきました!

    今回の学習は、生活科の「なつがやってきた」という単元の一環です。子供たちはこの学習を通して、身近な自然や社会と関わり、様々な事物・現象に触れる中で、自分とのかかわりを見つけ、季節の変化や特徴を感じ取ることを目指しています。浜名湖ガーデンパークの豊かな自然の中で、「夏」の訪れを五感で感じる貴重な体験となりました。

    この日は残念ながら曇り空でしたが、子供たちは元気いっぱい!園内では、色とりどりの夏の花が咲き誇り、子供たちは目を輝かせながら観察していました。木々の緑の鮮やかさや、時折吹く心地よい風など、体全体で夏を感じている様子でした。

    そして、子供たちの一番の楽しみは、毎年7月からオープンする水遊び広場! 太陽が顔を出さなくても、子供たちは水しぶきを上げて元気いっぱいに遊びました。噴水から出てくる冷たい水を感じながら、曇り空を吹き飛ばすような明るい笑顔があふれていました。水遊びを通して、たくさんの夏の思い出ができたことでしょう。

    今回の校外学習で、子供たちは自然の中で夏を肌で感じ、友達と協力しながら楽しい時間を過ごすことができました。この経験が、これからの学習や生活に生かされることを願っています。