2025年7月

  • 7月14日(月)に、3年1組で算数科の研究授業が行われました。本校は施設一体型の小中一貫校として、今年度は研究主題を「9年間をつなぐ学び舎の創造〜見方・考え方を働かせて〜」として研修に取り組んでいます。子供たち一人一人に応じた学びである「個別最適な学び」と、子供同士が協力して学びを深める「協働的な学び」を充実させるため、クラウドを効果的に活用した授業づくりに取り組んでいます。

    今回の研究授業の単元は、3年生で学習する「あまりのあるわり算」です。わり算で余りが出る場合、「その余りをどう扱ったらよいのか」は、子供たちにとって大きなポイントとなります。この授業では、図を操作しながら数量の関係を考え、割り切れる場合のわり算と比べながら理解を深めることを目指しました。

    授業の冒頭では、「ソフトボール27個を1箱に6個ずつ入れると、全部で何箱必要かな?」という具体的な問題に取り組みました。わり算の式にすると「27÷6=4あまり3」となり、「4箱」と答えてしまいがちです。しかし、実際にソフトボールを箱に入れてみると、余りの3個も箱に入れる必要があるため、最終的には5箱必要になることを子供たちと確認しました。

    この活動を通して、子供たちは単に計算するだけでなく、「あまり」が何を意味し、どのように扱えばよいのかを実感として捉えることができました。

    その後は、ボールの数や1箱に入れる数を変えながら、余りの処理の仕方を式だけでなく、図などを活用して説明する学習を進めました。まずは一人一人がじっくりと自分の考えをまとめ、その後、グループで発表し合いました。友達の考えを聞くことで、新たな発見があったり、自分の考えを深めたりする様子が見られました。

    グループで話し合った内容は、オクリンクプラス※(ミライシード)というクラウドツールを使って全体に共有しました。子供たちは、自分たちの考えを図や式で分かりやすく表現し、それを共有することで、全員で学びを深めることができました。

    今回の研究授業を通して、子供たちが「あまりのあるわり算」の考え方をより深く理解し、主体的に学ぶ姿を見ることができました。これからも、子供たちが見方・考え方を働かせ、9年間を通してつながる学びを創造できるよう、教職員一同、力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。
    27個のソフトボールを1箱に6個ずつ入れます。全部入れるには何箱必要かな?
    ワークシートに自分の考えを書きました。
    自分の考えをグループで発表し合いました。
    クラス全体で発表し合った考えをオクリンクプラスを使って共有しました。
  • 7月11日(金)に、新任教員向けの初任者研修の一環として、2年生で道徳科の研究授業を行いました。
    初任者研修は、新任の先生が学校現場でより実践的な指導力を身に付け、教員としての使命感を育むための大切な学びの場です。子供たちへのよりよい指導につながるよう、幅広い知識を習得することを目的にしています。

    今回の研究授業は、特に道徳科における指導力の向上を目指し、学校全体で取り組みました。全教員が授業を参観し、子供たちの学びの様子や指導の工夫について意見を出し合い、新任教員への具体的なアドバイスを行いました。このようにして、学校全体で新任教員をサポートし、指導力の向上に努めています。

    【「規則の尊重」をテーマに考えを深めました】
    今回の授業では、2年生の子供たちに「規則の尊重」という道徳的な価値について考えてもらいました。「黄色いベンチ」という教材を使って、子供たちは活発に意見を出し合いました。

    物語は、公園のベンチを汚してしまった2人の男の子と、そのベンチに座って服を汚してしまった女の子の様子を描いたものです。主人公の男の子たちが、女の子の様子を見て「はっ」とした場面では、子供たちは役割演技を通して彼らの気持ちを想像しました。自分たちの生活経験と比べながら、汚してしまった後のベンチに座る女の子の気持ちや、それを見た主人公たちの気持ちを深く考えることができました。

    この活動を通して、「みんなで使うものについては、誰もが気持ちよく使うことができるように、みんなのことを考えた行動ができるようにしたい」という大切な気持ちを、子供たち全員で共有することができました。

    今回の研究授業での学びを活かし、これからも豊かな心を育んでいけるよう、教職員一同、力を合わせて教育活動に取り組んでいきたいと思います。

     
    役割演技をしながら、主人公の気持ちを確認しました。
    主人公2人の気持ちを自分事として考え、それをワークシートに記入しました。
    ワークシートに記入したことをみんなの前で発表しました。
  • 7月18日(金)の午後、5年生が「30分間回泳」に挑戦しました!

    【30分間回泳とは?】
    浜松市では、子供たちの泳ぐ力を育むために、60年ほど前から伝統的に「30分間回泳」という取り組みを行っています。これは、小学校5年生が30分間、プールサイドにつかまったり、足をついたりせずに泳ぎ続けることを目指すものです。水の中で自分の命を守る力を高めることを目的としています。

    【練習の成果を発揮!】
    5年生の子供たちは、この日のために水泳の授業はもちろん、回泳部の活動でも一生懸命練習を重ねてきました。最初は30分間泳ぎ続けることに不安を感じていた子がたくさんいましたが、こつこつと努力を重ね、自信をつけていきました。

    【学校の50mプールで力泳!】
    例年、30分間回泳は浜松市水泳場(トビオ)で行われていましたが、今年は改修工事のため、本校のプールで開催することになりました。本校は施設一体型の小中一貫校であるため、中学校の広々とした50mプールを全面使用し、子供たちはのびのびと泳ぐことができました。

    【全校で応援!】
    当日は、5年生以外の児童が下校した放課後、小学校の全教員が運営に加わり、5年生の応援に駆けつけました。先生たちの温かい声援を受け、子供たちは力強く泳ぎ続けました。

    【保護者の皆様も駆けつけてくださいました!】
    そして、暑い中にもかかわらず、多くの保護者の皆様が応援に駆けつけてくださいました。プールサイドからの温かい拍手や励ましの声は、子供たちにとって大きな力になったことと思います。皆様の応援が、子供たちの完泳を後押ししてくれました。

    30分間泳ぎきった子供たちの表情は、達成感と自信に満ちあふれていました。この経験を通して、心身ともに大きく成長したことと思います。応援してくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました。
  • 1年生は、生活科の時間に色水遊びとしゃぼん玉遊びをしました。

    色水は、自分たちが育てた朝顔の花を揉んで作りました。
    紫やピンク、水色といろいろな色の朝顔が咲いていたので、「班の友達と混ぜて作るとどんな色になるんだろう。」ととてもどきどきしながら色水を作っていました
    どの班もとてもきれいな色の水ができて、1年生はとてもうれしそうでした。
    作った色水でお絵描きをして楽しみました。
    しゃぼん玉遊びでは、息の吹き方を工夫していろいろな大きさのしゃぼん玉を作っていました。
    大きなしゃぼん玉を作るためにゆっくり息を入れる子、小さなしゃぼん玉をたくさん飛ばそうと一気に息を入れる子と、いろいろな工夫が見られましたsad
    中には液の入った容器にブクブクと息を入れて、泡をたくさん作っている子たちもいました。
    「かき氷みたい!」と大はしゃぎの1年生でした。
    夏を感じながら、みんなで仲良く遊ぶことができました
    秋や冬が来るのも楽しみですね!
  • 7月11日(金)に、小学校6組で国語科の研究授業が行われました。本校は施設一体型の小中一貫校として、今年度の研究主題を「9年間をつなぐ学び舎の創造〜見方・考え方を働かせて〜」と掲げています。子供たち一人一人に応じた「個別最適な学び」と、子供同士が協力して学びを深める「協働的な学び」の充実を目指し、クラウドを効果的に活用した授業を展開しています。

    今回の研究授業は、国語科「本は友だち」の締めくくりとして行われました。6組には1年生、3年生、6年生と複数の学年の児童が在籍しており、それぞれの学年に応じた学習目標が設定されています。

    ・1年生は「としょかんとなかよし」の単元で、選んだ本をその理由とともに紹介することを目指しました。
    ・3年生は「本で知ったことをクイズにしよう」の単元で、選んだ本の紹介をクイズ形式で発表し合いました。
    ・6年生は「私と本」の単元で、ブックトークという手法を使って選んだ本を紹介することに挑戦しました。

    授業では、オクリンクプラス※を効果的に活用しました。発表時には、オクリンクプラス※を使うことで、子供たちは他の友達の発表に興味津々で耳を傾けることができました。また、発表を聞いた後の感想もオクリンクプラス※を使って伝え合うことで、活発に意見交換が行われ、子供たちの学ぶ意欲がさらに高まっている様子が見られました。

    学年の枠を超えて、子供たちがそれぞれの目標に向かって学びを深め、本との出会いを豊かなものにしている姿は、まさに本校が目指す「9年間をつなぐ学び舎の創造」を体現しているようでした。これからも、子供たち一人一人の「わかった!」「できた!」を大切に、様々な学びの機会を創造していきたいと思います。

    オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。
    この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。

     
    今日の学習について計画表を見て確認。
    発表の練習
    みんなの前で本の紹介(発表)をしました。
    みんなの発表を聞いて感想を出し合いました。
  • 7月18日(金)はいよいよ30分間回泳の本番です。
    30分間回泳に合格するために1か月以上、体育の時間や回泳部の時間に練習をしてきました。最初は1分間も泳ぐことができなかった子供たちは、たくさんの練習を積み重ねて、ほとんどの子が30分間泳ぎ切るほどの泳力を身に着けてきました。
    今までの練習の成果を発揮して、合格を目指してがんばってほしいと思います。

    6年生が5年生の合格を応援するために、掲示物を作ってくれました。たくさんの人が応援しているので、多くの人の期待を胸に最後まで泳ぎ切りましょう。


    目指せ!全員合格!!
  • 7月10日(木)1校時に、6年生の外国語科で研究授業が行われました。

    本校は施設一体型の小中一貫校として、今年度の研究主題を「9年間をつなぐ学び舎の創造〜見方・考え方を働かせて〜」としています。子供たち一人ひとりに応じた学びである「個別最適な学び」と、子供同士が協力して学びを深める「協働的な学び」を充実させるため、日々の授業でクラウドを効果的に活用**しています。

    今回の外国語科の単元は「I want to go to Italy.」。子供たちは「I want to go to ~」「In ~」「You can ~」などの表現を使い、行ってみたい国や地域を相手に伝えたり、聞き取ったりする活動に取り組みました。

    授業では「旅行会社の営業部員として世界の国々を紹介する」という状況設定のもと、「世界の国々を魅力的に伝えるために、その国でできることを効果的に伝えられるようにする」ことを目標に活動を進めました。

    子供たちは、Googleスライドを使って行ってみたい国の魅力を視覚的に訴えたり、クイズやBGMを効果的に用いたりするなど、相手を意識した対話ができるよう工夫を凝らしていました。発表の仕方をグループでアドバイスし合うことで、さらに完成度を高めていました。

    授業の最後には、学習の振り返りとしてオクリンクプラス(ミライシード)を活用。クラス全員で振り返りをクラウド共有することで、お互いの学びを確認し合いながら、自分の学習をよりよいものへと調整していく姿が見られました。

    今回の研究授業を通して、子供たちが主体的に学びに向かい、ICTを効果的に活用しながら表現力やコミュニケーション能力を高めている様子がよく分かりました。今後も、子供たちが未来を生き抜く力を育むため、教職員一同、研修を重ねてまいります。
  • 7月15日(火)、小学校4~7組の1年生から4年生までの子供たちが、バスに乗ってスーパーマーケットへお買い物に出かけました。 7月18日(金)に予定している「夏野菜パーティー」で使う材料を買いに行きました。
    今回は、学校で育ててきた夏野菜を使った夏野菜カレーを作る予定です。そのためには、カレールーやお肉、玉ねぎ、お米など、いろいろな材料が必要になります。「これ、カレーに入れるんだよね!」「玉ねぎはどこかな?」と、子供たちは大きなスーパーマーケットに興味津々。どの子も目を輝かせながら買い物をしました。

    カートを押して、必要な材料を一つ一つ、メモを確認しながら探していきます。友達と相談したり、先生に質問したりしながら、真剣な表情で品物を選んでいました。 お金の払い方も、レジで確認しながら、頑張って挑戦しました。

    【お買い物を通してたくさんの学びがありました】
    この活動を通して、子供たちはスーパーマーケットにはどんなものが売っているのか、どうやって買い物をするのか、お金はどうやって払うのかなど、たくさんのことを学ぶことができました。普段の学習だけではなかなか経験できない、貴重な学びの場となりました。

     
  • 7月7日(月)に、小学校4~7組で七夕イベントを行いました!

    短冊に願い事を書いたり、七夕の歌を歌ったりと、子供たちも先生たちも一緒に、日本の伝統行事を楽しく体験することができました

    イベントでは、まず子供たちが七夕について一生懸命調べたことを、プレゼンテーション形式で発表してくれました。七夕の由来や織姫・彦星のお話など、とても分かりやすく説明してくれ、感心しました。

    次に、七夕にまつわるクイズ大会で盛り上がりました。出されたクイズにみんなで頭をひねりながら楽しく答えを考えていました。
    そして、代表の子が、短冊に込めた願い事を発表してくれました。少し恥ずかしそうにしながらも、大きな声で発表する姿はとても立派でした。その後は、先生たちも一緒に、みんなで書いた色とりどりの短冊を笹の葉に飾り付けました。みんなの願い事が叶うといいですね。

    最後は、みんなで七夕の歌を元気いっぱいに歌い、イベントを締めくくりました。歌声が教室いっぱいに響き渡り、とても楽しい時間となりました。

    イベントの終わりには、お楽しみのヨーヨー釣りもしました。カラフルなヨーヨーを真剣な表情で釣り上げる子供たちの姿は、とてもかわいらしかったです。

    今回の七夕イベントを通して、子供たちは日本の文化に触れ、友だちや先生たちと協力することの楽しさを学ぶことができました。保護者の皆様、地域の皆様、今後も子供たちの成長を温かく見守っていただけますよう、よろしくお願いいたします。
  • 7月7日(月)の昼休み(アクティブタイム)に、11月に開催される「潮鳴祭~アクティブ・ダンス・フェスティバル~」に向けて、いよいよ本格的な準備を始めました!
    今年の潮鳴祭も、1年生から6年生までの縦割りグループに分かれてダンスを創作します。今回の縦割り班活動はその第一歩として、みんなで踊る曲を決める話合いを行いました。

    【6年生がリーダーシップを発揮!】
    話合いでは、6年生がリーダーとなって、各グループを上手にまとめてくれました。「踊りやすい速さの曲がいいよ」「みんなが笑顔になれる、素敵な言葉の曲がいいよ」といった視点で、子供たちからたくさんのアイデアが出ました。上級生が下級生の意見に耳を傾け、下級生も積極的に発言する姿は、まさに縦割り活動の醍醐味だと感じました。

    【候補曲が決定!】
    熱心な話合いの結果、今日は候補曲が5曲に絞られました!どの曲も、子供たちの「こんな曲で踊りたい!」という気持ちが込められた、素敵な曲ばかりです。

    各班が選んだ5曲、14班分の中から教員が7曲に絞り、その7曲の中から1曲を縦割り班で選ぶことになります。どんな曲に決まるのか、そして、子供たちがどんなダンスを見せてくれるのか、今からとても楽しみです!

    潮鳴祭の準備の様子は、今後もブログでお知らせしていきますので、どうぞお楽しみに!