• 10月9日(木)の3、4校時、2年生の教室において、生活科の授業で取り組んできた「おもちゃランド」が開園し、1年生を招待して交流活動が行われました。
    2年生は、生活科の授業で牛乳パックや空き容器などの身近な材料を使い、様々なおもちゃを工夫して製作してきました。この活動の集大成として、1年生に楽しんでもらうための「おもちゃランド」を企画・運営しました。
    おもちゃをどうしたら楽しんでもらえるか、どう説明したら伝わるかを考え、この日を迎えた2年生。当日は、自分たちの作ったおもちゃの使い方や楽しみ方を、とても分かりやすく、そして優しく1年生に説明する姿が見られました。優しく声を掛ける2年生の姿は、立派な「お兄さん・お姉さん」そのものでした。
    一方、招待された1年生は、手作りのおもちゃの数々に目を輝かせ、終始笑顔で活動を楽しんでいました。上級生と下級生が温かく関わり合い、教室全体が活気に満ちた、素晴らしい時間となりました。
    今回の2年生による「おもちゃランド」の活動は、身近な人々との関わりを通して、自分たちの成長を実感し、優しさや責任感を育むとともに、思いや願いを実現するために試行錯誤する力を養う、大変貴重な学習の場となりました。
    今後も、子供たちが豊かな体験を通じて、社会や人々と関わりながら自立の基礎を築けるよう、教育活動を工夫していきたいと思います。
  • 昨日10月8日(水)、さわやかな秋晴れのもと、本校の2大行事の1つ大運動会を無事に開催することができました。今週初めまでの天気予報では天候が心配されましたが、見事に晴れ上がり、絶好の運動会日和となりました。
    早朝よりお集まりいただきました保護者の皆様、地域の皆様には、温かい御声援と多大なる御協力をいただき、心より感謝申し上げます。

    【スローガン「ブルーハワイいちご美味しいのはどっちだ?」】
    今年の運動会は、生徒が考えたユニークなスローガン、「ブルーハワイいちご美味しいのはどっちだ?」のもと、青団(ブルーハワイ)と赤団(いちご)に分かれて熱戦を繰り広げました。
    本校は施設一体型の小中一貫校として、1年生から9年生までが縦割りグループを構成して運動会に臨みました。
    「どっちが美味しいか?」を決めるかのように、児童生徒一人一人が、競技、応援、演技のすべてにわたり、最後まであきらめずに全力を出し切る姿は、大変感動的でした。走ったり、跳んだり、仲間と協力して演技をしたりする姿に、大きな拍手が送られました。
    小中学生が一体となった場面では、まさに本校の小中一貫教育の良さを実感することができました。
    小学生全員が演技した学園歌ダンスでは、テントで観覧していた中学生が自然と立ち上がり一緒に踊り出す姿が見られました。
    プログラムの最後、中学生が赤団、青団に分かれて披露した潮鳴ソーランでは、観覧席の小学生が一緒にソーランを踊り出し、会場全体が活気に満ちあふれました。
    学年の垣根を越えた温かい交流は、本校ならではの光景です。

    本校が目指す、それぞれの発達段階に合わせたリーダーシップが随所に見られたことも、今回の運動会の大きな成果です。
    団ごとの応援では、6年生が応援リーダーとして、中学生である上級生を含めた団員全員を力強く引っ張る姿は、目覚ましいものでした。また、その6年生を後押しし、精神的な柱となったのは、9年生の応援団長をはじめとする応援団のメンバーたちでした。下級生の意欲を引き出し、上級生として団をまとめ上げる9年生の姿、そして上級生を巻き込みながら団を統率する6年生の姿は、互いを尊重し高めあう本校の縦割り活動の深まりを感じさせました。

    この運動会を通して、子供たちは協力することの大切さや、役割を果たす責任感を改めて学んだことと思います。
    ブログでは、この運動会で活躍したそれぞれの学年の生き生きとした姿を、以下の写真にてご紹介させていただきます。ぜひ御覧ください。

    改めまして、昨日は誠にありがとうございました。これからも、地域とともに子供たちの健やかな成長を支えてまいります。引き続き、本校教育活動への御理解と御協力をお願いいたします。
  • 心配されていた天候ですが、すがすがしい朝を迎えました。
    本日10月8日(水)の庄内学園大運動会を予定通り実施します。
    子供たちの活躍をぜひ御覧ください。
    6:30現在、教職員が運動会の準備を進めています。
  • いよいよ明日、10月8日(水)は、本校2大行事の1つである小中合同大運動会です。連日、児童生徒が一丸となって練習や準備に取り組んでおり、学校全体が盛り上がっています。

    【6日(月):総練習】
    昨日の6日(月)は、運動会当日の流れを確認する総練習を行いました。
    練習に先立ち、校長先生から全児童生徒の見本となる応援団の皆さんに、法被(はっぴ)の贈呈がありました。贈られた法被を身に付け、キレのある動きと大きな声で応援を披露する姿は、本番への期待を高めてくれました。また、開会式の流れや、生徒会主催の全校種目の「大玉転がし」といった全員参加の競技の練習も行い、本番さながらの熱気となりました。
    さらに、6時間目には、5,6年生の委員会活動で、当日担当する係の仕事内容について最終確認を行いました。それぞれの係で自分の役割を果たす責任感が伝わってきました。

    【7日(火):高等部の活躍で会場が完成!】
    そして、本日7日(火)の午後には、高等部(7~9年生)の生徒と教職員が、会場の最終準備を行いました。グラウンドには、児童生徒用のテントがすべて立ち並び、まさに運動会会場といった雰囲気です。グランド整備、トラックのライン引き、用具の確認など、高等部の生徒たちはテキパキと動き、見事に会場を整えてくれました。
    会場が整うにつれて、「いよいよだ!」という期待感も最高潮に高まっています。
    当日はぜひグラウンドへ!
    現時点では、天気が心配されるところですが、子供たちは練習の成果を存分に発揮しようと意気込んでいます。
    保護者の皆様、地域の皆様におかれましては、体調を整えていただき、本番では子供たちへの温かい御声援をよろしくお願いいたします!

    10月8日(水)の開催について、実施判断は明日の朝「さくら連絡網」にて連絡いたします。御確認をお願いします。

     
    総練習 青団
    総練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 赤団
    全校種目「大玉転がし」の練習 青団
    5,6年生の委員会 決勝審判係の練習
    運動会前日準備
    運動会前日準備
    準備完了
  • 今年度、本校では5年生から9年生までの家庭科の授業において、地域の皆様に「ミシンボランティア」として御協力いただき、授業支援をお願いすることになりました。
    その第一歩として、9月30日(火)の6年生と5年生の家庭科の授業から、ミシンボランティアの皆様に授業に入っていただきました。
    おかげさまで、今年度は12名ものボランティアの方々が手を挙げてくださり、11月下旬までのミシンを使う家庭科の授業で、子供たちの製作活動を支えていただくことになっています。
    今回のミシンボランティアの皆様による支援は、特に5年生にとっては初めてのミシンを使った製作活動となりますので、大変心強いものです。
    ボランティアの皆様が授業支援に加わってくださることで、教員だけではなかなか目が行き届きにくい多くの子供たちの製作活動の細かなところまで、きめ細かくサポートしていただくことができます。
    また、ボランティアの方々の手際の良さや確かな技術を直接教えてもらいながら製作活動を進められることは、子供たちにとって貴重な学びの機会となっています。
    子供たちは、地域の先生方に見守られながら、ミシン操作に真剣に取り組み、一針一針、作品を完成させようと熱心に活動しています。
    子供たちの「ものづくり」への意欲を高め、また、温かい地域の方々との交流を通じて豊かな心を育むこの取り組みに、心より感謝申し上げます。
    今後とも、地域とともに子供たちを育む教育活動に御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

     
  • 10月2日(木)の総合的な学習の時間(はまなこ学習)において、4年生を対象に「認知症サポーター小学生養成講座」を実施しました。

    高齢者の方々の生活や、特に脳の機能に焦点を当てた詳細な説明からスタートしました。子供たちは、認知症がどのような状態なのかを専門的に学ぶとともに、それが原因で不安や困惑を感じる方がいることを深く理解することができました。

    学習の核心は、「困っている方をどのようにサポートするか」という点でした。子供たちは、認知症の方へのサポートには、不安な気持ちを取り除くことができるように優しく寄り添い、温かい言葉で話しかけることが何よりも大切であると学びました。ロールプレイを通して知識として知るだけでなく、「自分ならどうするか」を主体的に考える貴重な体験となりました。

    今回の講座受講は、4年生の「はまなこ学習」(身の回りの共に暮らす人とその暮らしを支える仕組みや人々 )において、本校が育成を目指す具体的な資質・能力と深く結び付いています。

    認知症についての正しい知識と、温かい声掛けという具体的な行動を身に付けました。これは、「支える相手や目的に応じて発信したり、実践したりすることができる」という目標達成の一歩です 。
    また、子供たちが認知症サポーターとして地域を支える意識をもつことは、「誰もが幸せに暮らしていけるようにするために、自分たちにできることを他者と協力して考え、実行することを通して、全ての人とともに生きることを大切にしていこうとする」という、重要な目標を体現するものです。

    4年生は、今回の学びを通して、地域社会における「支える側」としての一歩を踏み出すことができました。この経験を基盤とし、今後も自分たちの暮らす庄内の地域社会と深く関わり、他者との関わりの中で自己の生き方を考える学びを深めていくことを期待しています。
  • 10月2日(木)3校時に7年1組で数学科「1次方程式」の研究授業がありました。
    本時では、「弟を兄が追いかける」という具体的な場面設定の問題を通して、生徒が現実の事象を数学の世界と結び付け、問題を解決する過程を重視しました。
    授業では、生徒一人一人が問題と向き合い、自らの考えを深めるための工夫を凝らしました。
    数量関係を捉えるために、前時までに学んだ「言葉の式」や「線分図」といった工夫を振り返り、文字式の考えへとつなげました。また、タブレット型端末を活用して生徒一人一人の考えをクラス全体で共有。自分の考えと同じ仲間がいることに気付いたり、多様な考えに触れたりすることで、協働しながら思考を深める姿が見られました。

    生徒は方程式を使いこなすことで、解が問題の状況に合っているか(例:時間や道のりが負の数にならないか)を確かめる必要性にも気付き、粘り強く課題解決に取り組むことができました。

    本校の校内研修は、「9年間をつなぐ学び舎の創造 〜見方・考え方を働かせて〜」を研究主題としています。この主題は、児童生徒が「なぜだろう」「どういうことだろう」といった疑問を大切にし、納得を伴った学びを実現することを目指したものです。

    今回の数学の研究授業は、まさにこの主題に迫るものになったのではないかと思います。
    庄内学園では、今後も全教職員が一丸となり、このような研究と研修を重ねることで、児童生徒が未来社会を切り拓くための確かな資質・能力を育成していきたいと思います。
  • 10月8日(水)に開催される小中合同大運動会まで、残りわずかとなりました! 施設一体型である本校の強みを最大限に活かし、1年生から9年生までが一つの目標に向かって共に汗を流す、熱気に満ちた練習や準備の様子を紹介します。

    高等部(7~9年生)は、本校の伝統である「潮鳴ソーラン」の練習に励んでいます。放課後、グラウンドに響く力強いかけ声と、波のようにうねる躍動感あふれる舞は圧巻です。上級生としてのリーダーシップと、一つになった迫力を披露するべく、真剣に取り組んでいます。

    初等部・中等部(1~6年生)は、本校の学園歌に合わせて制作された「庄内学園歌ダンス」の練習に取り組んでいます。軽快なリズムに乗せ、全員が一体となって踊る姿は、まさに明るく元気な本校の象徴。学年を超えて互いに教え合い、本番での最高の演技ができるよう頑張っています。

    運動会を盛り上げる「応援」も、いよいよ本格的になってきました。
    赤団、青団それぞれの応援は、9年生の団長と6年生の応援部長が中心となって練習を進めています。小中学生が協力し、応援方法を教え合う姿は、まさに本校が目指す異年齢交流の理想となっています。大きな声で声を出し、団結力を高める彼らの姿は、本番での熱い戦いが繰り広げられることが期待されます。

    また、団体種目や徒競走などの練習にも熱が入っています。
    作戦を練り、協力し、失敗してもすぐに再挑戦しようとする姿からは、児童生徒のひたむきな努力とチームワークの素晴らしさが伝わってきます。

    最高の大運動会となるよう、教職員一同、万全の準備で児童生徒をサポートしてまいります。保護者の皆様、地域の皆様におかれましても、児童生徒の活躍に御期待いただくとともに、熱い御声援をよろしくお願いいたします!
    当日、皆様のお越しを心よりお待ちしております!

     
  •  9月30日(火)に2年1組で算数科の研究授業が行われました 。今回の授業の目標は、「さんかく」や「しかく」といった日常の言葉で表される形と、算数科で学ぶ「三角形」や「四角形」の違いについて、それぞれの性質をもとに考えることでした 。

     まず、前回の授業で学んだ「三角形は3本の直線で囲まれた形」、「四角形はかどが4つある形」といった定義を復習しました 。これは、子供たちが本時の活動に見通しをもつための大切なステップです。

     授業の中心は、身の回りにある三角形や四角形を探す活動でした 。教室に用意された三角巾、消しゴム、トライアングル、折り紙、牛乳パック、旗などの具体物を見ながら、子供たちは「これは三角形かな?」「これは四角形と言えるかな?」と考えました 。

     この活動では、単に形を見つけるだけでなく、図形の性質を深く考えるきっかけとなるようなものが意図的に用意されました。例えば、「トライアングルは三角形と言えるのかな?」「かどが丸くなっている消しゴムは四角形ではないと思う」といった具体的な問いが子供たちから出され、活発な意見交換が行われました。

     そして、子供たちはタブレット型端末(オクリンクプラス※)を活用し、自分が見つけた形や考えを分類して共有しました。これは、本校の研究テーマでもある「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実を図るための工夫です。自分の考えを発信することに抵抗がある子供も、クラウドを活用することで意見を出しやすくなるというねらいがあります。

     活動後の全体共有では、様々な「気づき」が発表されました。

     「さんかくの形をしていても、直線同士がくっついていないと三角形とは言えないことが分かった。」
     「さんかくの形をしていても、かどが丸いと三角形とは言えないことが分かった。」
     「四角形のかどが全部同じ大きさなことに気が付いた。」 
     「四角形の折り紙を半分に折ると三角形になることに気が付いた。」

     子供たちは、単なる見た目の「さんかく」「しかく」から一歩進んで、「直線で囲まれている」「かど(頂点)の数」といった算数的な構成要素や性質に着目し、図形を厳密に捉える力が身に付いてきました。

     本日の授業は、子供たちが身の回りの具体物を通して、算数科の言葉(三角形・四角形)と日常の言葉(さんかく・しかく)のつながりや違いを実感することができる学習活動となりました。


    ※オクリンクプラスとは・・・
    児童生徒が学校で使用する「デジタルの学習ノート」や「発表ツール」のようなものです。タブレット型端末を使って、自分の考えをまとめたり、友達と意見を交換したり、教師に提出したりと、様々な学習活動に活用できるツールです。
    これまでのノートや発表資料の作成が、タブレット型端末上でよりスムーズに、そして楽しくできるようになりました。この「オクリンクプラス」は、ベネッセコーポレーションが学校向けに提供している学習支援ソフト「ミライシード」の中の主要なアプリです。児童生徒が主体的に学び、思考力を高めることを目的として開発されています。
  • 9月29日(月)、4~6年生を対象とした第2回クラブ活動を実施しました。子供たちの自主性や社会性を育むことを目的としたこの活動は、同好の異学年が集まり、共通の興味・関心を追究することで学校生活をより楽しく豊かなものにしています。

    【地域と連携した多様な活動】
    本校がコミュニティ・スクールであることを生かし、多くのクラブで地域の方々を講師としてお招きしています。子供たちは地域の方々の専門的な知識や温かいサポートを受けながら、普段の授業ではできない貴重な体験活動を行うことができました。

    今回の活動では、全7つのクラブ(運動クラブA、運動クラブB、テーブルゲームクラブ、アートクラブ、サイエンスクラブ、手芸クラブ、音楽クラブ)で、それぞれ80分間の充実した時間を過ごしました。

    異学年の交流を通して、子供たちは互いに学び合い、協力し合うことの大切さを肌で感じたことと思います。また、地域の方とのふれあいにより、社会性を養う貴重な機会となりました。