春休みには、庄内学園の先生が児童生徒の皆さんに向けて、メッセージを送ります。今日は中学校のS先生からのメッセージです。
卒業式の頃は冷たい風に身の引き締まる思いでしたが、先週末ぐらいから寒さが和らぎ、春らしさ

を実感できて、なんだかうれしい気持ち

です。
庄内学園の花壇たち

も春の準備に余念がありません。庄内学園は、今年度「第27回浜松市花と緑のコンクール」で最優秀賞

をいただきましたね。庄内学園の児童生徒、保護者の皆さん、地域の方々など多くの人の力を借りて、季節ごとに植え替えや手入れが行われてきました。そんな「みんなで作り上げた花壇

」がいよいよ春を迎え、色とりどりの花を咲かせて皆さんの登校を今か今かと待っています。
さて、早春に咲く花には、黄色の花が多いと感じたことはありませんか?
日本で咲く花のうち、黄色は2番目に多い色で、国内で咲く花の3割にのぼるとされています。
では、問題です

早春に黄色い花が多いのはなぜでしょう。

早春に咲く花は花粉が多く、その影響で花が黄色くなるから

日本の土で育った植物には、黄色い花が咲きやすいから

早春に活動するアブやハエなどの虫は、黄色が好きだから
正解は③

です!
花の色は、花が昆虫をひきつけるための生き残り戦略のひとつだったのです。
春に咲く花は、「虫媒花(ちゅうばいか)」といって昆虫に受粉を手伝ってもらう花が多いそうで、早春にいち早く活動を始めるアブやハエは、黄色い色に敏感なんだとか

(……諸説あるらしいですが

)
冬枯れた景色に黄色い花たちが咲き始めると、まわりが輝くように明るくなりますね

虫たちだけでなく、私たちも黄色い花に元気

とパワー

をもらって、新学期を迎える準備を進めていきましょう
