• 6月になりました。

    6月は「水無月」(みなづき)と呼ぶのが一般的ですが、
    ほかにも「松風月」(まつかぜづき)や「涼暮月」(すずくれづき)などの名前もあるそうです。

    今日はあいにくの雨模様でしたが、昨日はさわやかな天気でした。

    体育館南の木々に、陽の光がやさしく差し込み、
    緑を、いっそう鮮やかなものにしていました。
    6月は「いのちについて考える月間」です。
    その始まりにあたり、昨日は校長講話が行われました。

    「86400円あったらどうする?」
    校長先生からの問いかけに、生徒は思い思いに考えを言い始めました。

    「その金額を、1日のうちに全部使い切らないと、次の日に持ち越すことができないとしたら?」
    生徒は1円も残らないように使い切る方法について、にぎやかに話し合いました。
    「単位を ”円” から ”秒” にかえて、86400秒。これは何でしょう?」

    一人の生徒が「1日!」と叫びました。
    「そう。1日は86400秒です。」

    「さっきはお金でした。次の日に持ち越せないと思ったら、
     みんな、1円も無駄にしないように、必死に考えましたね。」

    「今度は時間として考えたとき、その日その日に悔いを残さないよう、
     みんなは、1秒も無駄にしないように使おうと、考えたことはありますか?」

    「1秒1秒が積み重なって1日になり、それが積み重なって一生となるなら、
     1秒1秒は紛れもなく、あなたのいのち、そのものです。」

    生徒はハッとして、自分の日常生活について振り返り始めました。
    「あなたの時間を大切にしてください。
      そして、あなたの周りの人の時間も、大切にしてください。」

    校長先生は、今の時間を愛おしみながら生きてほしいとの思いを込め、
    静かに絵本の読み聞かせを行いました。

    その後、教務主任が「いじめ茶だめマン」のことに触れ、
    「なくそういじめ 舞阪ルール」について確認しました。
    今月は、「心の教育講座」、命を題材にした道徳授業、学校保健週間、「私のハート」、あいさつ運動など、
    いのちについて考える機会がたくさんあります。

    生徒たちよ。
    ともに、いのちについて、真剣に考えていこう。(文責:教頭)
  • 部活動紹介シリーズの第5回目は、男子卓球部です。
    3年生6名、2年生5名、1年生4名、計15名で活動をしています。

    この日は、サーブ、リターン、3球目攻撃など、各自の課題にあわせて、
    何度も何度も繰り返し練習に取り組んでいました。

    気合の声やアドバイスをする声などがあちこちから聞こえてきて、
    練習場全体が、活気にあふれていました。
    練習と公式戦を別物と考えるのではなく、どれだけ本番と同じ気持ちで日ごろの練習に取り組めたか。
    この姿勢が、とても大切なことだと思います。

    元プロ野球選手である王貞治さんは、あるインタビューで、次のように答えていました。
    「相手選手と対戦する時間は短い。
     だからこそ、それまでにどのように練習し、どのように自分自身と向き合ってきたかが大切なのだ。」

    目指すべきものがあるのならば、自分自身との戦いから逃げるわけにはいきません。

    生徒たちよ。
    自分に立ち向かう勇気の人であれ。

    頑張れ!男子卓球部!(文責:教頭)
     
  • 修学旅行(3)

    2025年5月30日
      修学旅行の報告の最終回です。

      3日目は、2台のバスに分乗し、
      彦根城をめぐるコースと、絵付け体験と映画村に行くコースに分かれました。

      彦根城コースは、140段ほど続く階段を上がり、国宝の天守を目指しました。
      途中、合戦が行われたであろう城門や、緑が鮮やかに茂る庭園を歩き、往時を偲びました。

      映画村コースは、まず絵付け体験を行い、全員が世界に一つだけの湯飲み茶わんを作りました。
      その後、映画村を訪れ、さまざまな体験館をめぐりました。
      修学旅行実行委員は、約半年以上前から準備や企画に携わってきました。
      本当にお疲れさまでした。

      実行委員にとってこの半年間は、大変なことが多かったのではないかと思います。
      でも、みんなのために行動してきたことが、自分自身の大きな充実感になっていることでしょう。

      ”人のために灯をともせば、わが前、明らかなるがごとし”
      今回の経験を、ぜひ覚えておいてほしいと願います。


      3日目の夕方、舞阪中では、多くの保護者が生徒たちの帰りを待っていました。
      バスから降りてきた生徒たちは、心なしか、一回り大きくなったような気がしました。(文責:教頭)
    • 修学旅行(2)

      2025年5月29日
        今日も、3年生の修学旅行の様子をお伝えします。

        修学旅行の2日目は曇り空でした。
        予報では雨の心配もあったのですが、それほど強く降ることもなく、
        計画どおりに日程を消化することができました。

        この日は京都市内のタクシー研修でした。
        生徒たちは、あらかじめ立てておいた計画にしたがって、多くの寺社を見学しました。
        そして最後に、全員で清水寺を訪れました。
        どの写真も、はじけるような生徒の笑顔が印象的です。
        その笑顔の分だけ、生徒たちは大きな感動を受けたのだと思います。

        保護者の方々をはじめ、タクシーの運転手さん、バスの運転手さん、訪れた寺社の関係の方々、
        旅行業者の方々、宿泊場所のホテルの方々、レストランの従業員の方々、
        さらには、訪れた先々で、すれ違った方々に至るまで、
        本当に多くの方々のおかげで、生徒たちは得難い体験をすることができました。

        ありがとうございました。

        生徒たちよ。
        どうか、様々な方から受けた恩を感じることのできる人であってほしいと願います。(文責:教頭)

         
      • 修学旅行(1)

        2025年5月28日
          先週、3年生が修学旅行で奈良・京都方面を訪れました。
          今日から3回にわたって、そのときの様子を写真でお伝えします。

          1日目に訪れた奈良では、気温が真夏日に迫るほど上昇したそうです。
          そんな大変な中であっても、1枚1枚の写真からは、生徒の楽しそうな様子が伝わってきます。
          歴史の教科書で学んだ、法隆寺や東大寺を実際に訪ねてみて、
          生徒は、いったいどんな感想を持ったのでしょうか。

          これらの寺院が建てられた遥か昔、そこにも人間が住んでいて、
          人々が生活し、願いを託し、思いを持って作り上げたものすべてが、
          いわゆる「歴史」と呼ばれるものです。

          教科書だけでは、決して感じ取ることのできない、人々の息遣いやぬくもりといったものを、
          もしも、生徒たちが感じ取ることができていたとしたなら、
          修学旅行の意義の半分は達成できたと言えるのではないかと思います。

          ひるがえって、
          今、私たちが生きている現在も、
          千年後の人々から見れば「歴史」と呼ばれるものになっているはずです。

          なれば、これから私たちがつくる「歴史」は、後世の人から見てどのように映るのかに思いをはせながら、
          過去から未来へと、責任ある行動を開始したいと考えます。

          生徒たちよ。
          あなたたちは紛れもなく、歴史を作りゆく主人公だ。
          その気概と責任感を忘れずに、今日も明日も、学び続けてほしいと願います。(文責:教頭)
        • 今日は朝から曇り空で、少し肌寒さを感じるほどの気温でした。
          午前中から次第に雨が降り始め、気がつけば校内にも水たまりができていました。
          今日は生徒会活動の様子を紹介します。

          5月のある金曜日の朝、
          生徒たちが校門周辺に並び、登校してくる生徒へあいさつをしています。
          これは、生活安全委員会のあいさつ運動の一場面です。

          元気にあいさつを返す生徒も、黙って通り過ぎる生徒もいますが、
          生活安全委員の生徒たちは、元気にあいさつをしていました。

          あいさつ運動を繰り返し継続し、
          舞阪中に元気と活気の旋風を巻き起こしてほしいと期待しています。
          その横では、生徒会執行部が、アルミ缶回収を行っています。
          この日は、200缶を超える空き缶が集まりました。

          空き缶を踏みつぶして小さくし、袋に入れて集積場所に持っていきます。
          昨年からのトータルで、現在7000缶を大きく上回っているそうです。

          たとえ、一つひとつは小さなことであっても、
          それらが集まると、とてつもなく大きな成果となるというよい事例です。
          生徒会活動は、言ってみれば身近な小さな活動です。
          それは決して、華々しいものではないかもしれません。

          でも、
          いや、だからこそ、大切なことなのだと思います。

          歴史は、一握りの偉人によって作られるのではありません。
          それは、大勢の人々の思いや社会全体の動きという、言わば大地の奥底のうねりによって作られます。

          同じように、学校は、目立たずとも着実に行われる努力によって作られます。
          生徒会活動は、いわば地中深くに根を張り、大地をしっかりと支える大樹です。

          生徒たちよ。
          舞阪中を作っているのは、他ならぬ自分自身であることを知ってほしい。

          そして、自分が行っていることに誇りを持ち、
          今日も明日も、粘り強く努力を続けられる人であってほしい。(文責:教頭)
           
        • 先週は暑い日が続きましたが、今週は過ごしやすい天気の日が多そうですlaugh
          しかし、過ごしやすい日はついつい水分補給を忘れてしまいがちです。
          本格的に暑くなる前に、水分補給の習慣を身に付けていきましょう

          今日の給食は、
          うどん 牛乳 きつねうどん 金時豆のアーモンドがらめ ジューシーフルーツ です。

          ジューシーフルーツは、大正時代に熊本県で発見された果物です
          「美生柑(みしょうかん)」や「ジューシーオレンジ」など、いろいろな呼び名で流通しています。
          また、見た目や味がグレープフルーツに似ていることから、「和製グレープフルーツ」ともいわれることがあります。
          果汁が多く、さわやかな甘酸っぱさが特徴です

          ジューシーフルーツを切り始めると、さわやかな香りが給食室中に広がりましたlaugh
           


          3年生は先週まで修学旅行に行っていたため、今日は4日ぶりの給食です。
          久しぶりの給食はどうでしょうか?
          また今日から、楽しい給食時間を過ごしてくださいね


          1年1組には、今日から教育実習生がやってきました!
          実習生にとって、久しぶりの給食時間です。
          生徒達も、実習生といろいろなお話をしながら、楽しく過ごしていました

          給食時間は、様々な人との会食を通して、人間関係を深めることができる時間です。
          人間関係を深めて楽しく会食するためには、食事のマナーを守ることが大切です。
          ぜひ、給食時間の過ごし方を考えて、自分もみんなも楽しく過ごすことができるようにしていきましょうlaugh

          (文責:栄養教諭
        • 部活動懇談会

          2025年5月23日
            美術室前の廊下に、生徒の作品が飾られています。
            題して「舞阪中学校 印象派展」。

            なかなかの力作ぞろいです。
            舞阪中へお越しの際には、ぜひご覧いただきたいと思います。
            先週、部活動懇談会を開催しました。
            お忙しい中を、多くの保護者の方々にお越しいただきました。
            ありがとうございました。
            懇談会終了後、部活動の様子を参観していただきました。
            生徒は、いつもと違う状況のためか、緊張した表情で取り組んでいました。
            部活動は、保護者の方々の協力がなければ成り立ちません。
            これからも、顧問と保護者で連携を取り合って、活動を進めていきたいと考えています。
            どうぞよろしくお願いいたします。(文責:教頭)
          • 部活動紹介シリーズ第4回目は、女子バレーボール部です。
            3年生5名、2年生6名、1年生2名、計13名で活動しています。

            この日は1年生を含めた全員で、試合形式の実践練習を繰り返し行いました。
            どの選手もしっかりと動いてボールを上げ、
            たとえコートの後ろからでも、相手コートへ強く打ち返している姿が印象的でした。

            しばらく見ない間に、どの選手もかなり上達したな、というのが正直な感想でした。
            この冬の間、しっかりと練習に励んできた証だと思いました。
            夏の大会まで、あと1か月となりました。
            これからは限られた時間の中で、いかに有効な練習を積み重ねることができるかという、
            いわば時間との戦いになります。

            生徒たちよ。
            悔いを残すな。
            そのために、今日やるべきことは何かを明確にし、それをやり切ることだ。

            頑張れ!女子バレーボール部。
            自分たちの掲げた目標に向かって、いっそう挑戦を続けてほしいと願います。(文責:教頭)
          • 先週、舞阪小学校の先生方が、授業参観に来られました。
            毎年行っている小中合同研修会のためで、今年度は舞阪中を会場とし、授業の様子を見ていただきました。
            その後、小中合同研修会を行いました。
            それぞれの学校の様子について情報交換したり、小中で取り組んでいく課題について協議したりと、
            有意義な話し合いをすることができました。
            日々変化を続ける社会の中で、よりよい授業や指導のために研修を重ねることは非常に大切です。
            舞阪に住む子どもたちの成長のため、今後も精進してまいります。(文責:教頭)